色
我がチームの所属する市の小学校でもコロナ感染者が出たとの事。
遅かれ早かれというか、ただ…これまで見つかっていなかっただけなのか、若年者ではPCR検査を受けて「わかる」というケースがほとんどで、無症状がゆえに気づかれていない…そういった状況だと考えています。
これまでの「うつる」から「うつさない」「感染させない」といった自分以外の他人への配慮が問われています。
この先、今のペースでいけば、あっという間に感染者が拡大しますが、やはり高齢者や基礎疾患がある方の命を守る行動は決して緩めてはいけない…医療崩壊しないためにも。
出口の見えないトンネル、まだまだ先は長い…そんな感じですね。
さてさて、先週末に私の大好きなチームさんと練習試合をさせていただきました!
バスケを「楽しむ♪」という意味で、我がチームは大敗でした。。。
ほんと“いいチーム”で、子ども達の顔を見ればわかります!「純」です!
よく親御さんと「子育ては難しい」なんて話をしますが…ミニバスの指導も「四苦八苦」そのものですので、その中で、それぞれの指導者の“思い”が見えてきます。
子ども達に「どう向き合うか」…常に真摯に向き合っておられるチームには、その「魅力」があります。
指導者を始めた頃は、「どんなチームを作りたいか」「どんなチームを目指すのか」、そんなことで思い悩み、そして、憧れを抱いたものです。
今、指導者としてはそれなりの歴を積んできましたが、今でもなお、「憧れるチーム」があります。
そのチームとの交流は、私にとっても刺激的かつ、自分の指導、姿勢を見直す“いいきっかけ”となります。
「人懐っこい子ども達」…これは簡単に教えて出来ることではありません。
話をしていると、ほんと“いい笑顔”を見せてくれます♪
私に近寄ってきて、言葉を交わしてくる子ども達は、相手チームの子であっても…本当に愛おしい存在です。
先日の練習試合でも、一人、誰よりも大きな声を出している子がいました。聞けば「5年生」。
確かにまだバスケの技術は劣るかもしれませんが、私の目には彼が…彼なりの“存在感”をしっかりと表現できる“環境”をチームとして用意している…悔しいかな、私はまだそれすら出来きていない未熟な指導者です。
「バスケを教える」ということは、コーチングとして当然のことですが、やはり「バスケを通じて何を伝えるか」ということが「指導者」には求められます。
自分自身が「一人ではほとんど何もできない人間」ですから、それでも今、こうやって「生きている」…それは周りの多くの方々に支えていただいたからであって、自分一人でできたことなど限られています。
ですから、色んな人の「色」を自分の色と掛け合わせて何とか生きてきた…その「色」は人によって違うのですから…だからこそ、子ども達にある「その色」を大切にしてあげたい…そう思っています。
「チーム」にはそんなことを学ぶ機会が沢山あるんです。
周りと比較し、違う色のものを、大人や子ども達が「特別」として見るのではなく、それこそ「個性」として認め、称賛できる関係…チームだからこそ、今、伝えられると思うのです。
そのことを私なりに「伝える」ことはできても、「教える」ことは、私自身も“まだ出来ない”ことなので…一緒に考え、一緒に成長していく…40半ばを過ぎても、まだそんな私です。
子どもらに勝っているのは、大きな「体」だけであって、中身はそれほど変わりません。
それどころか、頭の柔軟性は年々、劣っていきます。
“大人”って言葉で勘違いしてしまいますが、私を含め、多くの大人は“未熟”なんでしょうね。笑笑
小さい頃に、大人の人を見ると「すごいな~」って別次元のものと思っていましたが、今、そんな年になって思うことは…「そんなに変わらない」ということ。
子どもの前で見栄を張って大人ぶるくらいなら、素直になる方が、どちらにとってもいいことなのかも…。
大人は、子ども達の「先」にいるべきと思いがちですが、実は簡単に追い越されることがありますから、子どもが考えていることは、大人よりも「正しいこと」があることもしっかりと認めないとね。
素晴らしい「色」を見つけられる目は…“素直な心”からでしょうか。
子ども達に目線を合わせる“だけ”でなく…子どもの目にどんな「色」に映っているかを…私達は一緒になって覗きにいかないといけませんね。