埼玉県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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2019/12/27-29 冬の祭典サザンクラシック

2019/12/31 09:55
  

おはようございます。顧問の土田です。
大変ご無沙汰してしまいました。年末のお付き合いにかまけてしまいました。笑

27日から3日間、毎年お世話になっているサザンクラシックに参加してまいりました。埼玉の南部で、多くのチーム、カテゴリーが参加し、1日様々なメンバーを使っての乱打戦のようなものです。
1日5つのハーフゲーム、3日でフルゲームを7.5試合分させてもらいました。本校は前日もゲームだったので、おそらくトータルフルゲーム10本ほどの経験ができました。ちなみに、30日は2時間程度の練習、新しいメニューも取り入れられ楽しく取り組めました。最後に30分ほど体育館の掃除をして締めました。


この3日間のサザンのテーマは「コミュニケーション」
3日間試合は5つしかありませんが、体育館にずっと篭り、コートの中でも喋ることを求めていましたが、それ以上にバスケットを見ながら、あるいはそれ以外の場面でもチームメイトと話し、考えることを強調しました。
無責任と思われるかもしれませんが、実際にコートに立ってプレーをするのは選手になります。
どんな緊迫した場面でも。あるいはコーチから指示を受けていたとしても。
最終的には自らの判断でプレーメイクをしなければならないのです。その判断と実行力を身につける為には、時間がかかるかもしれませんが、高校生にとって「考え、話す」(言語化と言います)という作業は非常に大切になります。
まだまだ合格点に足りない様子なので、また継続していきたいと思います。



高校生というのは恐ろしい生き物で、大人の成長スピードとは比べ物にならないくらいに一瞬で変化できるものです。
一つ何かコツを掴んだり、アドバイスが自分の中でスッと落とし込めた時には想像もできない成長ができます。それは武南でも感じることで、一週間前まで下のチームで出ていたものが気づいたらスタートに食い込みそうな選手も今までにはいました。
高校年代は毎日バスケットに取り組んでいれば、ある程度勝手に成長する部分があります。

ただ、そこに「思考」が加われば、加速度的に成長スピードが変わります。


このサザンの1日目、2日目はチームとしてまとまっておらず、イージーなミスを連発しまくりましたが、3日目においてはチームの目指すべきプレーが多々見ることができました。勿論足りないことだらけなのですが、3日目のプレーを続けていければ武南はまた一つ上の段階に成長できると確信しました。

ご覧になっていた保護者の方からも「成長を感じた」といっていただき、感無量です。

このまま「変化」を求め続けたいと思います。


本人たちには何があっても言うつもりはありませんが。今一番に成長・変化してくれている生徒は2年生マネージャーの2人だと思っています。
(マネージャーは選手と違って怒られないチームも中にはありますが武南は違います)

この練習試合でも私と共に試合のレフリーを務めてくれています。元々ルールもよくわからないままに笛を持たされ、アウトオブバウンズ(どっちが出したか)しか判定できない2人でした。

確かに。高校男子のスピーディーでパワフルなバスケット(武南高校以外)の審判・判定をするのは勇気がいることです。文句を言われり、不満をぶつける選手も中にはいます。

そんな中でこの3日間のゲームの中ではファールを堂々と吹きました。私と共に3人同時に鳴るものや、私の見えないところの細やかなところも、非常に吹き入れることができました。
勿論、合っていない判定もあるかもしれません。私もそんなものだらけです。

ただ、勇気を持って吹いたことに非常に意味がある、成長を感じた部分でした。

また、ただベンチで黙って仕事をしていた2人ですが、この冬から選手に対してきちんと発言することができるようになってきました。ずっと言われていたことが少しだけ出来るようになりましたな。


長くなってしまいました。
私も3日間骨を休めて、1/3からまたチームと共に闘いたいと思います。

今年度、大変皆様方の応援に支えられ、なんとかやって来れました。来年2020年はスポーツ界にとって大切な一ページになる年です。
武南もそれに便乗して、歴代に名と記録を残すようなチームになれたらと思います。
2020年もよろしくお願い致します。
良いお年を。

武南高校男子バスケットボール部 土田 晃大


P.S.
年末年始休みはこんな本を買ったので読む時間を作ってチームに還元しようと思います。

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