自粛要請の影響
仕事で車を走らせていると、自転車のカゴにバスケットボールを入れた小学生を数名見かけました♪
一瞬、夏休みかと思ってしまったのですが、「そっか!」自粛制限で学校お休み、公園にでも行って、バスケをしてきたんだろうと…。
体育館でのバスケの練習も制限され、学校の授業も受けられず…彼らは今のこの時間をどう考えているのか…気になる所です。
「ラッキー!」「楽しい♪」と思っているのか、それとも「ヤバい。。。」と危機感を感じているのか…ん~、前者かな?(笑)
バスケットの練習が出来ず、スキルアップが遅れていることや、友達やチームメイトらと一緒にスポーツを楽しめない…そんなところでモヤモヤしているのでしょうが、学校の授業を受けられないこの時期が、この先、生徒の中での学力の「差」を広げないか…私はその方が心配です。
私が学生の頃はまだ、塾に行くのは「お金持ち」という時代で、親は「学校の勉強だけ、ちゃんとやってたらいいんや!」と塾に行きたいとせがむ私を見事に一刀両断したものです(笑)
ただ、今の時代、塾に行くのが当たり前とまではいかなくても、多くの子ども達が小学生で塾に通うという風潮にあります。
塾はいわゆる「ビジネス」ですから、いつまでも自粛はしないでしょうから、経営に響かない程度での「協力」くらいで、早々に自粛は解除するでしょう。
これは、ビジネスですから否定も肯定もできません!そこには雇用や生活がかかっていますからね…。
選択肢をご家庭に委ねることで、「責任の所在」を振ることができるのですから。
これは塾に限らず、多くのビジネスで、今後、このような動きが加速してきます。
「自己責任」。
そうなると、自分で自分を守らないといけない時代であることに気づかなくてはいけません。誰かがやってくれるだろうとか、誰が悪いとか、そんなことをいつまでも言っていれば、「自分に責任はなかったのか」…と一喝されます。
世知辛い世の中になったものです。。。
来年度のチームの練習スケジュールを組んで、「さあこれから!」と意気込んでいた矢先に、自粛規制が入り、計画が崩れる…。
私の頭の中でも「ん~、年末の予選までに教えるはずのプログラムが間に合うのか…」と心配で仕方がないのですから…学校の授業は、完全に計画の見直し…場合によっては、授業の中身を見直さないといけないと、教育現場では大混乱を招いていることでしょう。
そうなると、今まで時間をかけて教えていた内容が、短時間で流されていく…ついていける者と、ついていけない者が生まれやすくなりますから、いわゆる「落ちこぼれ生徒」の心配をしてしまいます。
…先生方、本当にご苦労様ですm(_ _)m
景気の先行きは、私が今、想像する以上の事態になる可能性もありますが、それくらい人間社会って“モロイもの”だと改めて痛感させらせます。
バスケが好きで、バスケに夢中になる…そんなことができることが実は「幸せ」なことなんだと。
これからそれぞれのご家庭で、この自粛要請の影響が出始めますので、みんな同じ尺度で考えるのではなく、各家庭のご事情に配慮した「行動」「発言」をお願い致します。
子ども達が取れる「自己責任」のレベルではないので。
そうでなければ、一番の被害者が、本当に「子ども達」となってしまいますから…。