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大きな家族

2020/10/03 06:00
  

ちょこちょことブロブを書いていると…チームの保護者や、他チームの関係者から「ブログ、読んでます!」とお声がけいただくことが増えてきました。

 

私のようなこれといった肩書きのない指導者が書いているブログ…気楽に読んでいただければと思いますが…評論家ではないですが、好き勝手に書いていることだけにド真剣に読まれると、私も書くの…緊張しちゃいます。笑笑

 

私は、私なりに思いを発信することで、チームの意識、周りの環境に、バタフライ効果「北京の蝶」となればと…そう思って続けています。

 

小学生がやる“ミニバス”だからこそ、まずは「環境」を整えることが先決。

 

“環境が子どもを育てる”と考えており、我々大人が活躍する場をいい意味で造り上げる…そんなことを思いつつ。

 

ご自身のお子さんは、ゲームのキャラのように、課金すればグレードアップするものではありませんから、注ぐべきは“お金”ではなく…“思い”であってほしいと願っています。

 

勿論、子どもは生身の生き物ですから、育てるためのマニュアル、攻略本なんてものはないのでね。笑笑

 

日々の変化や、成長の過程で苦悩することもまた…今しか味わえない醍醐味なんです。

 

ミニバスをさせることで、親として何を求めているのか…それは各ご家庭によって考え方が様々です。

 

単にバスケが上手くなってほしい、集団生活の中で学んでほしい、友達を作ってほしい、体を鍛えてほしい、礼儀を身に着けてほしい…など様々。

 

そのあらゆるベクトルを、時間をかけて“同じ方向”に向かせるのは、容易なことではありません。

 

多くの人が関わるということは…そういうことなのです。

 

見えないライン“一線”をどこに引くかによって、時に意見が衝突したり、主役の子どもが犠牲になったりと…思い描いた理想とは“かけ離れた方向”へ進むことも…。

 

保護者として、我が子に何を求めるか…。

 

他人と比較し、優劣をつけるのは、「我が子のため」の行きついた答えでしょうか?

 

それは、我が子ではなく…「あなた」の理想でなければ良いのですが…。

 

理想通りにいかないから…人生は面白い…子どもの成長は面白い…そう思える自分でありたいと。

 

子ども達が今、夢中になっている“バスケットボール”という競技、経験者の保護者さんって少なからずおられますが…大抵は「知らない」って方ですよね。

 

自分の子どもがやっていることだからこそ、それに興味を持つことはとても大切なことです。

 

私なんか…ミニバスの選手時代は、親父は全く…オカンは数回しか観に来たことなかったですし、家に帰って「今日、シュート決めたで!」って言っても「ハイハイ…」と軽くかわされるありさま。笑笑

 

そう思うと、今の保護者さんって…ほんと“熱心”ですよね!

 

ただ、気をつけないといけないのは、この熱心の“熱”が入り過ぎて…我が子に「押しつけ」を始めることがないように…。

 

また、周りの保護者さんとの“温度差”を感じ、感情的にならないように…。

 

あくまで主役は…。

 

興味を持ってバスケのイロハを学ぶことは、決して悪いことではないですが、“わかったかのように”子どもに話していると…いつか子どもに見限られます。

 

仕事でもそうでしょ?現場の苦労を知らない上司にイロハを言われたところで、心に響きます?笑笑

 

そう、子ども達は、その“現場”にいて、日々、葛藤しているんです。

 

親としてできることは、それを“見守る”こと。

 

アドバイスはいいですが…「こうしなさい!」「こうでなくては!」では、残念ながらその言葉は、子どもの心の扉に鍵をかけてしまうかもしれません。

 

わかってはいても…「バスケのこと良くわからないけど、頑張ってるやん!」ってなくらいが、子ども達の背中をより押しているのかもしれませんね。

 

子どもはいつか“親”のようになりたい、“親”に自慢できるものを持ちたい、“親”を超えたい…と考えているものです。

 

なので「知らない」ということをあえて伝えることで、子どもは自分が“成長した気”になるのかもしれません。

 

日々、慌ただしい生活の中で、子どものために時間を割く“労力”を、子どもに対価”として求めてはいけません。

 

求めるべき対価は…子どもの成長を“共に味わえる幸せ”であってほしいと願います。

 

今年、49歳、志半ばで他界した実姉と最後に話した中で…「子ども達の成長を見れないのが辛い…」と。

 

我が子の成長を見守れることは、とても幸せなことなんですよ♪

 

我が子の成長もそうですが、他の子の成長をみて、一緒に“幸せ”を感じられるような…そんなチームに!!!

 

チームとは、選手とコーチだけで作られるものではなく、ミニバスにおいては、特に保護者の支えがあって成り立つ…いわば“大きな家族”のようなもの。

 

その家族に起こるあらゆるドラマを楽しめるかどうか…波乱万丈であればあるほど、思い出深く、そして尊いものとなりますから。


PS.

敏腕マネージャーのように、子どもの送迎、付き添い、スケジュール管理に、多くの時間を割いてくれているお母ちゃん達!本当にありがとうございます!

その対価は…評論家気取りのお父ちゃんらに支払ってもらいましょう!!!

大きな家族の中の私は…ちびまる子ちゃんの“友蔵じいちゃん役”がいいです♪笑笑

 

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