【雑談】 小さな命
提供元:本庄南中学校
2020/05/03 14:25
世の中は新型コロナウィルスのせいで
仕事がテレワークになったり、お店が閉まったりと大変なことになっていますが
私もテレワークのなか、先日久しぶりに出勤したところ
思わぬ出来事に出会いました。
連休になるため、当然倉庫を締め切らなければならないのですが
倉庫の奥の段ボールにもふもふな生物がいたんです。
そう。野良猫の親子。見たところ生後1週間?ぐらいですかね。真っ黒な母猫と仔猫が三匹。
どーしようかと思いましたが、締め切ったら母猫が餌取り行けないし・・・
そこで同僚と3人で倉庫の外に一旦出して、引っ越しさせようと言うことに。
近づいたら母猫はシャーシャーと何度も威嚇する
警戒モード。すげー威嚇されましたが多分怯えているのだろうとわかっているので少しずつ近づきます。
しかし、母猫は私たちが近づくと離れたため、仔猫だけひとまず段ボールに移して倉庫の外へ。
一旦離れて様子を見ると、母猫が一匹づつ咥えて、倉庫横の小さな土管へ移していきます。
「よしよし、うまくいきそう^ - ^」と思っていたのですが、二匹目の子猫を土管へ移した時
なんと上空にカラスが二匹、子猫を狙っている様子で近くにとまってきました。
私は長箒を持って追い払いましたが、母猫は一向にもう一匹を迎えにいきません。というか行けないんです。
離れた途端にカラスが来るのがわかっているからでしょう。
それに、私たちが近くで追い払っていればそれもまた警戒するためど〜にもできず。
自然界では危ないとわかっていたら、子も捨てなければいけないのかと思いました。
もぅ、こうなったら実力行使。
段ボールにいる最後のちびちゃんを母猫のいる土管へ移動!
近づくと、やはり母猫は離れましたがさっきと様子が違います。
警戒のシャーシャーをしないんですよ。
それどころか近くまでトテトテと寄ってきて、私たちの様子を見てる状態。
私たちはその隙に、三匹の子猫がいる土管へタオルを敷き、ちゃんと寝られるようにしたあと
雨が入ってこないようにするための屋根と、カラスが上から見られないようにするための段ボールを固定して任務完了。
そのあと離れて様子を見ていたら、母猫がゆっくりゆっくり子供達のもとへ。
私たちにあれだけ警戒していた母猫が、全く警戒せずに近くに寄ってきて様子を見ていたのは
きっと「諦めていた子をこの人達が助けてくれる」って思ってくれたからなのかなって。
伝わってよかったー。
あのまま倉庫で締め切られて連休過ごしていたら間違いなく死んでいたはずだったと思います。
小さな命を救えたことが連休前のいいことでした。