ちょっと笑い話
今日はちょっと笑い話と言いますか、うちのチームの可愛らしいお話…。
先日の練習で、昨年に入団してきた５年生の子が、周りの同学年の子達との経験の差もあって、上手くプレーできず、悔しい顔をしていることが気になっていて、「よ～し！特訓！」と私の遊び心も相まって、シュートフォーム改造からやろうと練習会場に向かいました。
実は今、６年生にとっての最後の大会が近づいているので、低学年の「ジュニア」の子たちや、最近、入団してきた子などにスポットライトを当てられていないことが…気になって、気になって。
ずっと考えていたのですが、最近、買い物にいって１００円均一のショップをふらっと歩いていたのですが、ふとその“気になる子”のことを考え出してしまって、買う気のなかった１００均の品物が、私の中で、シュートフォーム改造に使えるんじゃないかと考え出し、「これいける！」「これ使える！」と気が付いたらカゴの中に、つまらない小道具がいっぱい(笑)
それを持って、練習に向かったのですが、さあ、実験開始です♪
…まずは（大人の）礼儀で…その子を呼んで、「すまん！今日は実験台なっ！」って断りを入れておきつつ、私のテンションはダダ上がり！！！
あらゆる太さのゴムひもを使って、その子の体のあちこちに結び、引っ張り…。
出来上がった時には、「あ～、拷問やん！」(笑)
その子も私の言うとおりに縛られていく感じで…これは危ない世界への扉？？？
彼の将来に変な「癖」を持たせないようにと…。
そんなこんなで、ゴムひもで縛り上げた…もとい、矯正した彼を実験台に、シュートフォームをチェック！
ん～、ここのゴムが緩いかぁ～、いや、このゴムの太さを細くしよぉ～、ここは強めに引っ張って、よし、足も縛ってしまえ！ってな感じで、改良に改良を加えた「試作第一号」が完成♪
シュートを打たせてみると、「おおっ！リリースポイントが上がったぞ！」「足の幅はOK！」「両手が連動していないので、ここも縛っちゃえ！」ってな具合に、「試作第一号」はあっという間にお蔵入りになり、「第二号」「第三号」と改良版を考案。
ある程度、想定した形になったのですが、シュートを打たせて…そのボールを拾いに行く彼の姿を見た瞬間、「あかん！やっぱ拷問みたい！」って私自身が笑ってしまいました(笑)
そのコントのような状態を、コートで練習している他の子ども達が冷たい目で観ているのかと思いきや…なんとヤツらの目は「ギラギラ！」でこっちを観てやがる！！！
というか、徐々に近づいてきて…興味をもって…手で触って…「匂い嗅いでる！」（ここ妄想）…。
これは動物園のサルか、ゴリラか、チンパンジーか…群がってきやがった！
「コーチ、おれもやって！」って、こぞって言ってくるので…「何！？縛ってくれと！」(笑)
それならばと…全員、縛ってやりました！！！
その光景はまさに「サルの調教！」
あの光景は、他のチームには見せらせませんね(笑)
練習している子どもらの手が全員縛られているのですから…危ない光景です(笑)
順番に名前を呼んで、縛っていくのですが…チームの中にはクールな子もいて、「俺も！」とは絶対に言わない子が、最後に名前を呼ばれた瞬間の顔よ！あんな嬉しそうな顔、見たことないわ～♪
馬鹿でしょ！
大事な大会の前に、子どもを縛って遊んで…いや、矯正して…そんでもって、縛られている子どもらが嬉しそうにはしゃいでいるんですから…。
「うわ～、めっちゃシュート入る！」って大声で叫んでいる子…心配すんな、そんなゴムの理由じゃなく、お前は元々、入っとるんじゃ！なんて心の中では思いながらも…子どもって、面白いですよね♪
素直だわぁ～～～～♪ 可愛いっ！！！(笑)
さぁ、次はどんな小道具でヤツらを楽しませましょうか♪ まっ、一番楽しんでるの…私でしょうね(笑)
PS.
育成会の皆さま、大変申し訳ございません！…大切な、大切な息子さん達を、いとも簡単にひもで縛り上げてしまいまして…大宝ミニの歴史に、妙な癖を生んでしまったであろう私の行為をお許しくださいませ…懺悔(笑)
