外国語
小学生に「考えるバスケット」を指導することは容易いことではなく、更にここへ「憶えるバスケット」を加えると…子どもの中には“パニック”になる子がいます。
そのパニックぶりは、分かり易いくらい“表情”に出ますので、全く“人相”が変わりますから…。それこそ、笑顔が消え、別人の顔に…笑笑
好きなバスケットを続けていく上で、必要最低限の技術用語や、戦略、戦型など…この先、彼らが、どのチーム、どの指導者にお世話になっても、共通の“バスケット言語”として認識しているか否かで、彼らの「バスケライフ」が変わってきます。
小学生においては、言葉だけで技術を伝えることは、非常に難しく、危険性を伴いますが、そのバスケット用語が、本当に正しく認識されているか…その確認も怠ってはいけません。
もしかしたら…子ども達は自分のコーチを、「意味のわからない言語を話す外国人」のように観ているかもしれませんね。笑笑
※新しいことを教えると…十中八九、子ども達の中に「何言ってるかわからない」と思っている子がいます!間違いなく!!!笑笑
なんせ、経験がない世代なので、言葉だけでは“イメージ”が出ないし、わからない…。
ですから、体で表現したり、他のものに例えたり…と、多くの指導者の方はご苦労されていることでしょう。
初心者の子にとっては、「シュート打ってみ!」っていう言葉すら、どう打っていいのかわからない…というところからスタートですからね。
以前にもご紹介したことがある山本五十六の言葉…
やってみせ
言って聞かせてさせてみて
誉めてやらねば人は動かじ
話合い
耳を傾け承認し
任せてやらねば人は育たず
やっている姿を感謝で見守って
信頼せねば人は実らず
この言葉は、実に奥が深く、現代社会においても、通ずることに驚かされます。
言葉の意味は、多少違えど、今、こうやって未来ある子ども達を指導させてもらっている中で、この山本五十六さんの言葉は、どこか心に響いてきます。
「誉める」「任せる」「信頼する」…できていますか?子ども達に。
指導するってことは、そういうことから始まるのでしょうね。