滋賀県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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見えない亀裂

2019/12/19 06:00
  

先日、知り合いのチームの選手が、シーズン途中で退団したとの話を聞きました。

 

正直、今はよくある話で、これまで周り回って、そういった話は聞いたことがあったのですが、いざ、身近なチームからそのようなことが起こったことを聞き、流石の私も辛い思いになりました。

 

詳しい話までは聞けていませんし、聞いてはいけないと思っています。

 

そのチームには、そのチームの事情があり、当事者の子どもや保護者の考え方や、接し方での第三者では、微妙なニュアンスはわからないので、一般論でしか話が出来ない難しさがあります。

 

この大事な時期に…何故!?と、単純に疑問に思うのですが、そこには「見えない亀裂」が以前からあり、あることをきっかけに「大地震」が起こったのかと思うのです。

 

ただ、この亀裂は、子ども自らが生み出したものでしょうか。

 

どこかで、大人の事情が絡んでいないかが心配です。

 

ここはより慎重に、チームに向き合わないと、非常に恐ろしい事態に向く懸念があります。

 

何故なら、大地震の後には…余震が続くことが世の常で…。

 

チームを構成するには、そういった亀裂が各所にあることは理解しておかないと、ある日突然、地盤がズレ、大きな揺れを伴います。

 

地震がいつ起きるかなんて、今の科学をもってしても、予知できないことと同じで、人間関係の中で起こる亀裂は、避けたくても避けられない時もあると思うのです。

 

ですので、起こったことを悔やむことも大切ですが…私は是非、次に同じことが起こらない為の準備や対策を行うことを提案します。

 

シンプルです…しゃべりましょう!会話しましょう!そして心を開きましょう!

 

子ども達と話をするのは勿論ですが…大人同士の会話を避けることは、決して良い方向へ向かうとは思いません。

 

「変わった人」とレッテルを貼る、貼られることで、区別することもあるかと思いますが、そこで生まれてくる被害者は「子ども」です。

 

バスケットが好きで続けてきたことを、大人の事情で途切れさせることは…誰も望んでいないはず。

 

恐らく、今回、話を聞かせてくれたコーチも、その当事者の保護者の方も…間違いなく望んでいた選択肢ではなかったはずです。

 

「我慢の限界」になる前に、なぜ、腹を割って話さなかったのか、そして聞けなかったのか…大人の事情だと思います。

 

世の中には色んな人がいます。

 

色んな人がいるから、色んなことが起こって、人生に色が付き、喜怒哀楽が生まれ、人生を楽しめるチャンスが訪れる。

 

ターミネーターの映画じゃないけど、AIが進化して、周りに人間の言うとおりに動くロボットばかりになったら…それって楽しいのでしょうか?

 

わからないことがあるから、人間は考えるんですよね。

 

嫌なことがあるから、人間って創意工夫するんですよね。

 

たかだか「小学生のバスケット」と思っている大人が…子どもの夢や希望を小さくしているなら、決して望まれた環境ではないと考えますし…「変わる」と決めた瞬間から「変われる」話だと思うです。

 

これからもこんな話を耳にすることがあると思います。

 

勿論、私の指導しているチームにおいても、他人事ではありません。

 

なので、「去る者追わず」は最後の手段であって…「去る者おらず」になるような、そんなチーム造りのために、みんなで話し合っていきましょう!これからも…ずっと。

 

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