滋賀県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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役割を把握する

2021/05/28 06:00
  

バスケは5人、コートに立つ以上、相手チームからすれば、敵の弱点(劣るポイント)を突く為に、時に技術や身体的に劣る選手を狙って攻撃してくることがあります。

 

ミニバスなんだから、ちょっとくらい“配慮”してあげたら…って。勝負の世界では、弱肉強食は避けられないもので、それが嫌なら力をつけるしかない…そういうことです。

 

コートに立つ5人が、できれば同じようなレベルで、同じようなことができる状態であってほしい…が、そうはいかないのがミニバスで、年代的にも、身体的な差も大きく、それこそ、学年での差には、身体だけじゃなく、精神面や学習能力の差もありますので、同レベルでプレーをこなすことは困難を極めます。

 

チーム事情によっては、コートに立たせる選手の中に、初心者や低学年の子もいれて、ようやくチームが成立する…なんてことはよくあることで。

 

そういった子に、コート上で何を求めるかも、指導者の手腕の一つです。

 

「何もせずに、立ってなさい!」というのは、できれば“一時のもの”にしたいですよね。

 

それこそ、ミニバスライフの全てを、何もプレーさせてもらえず、ただただ“人数合わせ”でコートに立っていただけ…なんてことは、絶対にあってはならないことなんで。

 

では、出場するからには、何をすべきか…。

 

保護者としても、我が子にどう説明するかも、難しいところですが…まだまだ技術が未熟な上に、経験も少ない子に「頑張れ!」と言えば、ボールを持った瞬間に、周囲に目もくれず…我武者羅に「シュート!!!」ってなシーンは、よ~く見かけます。笑笑

 

そんな時に、叱るのもどうなんですかね?チームも、そして、その子も、それこそ保護者も可哀そう。。。

 

なので、しっかりと自分の立ち位置を理解することも重要。

 

出場機会を与えられ、「チャンス到来!」なことはよくわかりますが、チーム内で得点を取る役目、リバウンドをとる役目、ディフェンスで貢献する役目など、色々な役目がありますから、自分はどんな“役目”なら担えるのかを知ることから始まります。

 

日本語的に、「役割」と「役目」は似たように使われますが、私達指導者は、コート上の選手に具体的な役割を与える必要があります。そして、選手達は、与えられた役割を知り、その役目を果たさなくてはいけません。

 

選手自身に「自分で考えろ」というのは、本人が考える抽象的な役目に任せているということなので、それこそ、無茶苦茶なプレーをしたとしても、本人が自分の「役目」だと考えているなら、注意される筋合いはない…ということです。笑笑

 

コートに立つ選手が「自分はシュートを打って、決める!」と考えているのは、自分の役目だと思っているからであって、そのことが、チームとしての役割と合致していないなら、明確に、より具体的な説明をした上で、チームとして、求める役割を与えてあげるべきです。

 

ただね…出来っこないことも世の中にはありますから…あまり無茶な役割を与えるのはお控えなさって。笑笑

 

まずは、自分に対してマッチアップしてきた選手に対して、しっかりと「守ること」、まずはそこが第一関門かと考えます。

 

わかってます…みんな点を獲りたいんです。

 

だからこそ、チームとしての役割を明確にし、得点を獲ることだけではゲームにならないことを理解させた上で、それぞれの選手が活躍できる場を…そして、その努力を認めてあげることから、チームの土台は固まっていくと考えます。

 

コートに立つ以上、誰もが“選手”となるのですから。

 

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