滋賀県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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練習or試合

2020/01/10 06:00
  

ありがたいことに、ここに来て、今年度末(6年生卒団)までのスケジュールが、あっという間に埋まってきており、手帳を見るたびに、残りわずかな彼らとの時間を考え、少し寂しい思いにもなります…。

 

今年度、交流を広げようと、多くのチームの方々にお声がけさせて頂き、またお誘い頂きまして、子ども達にとって、とても貴重な経験が出来たと思っています。

 

もっともっと、まだ見ぬ世界へ彼らを連れて行ってあげたいのですが…さて、どこまでできるやら。

 

昔、そう、私が無茶なことをやっていた頃は、年間135試合もしたこともあり、遠征、遠征で、育成会にもかなりの負担をかけた思い出があります。

 

宿泊を伴う遠征も多く、家計への負担は、今となって思えば…恐ろしいことをしたと反省しております。

 

そりゃ~、育成会のお母ちゃんらが、フリーマーケットのプロになりますわな(笑)

 

間違いなく、そこまで行けば「やり過ぎ」ですが、今、練習と試合のバランスを考えるようになっています。

 

というのも、昔と違って「リーグ戦方式」となっていることで、年間スケジュールの週末のほとんどが、リーグ戦およびそのお手伝いで予定が詰まってしまう為、空きの週末がほぼほぼ無くなっているからです。

 

また、リーグ戦の間は、試合結果を受けて、チームや個人を修正する時間がほぼ取れないので、これはこれで、指導者としては辛い思いをしております。

 

所属している栗東市や、チームでのイベントなどの年間行事もありますから、限られた週末をどう活かすか…昔に比べて「チームマネージメント」が難しくなっていると実感しています。

 

ミニバスにおいては、「試合などせず、練習しておけばよい!」という考え方もあります。またその逆のご意見も…。

 

私は、どちらが正しいかは、チーム事情によって違ってくると思います。

 

年間の練習回数や、練習時間によって、指導できる内容が変わってきますから、練習or試合は、そのチーム事情によって、ふり幅を左右すべきかと考えます。

 

ただ、完全に偏る傾向は、決して子ども達にとって、よい方向へは向かないのではないか…私はそう思います。

 

そのさじ加減が“チームマネージメント”でもあります。

 

練習だけをしているチーム、子ども達が目で観て、肌で感じて学ぶ時期に、体現させてやれないことは、プラスになるのでしょうか。試合感や、スピード感、会場の雰囲気、周りのチームや選手達との力量をみて、そこから目指すものがあると思うです。

 

私のようにおじさんになれば、そんな感覚は衰えていますが、子どもの時期の「感覚」や「感性」というものは、絶対に活かしてあげなくてはいけません。

 

また、試合ばかりしているチーム…私はどちらかと言えば、こちら寄り?試合をしているとおのずと子ども達は試合慣れし始め、真似ぶ(学ぶ)から技術は向上してきます。勿論、ゲーム中でのメンタルも…。ですが、そこでしっかりとした基礎(ファンダメンタル)を教えてあげなくては、単に指導者の「怠慢」になってしまいます。

 

指導者として本来の指導を怠ることはいけないことですが、仮に指導技術が長けているからと、練習だけで、他との交流を必要としないというのは、子どもの時期においての貴重な時間や経験を塞いでしまっているように思うのです。

 

何のために練習するのか…目的や目標なくして練習をおこなっていることで、少なからず得るものもあるでしょうが、先に述べたような「感覚」や「感性」といった今、感じさせるべきことをおざなりにしているような気がして…。

 

「勝つことが全てではない」、その通りではありますが、その捉え方を誤って、「勝負」や「試合」は必要ない…という考え方は、少々無理があるかと。

 

試合というより「GAME」、GAMEの本来の意味である「遊び」や「冗談」といったことで、本物ではない中での勝負をさせる…家にずっといる子に親は「たまには、外で遊んで来い!」って言いますよね!

 

そうそう、たまには外で“試合”して来い!」ってことなんです(笑)

 

それくらいの試合(遊び)をさせてあげる機会は、大人なら作ってあげられると思いますよ♪

 

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