滋賀県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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緊張

2020/10/01 06:00
  

普段、子ども達を観察していると色んなことに気づかされます。

 

指導者としての「目」を養うためには、凝り固まった知見に囚われず、まずは自分の目で見て、考える方が…案外、楽しいこともあります。

 

練習では活き活きとプレーしている子が、いざ試合となると別人のようになることってありますよね。

 

覚醒した別人ならいいのですが…廃人のように“たどたどしい動き”になることがあります。

 

試合経験が少ない…そうですね、その通り!それもあります。

 

要は慣れない状況の中で「緊張」しているということなんです。

 

この緊張にも色んな種類があります。種類もそうですが…要因も…。

 

コートサイドから「緊張するな!」って声をかけて、緊張が解けることって、ま~無いですからね。

 

泣きそうになっている子の側に行って、優しく「泣かんときや」って囁く人いますよね。私、それを見ていて…「あんたが泣かしたんやで」って思っちゃいます。笑笑

 

人として、色んなことを考えられるようになると、おのずと「緊張」が生まれます。

 

ネットで見つけた「緊張する7つの原因」

 

原因1.完璧にやらなきゃというプレッシャーを感じてしまう

原因2.非日常的な空間にいる

原因3.過去の失敗経験がトラウマになっている

原因4.単純に準備不足

原因5.失敗したらどうしようというネガティブ思考が定着している

原因6.相手のことを過大評価してしまう

原因7.他人からどう見られているかが気になってしまう

 

どうです?自分の指導するチームの子どもや、我が子に置き換えてみて…。

 

緊張すると筋肉が収縮して、力が出せなくなります。中には全身の筋肉に、ガチガチに力が入って、呼吸をするための横隔膜にまで影響して、浅い呼吸を繰り返す…結果、酸欠でダウン。

 

筋肉は柔らかいからこそ、力を入れて収縮した際にパフォーマンスを発揮するもの。

 

バスケのコート上に、全身ガチガチの状態の“ボディービルダー”がいっぱいいるチーム…競技の種類が間違っていますよね。笑笑

 

緊張することで、スピードが出ない。

 

緊張することで、息ができない。

 

緊張することで、ボールをコントロールできない。

 

そう、実は、あなたのお子さんは、バスケが下手ではなく…緊張を解くのが下手だったのかもしれませんよ!

 

体力不足によってパフォーマンスを失うように…緊張によって失うパフォーマンスがあります。

 

「練習ではできるのに…」、外から観ていてそう思うことがあるなら、それは緊張によってパフォーマンスが失われている証拠。

 

「頑張れ!」ってな応援は、かえって緊張を招くもの…。先程の「泣かんときや」と同じなんです。

 

そんな時こそ、「いいやん!」「凄いやん!」「最高やん!」って…嘘くさい顔してでも言ってあげることが、効率的な応援なんです。

 

そこのお母さん、「あんた!ちゃんとしーーーー!!!」って子どもに叫んでますが…あんたがちゃんとせんとね。笑笑

 

慣れない環境をいかに早く“慣れた環境”にするかは…緊張とは何ぞやを知った上で、魔法の言葉で、我が子の体を動かしてあげましょう♪

 

親として、我が子のバスケの技術を理解する前に…いかに緊張を解くかを探求した方が、成長するスピードが速くなるかも…しれませんね♪

 

調子に乗った我が子にかかった魔法を解くのは…是非、ご自宅に帰ってから…。笑笑

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