ズル
新型コロナの1日当たりの感染者数が日に日に増えてきています。何度も「数字のマジック」のお話ししてきましたが、この数字の分母と背景…相変わらず不透明で、公表される数字の根拠、信ぴょう性に欠けるとしか言いようがありませんね。
私も理系の人間なもんで…この“違和感”がたまりません。
「池の水ぜんぶ抜く」の番組じゃないですが、感染された方を外来魚に例えるのは失礼ですが…水をぜんぶ抜いたら…あらっ!こんなにいたの?ってことになってる気がします。
…ウイルスは「人」を選びませんから…ブラックバスやウシガエルのように口に入る物は何でも捕食する外来種と同じです!…あっという間に増えちゃいますよ。
明日は我が身…いよいよ現実的な話になってきました。。。
さて、先日、チームの子ども達を集めて、少々厳しい話をしました。
と言っても昔のような“鉄拳制裁”はご法度ですから、“私の言葉”で伝えます。
最近、チーム内においても「ラフなプレー」「相手をかんがみないプレー」が増えている…。
チーム内の競争が激化しれば、おのずと…「頑張る」。それは当然のことですが、その“頑張る”は決して、悪いことやズルいことをしてまで“やる”ことではないということ。
自分の力不足を補うことを、決して“ズル”してはいけない…それは練習や努力によって補うことであると…私は彼らに伝えたい。
正直、大人の世界では「正直者が馬鹿をみる」ことが往々にしてあることで…ズルをすることで“得”をしていることを子ども達は見て育っています。
ただ、そこに「道徳」があるか…。
万物の霊長たる…“人”として。
これも“伝統”を造り上げる上で、このチームに伝えていかないといけないと思い、子ども達に話をしました。
どれだけチームが強くなっても…スポーツマンシップに欠けたチームに“魅力”を感じるのだろうか。
「誇りを持てるチームに!」…その中の“精神”として彼らにその思いを植え付け…芽吹くことを願っています。
他チームから交流してもらえる…いいチームだと認めてもらえる…憧れられるチームになる…その“答え”はコート上の彼らのプレーで表わされます。
私にできるのは、その舞台まで送り出すこと。
私がどれだけいいことを言っても、それは「御託を並べた」に過ぎず…答えは「子ども達」なんです。
「子は親の鏡」と言いますが、チームにおいては「選手は指導者の鏡」なんです。
なので、私自身のこととして、彼らにはその精神を伝え、理解し、実践してもらう…私の責任です。
“努力は素質を上回り、気力は実力を超える”…私の好きな言葉ですが、言い換えれば、素質が劣るなら“努力”で取り返せ、実力が伴わないなら“あきらめない気持ち”を身に着けろ…ということです。
「ズルをして…」、そこには努力も気力もないことを知ること、そして、何より…“信頼”を失ってしまうということを、今のうちに教えてあげることが…私達“大人”の務めであることを。
他人の子どもを叱れない風潮…スポーツを通じて“コーチだから”できることは確かにあります。
ただ、他人の子どもであっても「ダメなものはダメ!」と言える社会にするのも、しないのも…大人次第なんですよ。
こればっかりは…「子ども達が作った世界」じゃないんですからね。
今一度、「誰のために…」を考えましょう!…未来ある子ども達のために。
で…
合せて、子ども達に“課題”を与えました…“真面目にふざけろ!”と。
首をかしげる子もいましたが…ここに私の“神髄”がありますから…笑笑
奥が深いですよ~♪