埼玉・Spriteが2回戦進出、攻防が噛み合い秋田U15を退ける
令和 8年1月4日(日)
Jr.ウインターカップ開幕、男女104チームが頂点目指す…初日は男女1回戦40試合開催© BASKETBALLKING
1月4日、中学生世代の日本一を決定する「京王 Jr.ウインターカップ2025-26 2025年度 第6回全国U15バスケットボール選手権大会」が京王アリーナTOKYOで開幕した。
今回で6度目の開催となる本大会には、男女各52チーム、計104チームが出場。1月4日から8日までの5日間にわたり、トーナメント方式で冬の頂点を争う。初日は男女の1回戦計40試合が行われ、各地の予選を勝ち抜いた精鋭たちが熱戦を繰り広げた。
女子1回戦第1試合では、ONE(静岡県)と三股町立三股中学校(宮崎県)が対戦。序盤から主導権を握ったONEが72-54で勝利し、2回戦進出を決めた。
試合後、ONEを率いる石川奈美ヘッドコーチは「相手のドライブを1対1では守りきれないので、ヘルプローテーションの練習をかなりやってきました。それが最初からうまく機能した場面が何度かあった」と、準備してきたディフェンスが勝因になったと振り返った。
また、昨年の同大会での苦い経験も大きな力になったという。ONEは2回戦で、その後4位になった菊陵中学校と対戦。「昨年出だしで一気にリードを広げられてしまい、その点差を最後まで詰められずに終わりました。1年間あのことを忘れずにやってきたので、今日は去年とは真逆の入りができた。それが1年の成長なのかなと思いながら見ていました」と、選手たちの精神的な成熟に目を細めた。
昨年の敗戦から「シュート力、フィジカル、トランジション」の3点を重点的に強化してきたONE。石川HCが掲げるのは、能力やサイズだけに頼らない「考えるバスケット」だ。「スペースはどこにあるのか、ディフェンスの状況はどうなのか、一つひとつ判断してプレーする。時間はかかりますが、そこを徹底することで、行き詰まった時にも強いチームになれる。明日も自分たちのバスケットをやりたい」と語った。
次戦に勝利すれば、優勝候補の京都精華学園中学校(京都府)との対戦が予想される。「9月に一度対戦して負けていますが、そこでの経験をどう生かすか。京都精華さんに勝てば日本中が喜んでくれると思うので、しっかり対策して臨みたい」と、さらなる高みを見据えた。
女子1回戦、第1試合(計6試合)の結果は以下の通り。
▼1月4日 Jr.ウインターカップ女子1回戦(第1試合)結果一覧
NORD BREZZA U15(北海道) 47-79 CONFIANZA東京U15(東京都)
ONE(静岡県) 72-54 三股町立三股中学校(宮崎県)
TeamTrust(滋賀県) 44-65 NBC GLITTERS jr(富山県)
Nightingale Basketball Academy.(埼玉県) 38-67 RIZINGS 徳島(徳島県)
G-style(沖縄県) 59-55 高川学園中学校(山口県)
郡山市立郡山第三中学校(福島県) 42-55 相模女子大学中学部(神奈川県)
埼玉・Spriteが2回戦進出、攻防が噛み合い秋田U15を退ける [Jr.ウインターカップ
埼玉・Spriteが2回戦進出、攻防が噛み合い秋田U15を退ける [Jr.ウインターカップ
スタートダッシュしたSprite
1月4日、「京王 Jr.ウインターカップ2025-26 2025年度第6回全国U15選手権大会」女子1回戦で秋田ノーザンハピネッツU15女子(秋田)とSprite(埼玉①)が対戦。攻防が噛み合って23-7というスタートダッシュに成功したSpriteは、その後もコンスタントに得点。59-39で勝利し、2回戦に駒を進めた。
Spriteはボールマンに対して好ディフェンスを展開。相手のターンオーバーから#11井川夏希、#34茂崎風花のレイアップで得点。さらに#17安藤優愛が3Pシュートを射抜いた。B.CLUB U15 WOMEN’S CHAMPIONSHIP 2025連覇中の秋田U15は #16佐々木希華が活躍。フィールドゴール、バスケットカウントで加点すると、#18阿部美明が3Pシュートを沈めて追いかける展開になった。
クォーター終盤、流れを掴んだのはSprite。#34茂崎のシュートに加えて、#11井川が3ポイントプレーで加点。さらにスティールから#17安藤が速攻を決めるなど得点を伸ばし、23-7とリードして1Qを終えた。
埼玉・Spriteが2回戦進出、攻防が噛み合い秋田U15を退ける [Jr.ウインターカップ]© 月刊バスケットボール
2Q、秋田U15は #23佐藤柚子のプットバックでクォーター初得点。さらに#16佐々木も続けて加点といい入りをした。さらに秋田U15は#23佐藤のフリースローで加点したが、Spriteはここで#11井川、#7大竹琉夏の連続3Pシュートで得点し、残り5分半で29-13とした。
その後はディフェンスが目立つ展開となって得点が動かず。拮抗した展開の中で得点を伸ばしたのは秋田U15だった。#1森田心花がペイントエリアから技ありショットを決めると、#16佐々木がフリースローで追加点を挙げた。
残り3分39秒から得点がなかったSpriteはラストプレーで#11井川がドライブからねじ込み、33-16とリードしてハーフタイムを迎えた。
2Pシュート成功率はSpriteが50.0%(10/20)と高確率をマーク。秋田U15は22.7%(5/22)と苦しんだ。またSpriteは7本のターンオーバーを誘発している。
埼玉・Spriteが2回戦進出、攻防が噛み合い秋田U15を退ける [Jr.ウインターカップ]© 月刊バスケットボール
3Q、Spriteは開始3分半で10-0のラン。リバウンドで優勢に立つと確実にシュートを沈めて43-16とリードを広げた。タイムアウトで間を作った秋田U15は、#33前山実来のバスケットカウントでクォーター初得点を奪うと、トランジションからスピードを生かして仕掛けて#16佐々木がフリースローを決めるなど本来の形を見せたが、このクォーターは4得点のみに。Spriteが46-20とリードを広げて3Qを終えた。
意地を見せたい秋田U15は4Q、#18阿部の3Pシュートでクォーター初得点。さらに#16佐々木がプルアップのロング2Pシュート、#18阿部のバスケットカウントで得点し、Spriteと競り合いを見せる。その後も#12松橋芙萌、#16佐々木の3Pシュート、#8伊藤陽南の速攻など加点。4Qは6点と上回ったものの、Spriteが59-39で勝利した。
Spriteは#11井川がチームトップの15得点。さらに#17安藤が13得点、#34茂崎が12得点、#7大竹が10得点と4人が2桁得点。秋田U15は#16佐々木が20得点と引っ張った。
○Sprite 59(23-7,10-9,13-4,13-19)39 秋田U15●
埼玉・Spriteが2回戦進出、攻防が噛み合い秋田U15を退ける [Jr.ウインターカップ]
全中王者・金沢学院大附中が快勝、2冠に向けて好発進[Jr.ウインターカップ
金沢学院大附中が大差リードを守って勝利
1月4日、「京王 Jr.ウインターカップ2025-26 2025年度第6回全国U15選手権大会」男子1回戦で全中王者・金沢学院大附中(石川)とHOOPS4HOPE(千葉②)が対戦。後半に入り、HOOPS4HOPEも本来のバスケを披露したが、大量リードを作っていた金沢学院大附中が71-37で勝利した。
先制したのはHOOPS4HOPE。#31吉野 拳斗が右コーナーからプルアップ3Pシュートを射抜いた。直後に金沢学院大附中は#7カルドウェル佳哉がミドルレンジからバンクショットを決めたが、HOOPS4HOPEは#0井上心平がフリースローに続いて3ポイントプレーで加点。7-2としたが、金沢学院大附中はこのあと#5小田爽太郎の3Pシュート、 #4村井衛のフィールドゴールで同点にすると、#7カルドウェルの速攻を決めて9-7とした。その後も、#7カルドウェル、#14吉枝良哉が得点源となってリードを広げ、25-9とリードして1Qを終えた。
2Q、HOOPS4HOPEは速いテンポでオフェンスを展開。#34楢崎正虎がレイアップを決めると、#31吉野がドライブから得点につなげたものの、金沢学院大附中のシュート成功率を下げられず。残り4分21秒、#18立川煌大がプットバックを決め、金沢学院大附中は35-14とした。その後も、#14吉枝、#18立川らが得点し45-15とリードしてハーフタイムを迎えた。
前半、金沢学院大附中は3Pシュート成功率こそ14.3%(1/7)だったが、2Pシュート成功率は76.9%(20/26)を記録。HOOPS4HOPEは2Pシュートが20%(3/15)、3Pシュートが12.5%(1/8)という成功率だった。
3Q、HOOPS4HOPEは#9片田惺琉がトップからドライブを仕掛けてバスケットカウント。さらに#35平田新之介、#0井上が得点とオフェンスにリズムが生まれると、クォーターラストプレーで#7前田穂崇が左コーナーから3Pシュートを射抜き、このクォーターは金沢学院大附中を2点上回った。
54-26とリードして迎えた4Q、金沢学院大附中は#11佐藤慈が3Pシュートを決めると、#18立川がプットバックで得点。しかし、HOOPS4HOPEも速い展開から#22古手睦海、#9片田が連続して決めると、#35平田が3Pシュートを射抜くなど見ごたえある攻防が展開された。
クォーター終盤にかけて金沢学院大附中は#15坂本寛仁、#9稲垣陽心がフリースローで、#13別宮望良がリバウンドからシュートを決めるなど追加点。71-37で勝利した。
金沢学院大附中は#7カルドウェルがチームトップの14得点。#18立川も10得点と2桁をマークした。HOOPS4HOPEは#0井上が12得点で引っ張った。
○金沢学院大附中 71(25-9,20-6,9-11,17-11)37 HOOPS4HOPE●
全中4強主体のKONAN WILD TRICKYSが初戦勝利、新潟清心女中は3Pシュートが決まらず[Jr.ウインターカップ]
KONAN WILD TRICKYSがリードを守り切る
1月4日、「京王 Jr.ウインターカップ2025-26 2025年度第6回全国U15選手権大会」女子1回戦で新潟清心女中(新潟)とKONAN WILD TRICKYS(大阪)が対戦。1Qで17点ビハインドとなった新潟清心女中は2Q以降に粘りを見せたが、KONAN WILD TRICKYSが67-44で勝利。2回戦に駒を進めた。
開始から強度の高いディフェンスを見せる形となり、得点が動かず。先取点を挙げたのは全中でベスト4となった高南(大阪)を母体とするKONAN WILD TRICKYS(以降KONAN)。#10今田一花がリバウンドから決めると#7山田千喜がミドルジャンパー、3Pシュートと立て続けに成功。7-0というスタートを切った。対する新潟清心女中は残り5分、#15清水柚月のフリースローでチーム初得点。さらに#8渡辺世梨のレイアップで追加点を挙げたが、KONANは#9伊田秀歌がフリースロー、#7山田(千)の3Pシュートで点を重ね、リードを広げた。
ピックアップを早くしてテンポを落とし、インサイドでスペースを与えないKONANは、その後もトランジションから#10今田、#4衣斐小春、#11小田愛美羽、#5山田凛愛らが着々と加点。新潟清心女中はクォーター終了間際に#6田村優流がフリースローを決めたものの、KONANが22-5とリードして1Qを終えた。
巻き返しを期す新潟清心女中は、果敢にペイントアタックを仕掛けてチャンスを探る。すると#5星野聖蘭のフリースローで2Q初得点。さらに#8渡辺がトランジションからレイアップを決めるなど、いい形を作った。オフェンスが好調なKONANはリードを伸ばし、残り5分で20点差としたが、リズムが良くなった新潟清心女中は#15清水がハンドラーとなってシュートチャンスを伺うと、セカンドチャンスから#5星野がバスケットカウント。さらに#8渡辺、#6田村がゴール下で決めるなど加点。それでもKONANが39-24とリードを保ってハーフタイムを迎えた。
KONANは2Pシュート成功率41.4%(12/29)、3Pシュート成功率60%(3/5)をマーク。新潟清心女中は2Pシュート成功率で50%(9/18)を記録したが、3Pシュートはなし。フリースローではKONANが6/7と確実に決めたのに対して、新潟清心女中は6/11だった。
新潟清心女中は3Q序盤、#8渡辺の得点で28-40と点差を縮めた。このあとKONANはすぐに#5山田(凛)、#4衣斐が得点し再びリードを広げたが、新潟清心女中は残り3分から#8渡辺、5星野、#16竹田日向夏が連続して得点。16点ビハインドに戻して3Qを終えた。
4Q、KONANはフロントラインでは#10今田が、バックコートでは#5山田(凛)が加点。一方、ディフェンスでは開始4分で新潟清心女中の得点を#15清水のフリースロー2点に抑えて57-36とした。
粘りを見せる新潟清心女中は残り4分に#8渡辺が、その45秒後に#13佐藤優愛が加点。時間が減っていく中、最後まで攻め続けたが、KONANが67-44で勝利した。
KONANは#7山田(千)がチームトップの15得点。#4衣斐が12得点、#5山田(凛)、#9伊田が共に10得点と4人が2桁得点。新潟清心女中は#8渡辺が18得点とチームを引っ張った。
新潟清心女中は41.5%(17/41)と2PシュートではKONAN(18/52で34.6%)を上回ったが、3Pシュートは0/14と決まらず(KONANは3/8)。得点が伸びなかった。
○KONAN WILD TRICKYS 67(22-5,17-19,11-10,17-10)44 新潟清心女中●
神奈川・相模女大中が2回戦進出、郡山三中との全中8強対決に勝利[Jr.ウインターカップ]
相模女大中は#11半田陽菜乃ら4人が2桁得点
1月4日、「京王 Jr.ウインターカップ2025-26 2025年度第6回全国U15選手権大会」女子1回戦で共に全中ベスト8の郡山三中(福島)と相模女大中(神奈川)が対戦。速い展開から得点を重ねた相模女大中が11点差リードで折り返し、郡山三中も後半は持ち味を発揮したが、相模女大中が55-42で勝利した。
試合開始からトランジションが続く展開に。リバウンドで強さを見せた郡山三中はインサイドで#10荻野華帆が先制すると、#6池上陽奈子がトップから3Pシュートを射抜く。対する相模女大中は#11半田陽菜乃、#7原田陽花の連続得点に続いて、リバウンドから#11半田がプルアップの3Pシュートを成功。それでも郡山三中はティップしてリバウンドをものにしていくと#4難波絵愛がフリースローを成功。競り合いとなったが、残り0.2秒、#6篠原茉桜がファウルをもらって得点。12-10と一歩先に出て1Qを終えた。
2Q、#4難波が中心となり、素早くパスを回してチャンスを伺う郡山三中はオープンとなったシュートがリングに弾かれてしまう。すると相模女大中は#11半田、#7原田がミドルレンジからジャンパーを連続成功。開始1分半で16-10となった。
郡山三中はここで石川望美ヘッドコーチがタイムアウト。1-4フォーメーションから仕掛け、ドリブルモーションでレイアップを試みるなど流れを呼び込もうとする。#4難波がフリースローで、#7渡辺夏梨がゴール下でパスを受けて得点したが、相手のハイロー攻撃をなかなか止められず。#5岩滝紗寧、#6篠原、#7原田らが得点し、相模女大中の25-14でハーフタイムを迎えた。
前半、相模女大中は2Pシュート成功率40%(8/20)をマーク。対する郡山三中は25%(4/16)に留まった。リバウンドは相模女大中が25-18と優位に立っている。
3Q、郡山三中は#4難波が3Pシュート、フリースローと連続得点。すると、#5大堀実音、#8石川花鈴もシュートを沈め、相模女大中と得点の取り合いを演じた。それでもオープンをしっかり作ってシュートを放つ相模女大中は確率よく得点。じりじりとリードを広げ、46-29で3Qを終えた。
4Q、郡山三中はボールマンへのプレッシャーを強め、ミスを誘発。#6池上のミドルジャンパー、#7渡辺の3Pシュートで得点につなげた。それでも、相模女大中は#11半田、#5岩滝が速い展開からシュートを沈め、残り5分で50-34とリードを保った。
残り4分、郡山三中はトランジションプレーから#4難波が3Pシュートを成功。さらに#7渡辺がレイアップで加点したものの、時間を確実に減らして攻めた相模女大中が55-42で勝利した。
相模女大中は#11半田がチームトップの15得点。さらに#7原田が12得点、#5岩滝が11得点、#6篠原が10得点と4人が2桁得点。郡山三中は#4難波が17得点とチームを引っ張った。
○相模女大中 55(12-10,13-4,21-15,9-13)42 郡山三中●