いいお母さんじゃなくて・・・・
提供元:吉川ミニバスケットボール
2021/09/01 01:33
中学3年生で引退をした選手が
卒団式で書いた手紙です。
いいお母さんじゃなくてごめんね・・・
お母さんはいつも僕にこう言っていました。
僕にはお父さんがいません。
だから・・・
お母さんは土曜も日曜も仕事をしていて・・・
ほとんどバスケにも来れません。
バスケ見に行けなくてごめんね。
他のお母さんは、チームのお手伝いしているのに
ごめんね。
いいお母さんじゃなくてごめんね。
お母さんは毎週こう僕に言いました。
僕はお母さんの
「いいお母さんじゃなくてごめんね」
という言葉を聞くことが毎回嫌でした。
それは・・・・
僕にとってお母さんは
【最高のお母さんだから】です。
僕のために・・・
毎日仕事をしてくれて・・・
疲れているのに・・・
毎日お弁当を作ってくれて・・・
バスケットボールとバッシュも買ってくれて・・・
ありがとう。
バスケを見に来れなくても
お母さんのお弁当で元気が出ました。
バスケを見に来れなくても
お母さんが買ってくれたバッシュで
シュートをたくさん決めました。
お母さん・・・
僕は高校バスケもやりたいです。
あと3年間だけバスケをやらせてください。
それから、
【いいお母さんじゃなくて・・・】
はもう言わないでください。
僕にとっては最高のお母さんです。
バスケを見に行けなくても・・・・
バスケをしている我が子・・・・
親として何が出来るんだろう。
親として何をサポートしてあげられるんだろう。
そんなふうに思っていらっしゃる親御さんも多いと
思います。
いい親・・・
いい親子関係・・・
「いい」というのは・・
きっと、一人一人の価値観によって違うのだと
思います。
バスケに来れなくても・・・
子供はちゃんと親の姿を見ています。
土日仕事でなかなかバスケを見に行けない親御さん。
その想いは子供さんに届いているはずです。