2020/1/10 新人戦県大会
こんばんは。顧問の土田です。
ご報告が遅くなりました。昨日更新できなかった理由はお察し下さい。
県大会の初戦が昨日上尾運動公園体育館にて行われました。
武南 61-72 川越工業
(13-25,15-16,9-22,24-9)
完敗です。3クオーターまでで勝負がほぼ決してしまいました。というより、3クオーターの10分間です。
入りは初戦ということもあり、互いに五分の展開。ロースコアのまま進み、悪くないかと思っていた矢先、クオーターエンドに相手のシュートが立て続けに決まり、25 失点。
チームとしては各クオーター15 失点以内を目指し、ゲームトータル60点に抑えるのが常に目標であり、ゲームプランです。
入りの10分間で予想以上の失点。その要因は相手に速攻を出されたことと、オフェンスリバウンドをとられたこと。
2 クオーターで流れを変えたい武南はゾーンディフェンスにシステムを切り替えました。
相手は上手にかわそうとし、やはりやられる部分もありましたが、本質的な狙いは「流れの変化」
そういった意味では成功に近かったかと思います。
ハーフタイム、フロアを出て一息つきます。自分たちの、相手のスタッツ、得点、リバウンドなどを確認しました。
勝負の第3クオーター!というつもりで送り出したのですが、一気に離されてしまいました。途中スタートメンバーと2ndユニットを総取っ替えし、4クオーター に向け休ませるのと同時に2ndユニットのオールコートで走りまくる作戦です。やられた部分はあるものの、勢いはつけてくれたと思います。
4クオーター 。何もしないで負けるわけには行かない。この10分間で何が見せられるかで春に向けて変わってくるよ。と送り出しました。
この10分間は一番疲れている状態ではありましたが、意地を見ることのできた素晴らしい10分間でした。
私のただの感想になってしまいました。
試合を観ていない人に文面で伝えることは私の語彙レベルではできないので、希望の方にはお渡しします。
私は直後に悔しさがあまり感じられない人間です。
他のチームの試合をのほほんと観ていました。
ただ、家に帰る途中や、今日会場での二回戦を観ていた時に悔しさはこみ上げてきます。
一番の課題は「強いチームになること」
その一つの道標として、私が最近思うのは「3クオーターの強さ」です。
バスケットの試合は4クオーター 制。
バスケットの解説の方が「バスケットは起承転結がある、ストーリー的なものや」とおっしゃっていました。
その中での3クオーターは「転」にあたる部分。
前半で起こりえた事象を分析し、相手の特徴や自分たちのリズム、調査などを把握して強いチームは3クオーターで圧倒する。
今までの本校の負けた試合や、この新人県大会の他のチームのスコアを見ていただければよく分かると思います。
本質的にバスケットをわかっているチームは強い。前半、主力選手をある程度タイムマネージメントし、3クオーターで爆発させられるチーム。
「こうすれば3クオーターに強いチームになる」といった特効薬のようなものはありません。
春はこの「魔の3クオーター」を「試合を制するための3クオーター」と位置付け、とにかく鍛えたいと思います。
課題は数えきれないほどにあります。
一番はリバウンド。
川越工業に倍近く取られてしまったのが大きな敗因です。
珍しく、サイズは武南と川越工業ほとんど変わりませんでした。だからこその悔しさ。
シュートコンテストをし、タフショットにさせる。ボールの軌道。ショート、ロングの見極め、跳ね方。
ボックスアウトは勿論のこと、前に立つだけでなく、押し出すこと。ルーズボールになったものを頭から飛び込み、必ずマイボールにすること。
また、3ポイントシュートは今までの本校としても上出来なくらいに入りました。
問題はゴールに近い2Pシュート。
ゴール下、レイアップも含め、相手のチェックがありながらも決め切るトレーニング。
また練習してきたオフェンスもできず。意識してきたブレイクもほとんど出せませんでした。
こうして書いていくと、一体何が出来たのだろうと思い返すくらいです。
一番に良かったのは先述の「4クオーターの決死のオールコートマンツーマン」
あの圧はラスト10分、もうこれで終わりというところだから今回は出せました。
ただディフェンスからチームを構成している我々はあの強度(インテンシティ)を40分間継続して出たメンバー全員が出来るようにしていかなければならないと決意を新たにしました。
本当に課題が多く見えた1試合でした。出来たことも含めて。
これからの1月から2月は選抜チームの行事が多く入ってきます。また武南の入試期間も入るので全体の練習、私がいないことが多くなります。
あっという間に4月を迎え、終わりのゴールデンウィークに春季南部支部予選があります。ここで南部地区から県大会に出場できるのは昨年は6校のみでした。
新人の半分程度になる春の県大会に出場するのは確かに難しいことです。
これを叶える為の課題は見つけられました。
私も含めまた全力で0からのスタートです。
県の舞台に戻る為にも、妥協せずに「変わって」いきましょう!
平日開催にもかかわらず、多くのご声援ありがとうございました!
また宜しくお願いします!
何してんの