ロールプレイング・ゲーム
いや~、コロナ禍で世の中の動きが目まぐるしく変わりますね。
景気が低迷していた反動でしょうか、急に仕事が動き始め、バタバタとした毎日を過ごしています。片や、仕事がなく困っている方もおられる昨今、世の中のバランスって取れないものなのですね。
うちの会社もテレワークを導入したら、間違いなく、私…さぼ…笑笑
さて、話題を変えて…
ミニバスを教えていると「どこまで指導するか悩む」…という悩み?が出てきます。
バスケットの楽しさを子ども達に教えるとは言え、何をもって楽しいと感じるかは、個々によって違いもあり、「自由にさせてほしい」と考える子もいれば、「一から十まで教えてほしい」と型にハマることを望む子もいます。
勉強でも、いきなりの応用問題を見せれば、初めから「できない」「無理」と拒絶反応を起こしてしますので、まずは「興味」を持つことから始まるのが…ミニバスです。
シュート、バス、ドリブルを教えることは、バスケットボールという競技をする上では、必要なツールであり、それなくしては、バスケットというスポーツが何なのかも、わからないと思います。
このシュート、パス、ドリブルの練習は、「基礎練習」かと言えば、まだ更に嚙み砕いた「もっと基礎練習」があるのです。
教えてみればわかります。ミニバスにおいては、シュートの練習は基礎練習ではなく、「応用」と考えてもよいことなので、ボールを渡して「はい、シュート打って!」って言えば、技術は度外視にして、リングに向かって必死に投げるところから始まるのです。
ある程度、経験を積んだ中学生や高校生であれば、例えば「レイアップシュート!」って言えば、それなりにちゃんとシュートできるので、このレベルを「基礎」としてもいいかもしれません。
ただ、ミニバスはそうはいかないから…ね。笑笑
結局、ミニバスの指導ってのは、ロールプレイング・ゲームのようなもので、その時には「最強の武器」だと思っていた装具が、次のステージに行くと、ただの弱い武器になって、更に強い武器を探し求める…その行先にゴールが見えない…という世界なんです。
アマチュアスポーツであれば、上のカテゴリーでも少なからず、同じ構図だとは思いますが、ミニバスは、そのフィールドがなんせ広い!!!笑笑
やれどもやれども、次のステージが待っており、子ども達はどんどん装具を付け替えていきます。
その武器や防具の使い方を教えるために、試合というバトルステージで、色んな対戦相手と戦う中で、相手の得意な技や、苦手な攻撃に対して、持っている道具を活かしながら、“勝利”を目指す…そんなイメージでお考えください。
…って、分かりにくいか。笑笑
いずれにしても、次のステージに進むか否か、立ちはだかる強いモンスターを倒すのか、それとも回避するのか…。それは、チームであり、指導者の考え方も関係してきます。
いい道具を揃えていくためには、“その先で必要だから”という名目があるのとないのでは、手入れする磨き方にも違いが出てきます。
子ども達は基本、「バトル」が大好きです。
楽しみの一つとして、自分達よりも強い相手に立ち向かい、みんなで撃破する喜びもまた、「楽しい」と感じる要素になると…私は考えています。
そのためには、例えは悪いですが「敵」となってくれる“ライバル”があってのこと…。
リスペクトするというのは、そういう戦える相手がいることへの感謝…それは、自分たちの楽しみを膨らませるために大切な要素なのだから…。
現れよ!勇者!賢者よ!!!
…どうもうちのチームには、魔法使いを目指す者が多いようです。笑笑