滋賀県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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楽しいの移管

2019/12/28 06:00
  

今年最後の練習も終わり、これからしばらく、正月休みを満喫しようと思うのですが、このブログがアップされる頃には、忘年会の後遺症(?)で、寝込んでいないことを願います(笑)

 

年末最後の大会が、4年生以下のジュニアカップだったのですが、結果、全敗となりまして、参加チームの中での最下位となりました!!!

 

ん~~、それはそれで割り切れる!(笑)

 

4年生が2人ということもあり、どちらかと言えば、今は3年生主体のチームになってますので、“致し方ないこと”ではありますので、本当に「良く頑張りました!」と言いたい。

 

大会という大会に出たのが初めてですし、これまで試合という試合をしたことがない子が多い中、ルールも雰囲気もわからず、いきなり熱い鍋に放り込まれたような状態でしたので、戸惑うどころか、幽体離脱しているような子もおりまして…。

 

何故かディフェンスに戻る時は、楽しそうにスキップなんかしたりして…、後半スタート、反対のリングに攻めてもコートの誰も気づかず、みんな一緒に逆へ攻める…、魚の追い込み漁のように、右コーナーが大好きな子もいたりして…(笑)

 

でも、子どもって凄いですよね!試合を追うごとに、やることも、言うことも変わってくる。

 

周りを見ながら、間違いなく「盗んでます!」。

 

これ、窃盗ではありませんので…「真似ぶ(学ぶ)」を実行しているのですよ!

 

それと、一方的にやられたり、自分のプレーが通用しなかったり…そんな時は、体も動きがにぶくなり、思考回路もフリーズ状態になりますが、「たった1本のシュート」を決めただけで、一時的ではありますが、「さっきまでは何?」って言いたくなるような(無駄に)元気な走りを見せてくれます!(笑)

 

これが、心から「楽しい♪」と感じた瞬間なのかもしれません。

 

人って不思議ですから、自分の体をコントロールしているのは、決して「筋肉」や「骨」じゃなく、一番のキモは、「脳から指令される“動け”の指令」。

 

この指令と体が連動したとき、人は動きます。

 

そして、この“動け”の指令を出すのは、心(気持ち)なんでしょう。※実際は「脳」ですが…。

 

そして、その心(気持ち)を管轄するのは、その子本人なんです!

 

病は“気”からと言いますが、その反対もしかり、気をしっかり持てば、人は動けるんです。

 

その気が「やる気」であれば、尚のこと、「バスケは楽しい!」という思考へと変化していきます。

 

シュートを決めた瞬間に…「“バスケは”楽しい♪」…なんて感じてませんよ、恐らく。

 

それよりも「今、“この瞬間が”楽しい♪」と純粋に感じているから、技術の理解、体得が伴わない分、スキップしたり、笑顔を出したりと、別の方法で楽しさを表現しているのでしょう。

 

この「今楽しい♪」と思わせることを、バスケの練習や、試合の中に組み込めたら…子ども達は本当の意味で「バスケは楽しい!」と思ってくれるのでしょうね。

 

この(強調しますが…)“バスケ”は楽しいという領域まで行けば、技術は一気に加速します。

 

ただ、ここが少しズレている「楽しい♪」であれば、練習後に、友達と一緒に遊ぶのが“楽しい♪”とか、誰かと一緒にいるのが“楽しい♪”とか、雰囲気が“楽しい♪”とか、家にいるよりは“楽しい♪”とか、少し違った部分での「楽しい♪」であって、その延長でバスケを続けている子もいると思うのです。

 

機嫌よく練習に来ている、練習中に友達とたわむれて楽しそうにしている…ここを見誤まって「うちの子、楽しそうなので…バスケは楽しいと思います!」と「惜しぃ~~!」って言いたくなるようなご感想をいただくことになります(笑)

 

実は、彼らはまだ「バスケは楽しい!」まで届いていないんです。。。

 

だって、競技スポーツとしての“バスケットボール”の「バの字」をやっている最中ですからね。

 

なので、今のままでは「バスケは楽しい!」へ思考を移管するには、まだハードルがあると思うのです。。

 

やはり、「バスケが楽しい!」と思わせることができるようになるには、私達指導者は、コーチングを学び、その子の“(バスケ)技術”での「変化」に気づき、その「変化点」を旬に認め、誉めてあげる、または認めた上で、補正してあげることが大切です。

 

ここがまだ出来ていないのは…私の責任。だから冒頭に“致し方ない”と書いたのです。

 

今の大宝ミニのジュニアの子ども達は、まだ「バスケが楽しい!」の本当の意味をわかっている子が少ないだけです。

 

ここは、私の責任でもありますから、これから技術指導する中で、競技としてのバスケ、プレイヤーとしての技術を身に着けさせ、保ってくれているであろう「楽しい♪」のベクトルをそちらに移管させることができれば…「今年の最下位は何だったのか」と思えるような時が来ますので…保護者の皆さま、楽しみにしておいてください♪

 

ドクターXの大門未知子のように「私、失敗しないので!」って言える私かどうか、やる気がみなぎっておりますので、今日は今の私の「楽しい♪」を書いてみました!!!(笑)

 

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