圧過ぎる
最近は、仕事が終わり、家に帰っても、テレビはつけるが、番組の中身までちゃんと観ることがなくなってきて、横になったらすぐに寝ちゃう…やることがなくて寝てるならいいのですが、やることがいっぱいあっても寝ちゃおうとする体に衰えを感じます。
テレビの番組内容に興味が薄れてきた中で、ふと耳に入ってくるスポーツ番組でのNBAプレーオフの結果。八村塁の所属するワシントン・ウィザーズの試合結果が耳に飛び込んできます。
今年、楽天NBAに加入し、「観るぞ!観るぞ!」と気合が入っていても、結局、月に2~3試合くらい観てるだけ。笑笑
ウィザーズをメインに、プチ追っかけをしてましたが、昨日、プレーオフ敗退のニュースが流れ、残念な思いと、凄い経験をされたな…と日本人としての誇りを感じました。
最近のNBAの試合(流れ)を観ながら、世界のバスケスタイルを頭に入れ、時代に取り残されないようにと必死のパッチです。笑笑
昔ながらのバスケスタイルでは、今の時代にも、そして、子ども達にも置いていかれる…。楽をすれば、昔とった杵柄に頼ってしまい、進化を止めてしまう。その“杵柄”ももう、時代遅れの産物と感じながら…。
子ども達はSNSで進化した技術を目にし、コート上で表現しようとワクワクしていても、チームを指揮する監督・コーチが昭和のバスケでは…子ども達も乗り切れない…私からすると、子ども達に「ちょっと待って!コーチも勉強中」って、半ば置いていかれそうな中、自分のアンテナを日々、研ぎ澄ませています。
インサイドプレイヤーを中心に、チームを構成していた時代に育ち、「バスケをしたら背が伸びる」と都市伝説に騙されていた私。笑笑
バスケをしたら背が伸びるのではなく、背が高い選手が最後に残っていただけ…。その残酷さを知ったのは、物心ついた頃だったかな?笑笑
今のNBAには、昔いたようなインサイドのパワープレイヤーは、ほとんどおらず、アウトサイドプレイヤーへのピックを繰り返す中で、周りの選手を活かす動きが主流になっています。
あ~、パトリックユーイングのような、まさに“ゴリゴリのセンター”はおらんのかね?笑笑
学生時代にユーイングの真似して、ローポストからドリブルをつきながらパワーで押し込む。で、よくダブルドリブル取られたな~。「ボール1回1回持って、こねてるよね?」って。笑笑
ミニバスは、3ポイントがないので、どうしても期待値の高いゴール下の2点を獲りにいく傾向がある。なので、10数年前のミニバスを思い返しても、強豪チームには、素晴らしいゴール下の魔術師が1人ないし2人、存在した。
いかにそのビックマンにボールを入れて、ゴールに押し込むか…そんなスポーツだったように思う。
小柄な選手は、アウトサイドでボールを展開し、ディフェンスとなれば、オールコートプレスで走り回る。得点を獲るチャンスは、速攻でのレイアップシュート…そんな時代でしたね。
今ではマンツーマンペナルティ―や、JBAからのお達し「大きな選手=センター」的な指導は避ける風潮…そんなこともあってか、アウトサイドからのドライブをしかけるケースが増えている。
そうなると、ディフェンスもコンタクトを想定したパワースタンスでの守り方から、素早く足を切り返せるステップを中心に、体の使い方から変わろうとしています。
私のイメージは「レスリングスタイル」から「ボクシングスタイル」に変わった感じ…かな?
シュートの打ち方も、絵に描いたような「ツーモーション」のセットシュートから、よりリリース速度を早くする「ワンモーション」へ。子ども達への指導やアドバイスも、その変化を捉えながら行わないと…時代にそぐわないスタイルへ逆に矯正してしまいます。
指導しているのか、嘘を教えているのか…本当に怖い時代です。
“常識が非常識に変わる”この時代。スポコン世代に、熱血指導をあおいだ自分が今、よりソフトに指導する方法を模索している毎日です。
…あんまり「熱過ぎる」と「圧過ぎる」…と思われちゃう世の中ですから。笑笑