埼玉県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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ミニバスの先輩も頑張っている

2020/04/21 20:21
  

 新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの大学が入学式の中止や縮小を余儀なくされる中、仙台大(宮城県柴田町)は20日、オンライン方式で入学式を開催した。体育学科の新入生、大久保春花さん(18)は異例の事態に不安を感じながらも、一人きりの式を終えて新生活に胸をふくらませた。

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 同大は校内から、遠藤保雄学長らの祝辞を動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じて配信。大久保さんは大学近くにある下宿先で、スマートフォンを見つめた。約14分間の「入学式」を終えて「今までは実感が無かったけど、映像を見て入学したんだなと思えた」と胸をなで下ろした。

 大久保さんの実家は埼玉県川口市。小1からバスケットボールを始め、強豪の明成高(現・仙台大明成高)に進学。3年生のときには全国高校総体(インターハイ)と全国高校選手権大会(ウインターカップ)に出場した。「(顧問の)安達美紀先生みたいな先生になりたい」と、体育教師になる夢を抱いて仙台大に入学した。

 1日に引っ越したが、3日に予定された入学式は延期になり、新入生679人が一堂に会する式典も取りやめに。同大の学生が新型コロナに感染した影響でキャンパス内にも立ち入れなくなった。

 入部したバスケ部の活動も休止中。「先輩も全員には会えていない。早く練習できるようになりたい」。大学でも全国規模の大会での活躍を目指し、自宅や近所の公園で自主練習を続けている。

 授業は大型連休明けからオンラインで始まるが、実習科目の実施方法など決まっていないことも多い。不安を感じる中での新生活だが「部活と勉強を両立して先生になる夢をかなえたい」と前を向いた。【滝沢一誠】

 

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