滋賀県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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工夫を凝らして

2019/12/30 06:00
  

バスケットは「高さ」のスポーツであると、私たちの世代では、そういう“認識”が強かったように思います。

 

私の子どもの頃は、近所の方に「スポーツ、何やってるの?」って聞かれて、「バスケット!」って答えたら、「そう、じゃ~背が伸びるね!?」って言われましたが…あれっ、ただのゴシップですからね?(笑)

 

当時は信じて、いっぱい牛乳とじゃこ、食っとったわ!!!牛乳代、返せっ!(笑)

 

要は、背が高い選手だけが残っていっただけのことなので、背が伸びなかった選手がコートから消えていったって悲しいお話…。

 

確かに、背が高いことが、有利か不利かと言えば、「有利」です!

 

ただ、NBAを観ていても、昔と今ではゲームの質が随分と違っていますから、インサイド重視からアウトサイド重視になっているのも間違いないかと。

 

ゲーム展開も24技秒ルールが導入されてから、益々早くなりましたよね!

 

だって、今の得点王とか、ガードポジションで取るんですよ!昔では考えられない!

 

カリーや、ハーデンの得点力は、恐ろしいを超えて、まさに「神業」です!

 

ドクターJや、カリームアブドゥルジャバ―とか、その後は、ユーイング、デビロビ、ムトンボなど、インサイドプレイヤーがチームの中心で活躍してましたもんね♪

(※すみません、これで年代わかるでしょ!?)

 

ミニバスにおいては、リングの高さが一般より低い2メートル60センチなので、余計に身長の影響を受け易いのもありますが、それでも背の低い選手が、得点源になっているチームをよく見かけるようになりました。

 

実は私、小学校を卒業するときに「144センチ」だったんですよ(笑)

 

クラスでも前から1番か、2番に背が低かったのですが、今は「178」…体重じゃ~ないですよ。身長ねっ!これでも学生時代は、チーム内でも大きい方ではなかったんですか…。

 

まっ、近所のおばちゃんに騙されて飲んだ牛乳だけは、嘘をつかなかったようです(笑)

 

そんな私でしたので、小学生、中学生あたりまでは、自分の身長にコンプレックスを感じていましたので、自分よりも背の高い選手をみると…素直に「うらやまし~」って思ってましたね。

 

ただ、その代わり、ずっと続けているバスケットでしたので、絶対に負けない、負けたくないという気持ちがあったからこそ、「工夫」して勝負する「術(すべ)」を自然とマスターしていったのだと思います。

 

今、子ども達の中には、ブロックされたり、カットされたり、スチールされたりと、同じプレーを何度も繰り返す子がいます。

 

自分に自信がないか、新しいことにチャレンジすることを恐れているのか、はたまた何も考えてないのか…。

 

スラダンの安西先生じゃ~ないですか…「あきらめたら、そこで終わりですよ!」。

 

背が低かったら、その分、工夫で補え!ということです。だって、好きなバスケットなら尚のこと、当然のようにやらなきゃ!

 

リズムを変える、プレーの選択を変える、見方を変える…など、「変える」ことがスタートなので、別に「思い切ってやれっ!」って言われなくとも、「工夫してますが…何か!?」とコーチに返してくれるくらいの勢いがなければ…黙って、牛乳を飲むしかないですよ?(笑)

(※某指導者の人生の記録より…笑)

 

今、世界のスーパースターたちは、そういったプレーをみせてくれていますし、いつでも観ることができる環境があります。Bリーグしかり…。

 

福岡第一の河村選手なんてのは、この「工夫」の総決算のようなプレーをしています!

 

“チャレンジする”とは、工夫の先にあることであり、工夫なくして「進化はない」と言えるでしょう!

 

プロ野球選手の一流打者でも、リスクを恐れず、毎年、自分のバッティングフォームを修正、改良を続けるのですから…。

 

背の高い相手選手をみて「凄い!」と叫ぶ前に、“工夫を凝らしている選手”に目を向けましょう!

 

…“凄い”とは、そういうことです。

 

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