何気ない1本から
新しく体験に来た子に、何とかシュートを決めさせようと、チームでの練習や試合の中で、あらゆる工夫をされていると思います。
バスケの面白さ、魅力を知ってもらう上で、先ず手始めに「シュートを決める喜び」を味わえば、「バスケの虜」となっちゃうケースも。かつて、私もそうだったように…。
初めてバスケットをやる子にとっては、全てが“未知との遭遇”。ルールもわからず、トラベリングやダブルドリブルなんてものは、やって当然。そこは流石に目をつぶり、人生を変えるかもしれない「初ゴールを決めさせる」ために、みんな必死で協力する。、ま~、中には空気を読めずに、初心者の子から強引にボールを奪う子もいたりして…笑笑
その何気ない1本のシュートが、その子の人生を変えることだってあるから、人生って面白い。
以前、親に手を引かれ、嫌々でバスケの体験に来た子が、ゲームライクでチームの子らがモーゼとなり、海が割れるかの如く、ゴールまでの一筋の道を作り、そこでゲットした初ゴール!何とも言えない喜びが、その子の中に生まれたのでしょう、今ではBリーガーになってます。笑笑
きっかけとは“そんなもの”。
アメリカのベースボールでは、初めてバットを振る子に、ボールがバットに当たるまで、アウトにしないんだって。早いボールに手が出せない子に「Good eye!(素晴らしい選球眼、よく見逃したね!)」って。物は言いよう♪
バスケを好きになるのも、嫌いになるのも、その周りが演出してやることも大切。
ただ、それは最後に本人が決めるべきことなので、続けるも、やめるも…いいか、悪いかなんて答えはないんです。
私達、ミニバス(U12)の指導者は、その「はじめの一歩」を経験させることから始めるカテゴリーなので、何をもって「バスケは楽しい」と感じさせるかは、それぞれのチームによって違いがある。
我が大宝は、これから出会う体験希望者に、どんな方法で「楽しさ」を伝えるのか…。
そのためには“まず”、今いる子らが本気で楽しんでいないとできないことなんです。
楽しむことで、その先の可能性が広がる時代…日本のスポーツのあり方が変わっています。