河村勇輝くん!「やる気スイッチoff」の小学生にアドバイス
スーパー高校生Bリーガーとして、この春注目を集めた河村勇輝が、自身のインスタグラムを更新。コート上でチームメイトと喜び合う高校時代の写真に、下記の言葉を添えて投稿した。
「『何回も挑戦し、何回でも失敗していい』と言われるけど、一回の失敗を簡単に考えて、終わらせてはいけないと思うし、同じ失敗を繰り返す事はダメだと思う。一回失敗する事にちゃんと自分で考えて悩んで、改心して行動する事が大事だと思います」と信念を綴った河村は、「今があるのは、1年生の頃のウインターカップの歴史的負けの経験です。素直に自分に向き合い、失敗を認め努力し続ける事で成長できると学びました」と続け、「4月1日、今日から大学生として0からスタートします」と新たな意気込みで締めくくった。
2017年12月28日に行なわれたウインターカップ準決勝で、河村の所属していた福岡第一高は、福岡大大濠高と対戦。全国舞台での福岡県勢対決で一進一退のゲームを繰り広げた末、試合時間が残り4分を切った段階で逆転を許し、3点差で逆転負けを喫した。
河村は、その悔しさを糧に、翌年のウィンターカップ優勝に導くと、高校生ラストシーズンの昨年は、インターハイとウィンターカップで2冠を達成するなど、高校バスケ界で活躍をみせた。その成功体験が、先述の「同じ失敗を繰り返す事はダメ」「失敗を認め努力し続ける事で成長できる」という考え方を育てたのだろう。
河村は「この時みたいに、大好きなバスケをしたり、ハグして笑ったり普通の生活が戻ってきて欲しい」と率直にコメント。続けて「医療従事者の皆様を含め、本当に苦しくて頑張って下さってる方々がたくさんいらっしゃるので、感謝の気持ちを忘れず、グッと我慢して、自分は置かれた立場で、皆様を元気付けられるよう頑張ります。なのでコメント30分、返します!」(原文まま)と綴り、特別にコメント返信するというファンサービスを行なった。
ファン「医療事業者の皆様には感謝しかないですね」
河村「全ての方に感謝です。ありがとうございます」
ファン「バスケの引退試合も出来ないまま引退を迎えそうです」
河村「悔しいですね。なにがあるかわからないから、今を力強く生きましょう」
ファン「小学5年生の息子のバスケやる気スイッチがoffになってます。アドバイスお願いします!」
河村「君が自主練してない間に、僕はやってるよー!今度一緒にプレーするために、がんばろー??」
河村は、大学バスケットボール界の強豪・東海大に入学。先月、Bリーグを退団した時の投稿では、「強くなってまたBリーグへ戻る」と決意表明している。新たな地での河村の成長から目が離せない。再びコートに戻ってきたときの姿を早くみたい。コロナに負けるな。