滋賀県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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私のやる気の泉

2020/01/09 06:00
  

チームには色んな子どもがいます…当然ですが(笑)

 

それぞれに特徴があり、癖があります。それを修正するか、活かすかは指導の考え次第となります。

 

私はこれまで「右へならえ」の指導をしてきましたが、シュートやパス、ドリブルには、ある程度の「基本」という軸があるので、それに対しての修正、あるいは矯正することは必要だと考えます。

 

ただ、そのさじ加減は今、「個性」として受け入れてあげる幅を少しだけ増やしてあげなくてはいけないと感じています。

 

昔のような軍隊式の指導ではいけません。肯定型の指導技術をマスターせねば!

 

それは決して、放っておくということではなく、その子の身体的な特徴や、性格を加味して、活かす方法を模索するということです。

 

器用な子は、ある程度、放っておいても上手にシュートやドリブルをこなしますので、その特性を活かして、更にプラスαしてあげることが大切です。

 

さて、ここから本題です。

 

練習では、抜群のパフォーマンスをする子が、試合になれば、全く別人のような動きになってしまい、ミスを連発する…そんな子はいないですか?

 

もう少し深堀りしますと、練習でも「一人でやる技術」は抜群!…でも、「対人」となると別人。

 

そうなんです、「練習と試合」で比較するのではなく、練習中でも、対人の有無でプレー変わる子がいます。

 

技術的には、対人であったとしても、十分に通用するスキルがあるにもかかわらず、相手と触れ合ったり、競ったりすると力が発揮できない…そんな「症状」です。

 

具体的に言いますと、触れ合いはないが、相手が現れると、全身の力が抜けてしまい、動きがスローに変わる。

 

この別人に変わってしまう原因は何なのか…。ここが重要だとにらみ、私も今、要経過観察中の子がいます。

 

これまで「プレッシャー」が原因と考えていたので、できる限りプレッシャーのかからないシチュエーションを作ってあげ、成功体験の積み重ねから、「自信」をつけてあげようと考えていました。

 

でも、観察していると…どうもそれだけでは“効果が薄い”ようです(笑)

というのも、どうも本筋はそこだけではなさそうなんです。。。

 

ここを考えた上で、さて、どうしましょうか。ん~、時間がない…。

 

何とか一緒にいれる間に進化させてあげたい!!!

 

努力家で、優しく、そして真面目!そんな彼にもっと「バスケットは楽しい♪」を伝えたいし、自分の持てる力を発揮してほしい、そして何より、ゲームの面白さを体感してほしい…。

 

彼が「対人」でのプレーで力を発揮できない原因をつき止め、持てる力で活躍してくれるように…。

 

「オンザコートが全て」と考える私にとって、背中を押すだけでは、私も指導者として納得できないので、手を引く覚悟へとシフトチェンジします。

 

こうなると、私のやる気の泉は、どんどん湧き出しますので(笑)

 

相手に合わせることが勝っているのか、相手と競ったときにプレッシャーを感じるのか、単に失敗を恐れているのか、自分に自信がないのか…複合的な要因なのか…対人恐怖症でもなさそうだし…さてさて。

 

身体的な要因でなく、精神的な要因が大きいとまでは掴んでいますが…さて、そこからどう改善してあげられるか…。

 

彼にとっての何らかの「苦手意識」が悪さをしているように思うのですが。

 

バスケットは相手があってのスポーツなので、触れ合いや競り合いは当然起こります。

 

相手がいない状況で、どれだけシュートやドリブルが上手くても…競技としての試合で使えないのは、大問題!私にとっての超刺激的な課題は続きます!

 

対人…競り合い…触れ合い…。

 

どうも私の頭の中で、お相撲の力士が踊り始めています!(笑)

 

指導をしていて面白いのは…こういうことを考えている時なんです♪

 

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