埼玉県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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ディフェンスリバウンドをとるために

2020/10/09 14:48
  

【ディフェンスリバウンドをとるために】

 

501stは男女でリーグ戦の真っ最中です。

まだ創立から1年半、中3の少ない501stは苦戦を強いられていますが、女子は2部で初勝利をあげることができました。

負けた試合も内容では勝っているのにシュートが笑えくるらい入らないと言ったこともあり、まだまだ修行は必要ですが成長を感じることもできています。

 

 

タイトルにある「ディフェンスリバウンド」。

今回の記事の目的は自分用の備忘録なのですが、結果から先にまとめると「ディフェンスリバウンドをとるにはオフェンスリバウンドに飛び込むこと」と考えています。

 

 

バスケに関わったことがなくてもリバウンドくらいは聞いたことがあるともいます。バスケにおけるリバウンドは、シュートが失敗した時に落下してくるボールを確保して自チームのボールにすることです。リバウンドの確保が勝利に直結すると言っても過言ではありません。

 

「シュート数が多い」「シュート成功率が高い」ほどより得点を重ねられます。リバウンドを取れると攻撃回数が増えるので、シュート数も増えることに繋がります。

相手がシュートを落とした時(自チームがディフェンス時)に確保するディフェンスリバウンド、自チーム(自チームがオフェンス時)がシュートを落とした時に狙うオフェンスリバウンド。どちらも大事な要素です。

 

リバウンドをとるために「スクリーンアウト」という、相手プレイヤーに接触することで動きを制限し、自分がボールを確保しやすくするスキルがあります。

またスクリーンアウトの有無にかかわらずオフェンス側がリバウンドに向かおうとすることを「クラッシュ」といい、ディフェンスのスクリーンアウトを”壊す”ことを目的とします。

 

少し話が逸れますが、501stは他のクラブと違いトライアウトは実施していません。やる気のあるプレイヤーなら誰でも大歓迎、そのようなプレイヤーが集まってくれることでより良い雰囲気の中で日々練習に励んでいます。ですがトライアウトで集められるような背が高くてパワーもあり走れるプレイヤーはほとんどいませんw

 

背が高くて速いパワーがあるプレイヤーが全速力で走ってくるとノーマルナンバーでも守りきれないことが多々あります。なのでチームとしての戦術として、相手チームのファストブレイクを防ぐためにオフェンスリバウンドを確保することよりもセイフティとして自陣に戻ることを優先しています。(NBAでもオフェンスリバウンドに行くよりもディフェンスに戻ることを優先する傾向があるようです。3PTが隆盛を極める現状に付随した一過的な傾向かもしれませんが、興味深いです)

相手チームのファストブレイクを止めて、ハーフコートの攻防で少しでも相手チームに苦しいシュートを撃たせる。ここまではうちのチーム(特に女子)はよくできています。

 

苦しいシュートを撃たせたらシュートは落ちる。そこでスクリーンアウトを徹底してリバウンドを確保する、ここまでがディフェンスの役割ですがこのスクリーンアウトを徹底するという「意識」の問題が出てきます。

 

501stの戦術としてオフェンスリバウンドよりもセイフティを優先する。これが仇となっていました。

もちろんチーム内での練習ではスクリーンアウトを行っています。ですがあくまでチーム内でのレベルの話。他のチームは積極的にクラッシュを狙うので普段の練習とは違う状況に陥ってしまい、結果的にオフェンスリバウンドを献上してしまい、相手に多くのセカンドチャンスを与えてしまうことが見受けられました。

 

普段の意識と試合の状況がマッチしていなかった。うちのクラッシュと相手チームのクラッシュに大きな意識の差があり、そこが軋轢となってリバウンドが取れない状況へ繋がりました。

 

現在、練習中にオフェンスリバウンドへ行くことの徹底を図っています。練習での習慣がそのまま試合に結果として出てくる。使い古された表現ですが、事実です。

 

今回の反省は単純にオフェンスリバウンドにいこう、と言った内容ではなく「戦術的ピリオダイゼーション」に繋がる部分になります。

戦術的ピリオダイゼーション、結構難しい内容ですが機会があればブログにできたらなと思ってます。(前回ブログ「生命論パラダイムと機械論パラダイム」にも関わる内容になります)

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