埼玉県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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2020年1月16日

2021/01/16 14:55
  

 

 今日、明日と大学入試共通テストが行われています。

この日の為に、受験生たちは必死で努力を重ねてきたことでしょう。

どうか、全ての力が発揮できることを心より願っています。

頑張れ!受験生。

 

さて、本校女子バスケットボール部ですが、オンラインによる活動が続いています。

新しい年となり、2年生にとっては本当にラストの年が始まりました。

その大事な高校生活がこのような状況となってしまい、私にできることは少なく、本当に残念な気持ちです。

 

さて、この冬休みに2020年の振り返りをバスケットノートに記入してもらいました。

このような状況の中でも苦しみながら、必死に戦ってきた1年だと思っていたので、

1人1人どのようなことを書いてくるのかとても楽しみにしていました。

 

ところが、2年生たちが提出してきたものは、あまり内容のないものでした。

 

なぜでしょう?

たかがバスケットノート。されど、バスケットノートです。

溢れてくる想いが、ないのでしょうか?これだけ制限されて、我慢し続けなければならなくて、

悔しさはないのでしょうか?

先輩たちは達成できた県大会にいけなくて、悔しかったはずです。

自分自身にもっともっともっと言いたいことはないのでしょうか?

その中でも、こういうものをやり切ったと思えるものはないのでしょうか?

新しい年は、絶対こうしてやる!と思えるものはないのでしょうか?

 

私には分かりません。

チームの中心となる2年生たちの想いがどのようなものなのか全く見えません。

しかし、絶対に言えることはコロナのせいではないということ。

 

私個人としては、今練習ができないことよりもとても残念で悔しかったです。

なかなか本意が伝わらないことがとてももどかしいです。

バスケットだけではなく、全てのことにおいて「何となく」や、「この程度で」と思っていても、大成はしません。

私たちが今取り組んでいることは、今だけの成功が欲しいからではありません。

 

将来、社会の中心となって世界で活躍していく皆にとって、知識だけでなく

困難に立ち向かっていく強さを身に付けてほしい。

様々なことを解決していく力を身に付けてほしい。

自分一人で人生を切り開いていける力を身に付けてほしい。

 

でも、それは今目の前のことを全力で取り組むことができないと

できるようにはなりません。

 

面倒くさいことや、やりたくないこと、辛いことから逃げるのは簡単です。

いつまで、自信がない、勇気がない、やったことがないと言い訳をして逃げていくのでしょうか。

自信がなくても、やらなければいけない時がくるのです。

今まで直面したことがない困難に立ち向かわなければいけない時がくるのです。

その時に目を背けて、諦めて、どうやって生きていくのでしょうか。

泣いて逃げて、何か得られるものがあるのでしょうか。

 

まさに今、世界中がこれまで経験したことのないウィルスと向き合い、戦っています。

そういうことでしょう?

誰も諦めてなんかいない。

ずっと戦い続けている人がいる。

そういうことがとても大切で、必要なのではないでしょうか?

 

そういうことを、部活動を通して学んでいく。そこに、学校教育の意義があるのではないでしょうか?

 

そんなことを、この部活がない日々に悶々と考えています。

 

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