相反する要素
今、このコロナ禍での活動自粛期間中、チーム内での小集団活動を粛々と進める。
計画を見直し、この期間にしっかりと基礎を身につけさせる…そんな感じです。
止めるところと…止めてはいけないところ…その“さじ加減”がほんと難しい。。。
シュートフォームの見直しは、継続的におこないますが、それ以前の課題として、バスケの基本的な動きに対応するための「体の使い方」に焦点を当てて。
バスケというスポーツには、「走る」「投げる」「跳ぶ」という要素が含まれますので、その要素をこれから子ども達に教え、磨き上げるためにも、その「逆」もしかりで、身につけさせないといけません。
要は、「走る/止まる」「投げる/受ける」「跳ぶ/着地する」といった風に。
スピードの出るスポーツカーには、そのスピードを止めるための「いいブレーキ」がついています。ブレーキの利かないスポーツカーほど、危険な乗り物はないでしょう。
選手もしかりで、脚力がついてくると、おのずとブレーキングの技術を身につけさせないと、自分にとっても、相手にとっても「危険」なものになってしまいます。
「投げる」も同じ。大谷翔平のような、160キロを超える剛速球も投げる花形には、必ず相方の名キャッチャーがいる。投げ手と受け手が揃ってこそ、その技術は引き立つのです。私がキャッチャーミットを持たされ、大谷の球を受けろと言われたら、恐らく…死にます。笑笑
「跳ぶ」という動きは、ミニバスにおいて、あまりクローズアップされませんが、体の成長過程で、まだまだ未熟なこの年代には、この跳ぶという動作は、足腰を酷使する危険性があります。跳んで着地するときの衝撃は、思いのほかかかっているので、膝や足首の痛みなど、疲労がたまっていく可能性を秘めているので、軽視してはいけません。
チームや個人を強化する中で、この相反する動作を軽視していれば、おのずと故障者リストが増えていく…怪我人が量産される…病院に通い出す…病院が儲かる…笑笑
そのようなチームにはなりたくないですし、そうであってはならないと自戒しています。
私は理系の大学で、機械(システム)工学を学んでいたのですが…その先の就職には、全く活かされていません。笑笑
だって、初めて就職したのが、バスケット専門店、スポーツ用品店でしたのでね。笑笑
ただ、子ども達の体の動き、中でも骨格、関節、腱など、ちょっとした癖(へき)ではないですが、興味を持ってしまうのは…職業病(?)ですかね?笑笑
昔から、ロボットや人、動物などの動きに「興味」があったので、子ども達の動きを観る目が、ちょっと違った視点で観ているのかもしれません。
先日の練習で、歩き方の練習をした際も…子ども達がロボットに見えて…HONDAのASIMOが歩くのを初めて見た時の感動が蘇ってきました!笑笑
…すみません、溺愛される息子さん達を…ロボット扱いしちゃって。。。笑笑
ロボットなら、プログラムで修正が効きますが、子ども達には、手取り足取りで教えないといけない難しさがあり、それがまた“格別に楽しい”のです♪