滋賀県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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思い返せる「楽しさ」

2020/02/22 06:00
  

今、チームの練習に“笑顔”が増え始めています♪

 

この体験は、私の指導者人生においては、“大宝ミニ”と出会って得たものです。

 

厳しく指導してきたこれまでの指導者人生…。厳しさが無くては、強いチームはできないと、心を鬼にして子ども達と接してきた十数年の過去がありましたが、またこうやって指導に関わるチャンスを得られて、心機一転はじめた挑戦が少しずつ形になり始めています。

 

私なりの結論を申しますと…「楽しい」の一言。

 

強いチームになる為には、遠回りをしているのかもしれませんが、「楽しくないが強いチーム」が正解なのか…それは子ども達のみぞ知ることなのかも。

 

やはり目指すチームは“楽しみ”の延長にありたい…。

 

勝つことで楽しみを感じることは勿論ありますが、チームの雰囲気づくりは、バスケットを始めたばかりの小学生にとって、とても大切だと気付かされています。

 

場合によっては、ミニバスケットの経験がトラウマとなって、競技者の道を諦める者もいますから…。

 

子ども達にバスケットボールを教えるということは、その子たちのその先の人生にも影響しますから、生半可な気持ちではやれることではありません。

 

そしてまた、私達指導者にも人生があり、「楽しい人生を送りたい」という思いは同じです。

 

せっかくやるなら「楽しんでいきましょう♪」というのが私の“今”の思いです。

 

時代の変化で、子ども達の指導に対する「受け止め方」も変わっています。

 

以前であれば、厳しく指導することで、プラスの意識が芽生えたこともあったかと思いますが、今はどちらかと言えば、マイナスの方向へと意識が向いてしまう傾向にあるようです。

 

これは決して、子ども達が悪い訳ではなく、そういう教育や環境で育っている…ごく当然な流れかと考えます。

 

厳しいの対義語は「優しい」…。

 

なので、優しいは「甘やかす」とは違う為、時に厳しい叱咤激励は必要だと考えますが、そのさじ加減が昔と少々、違っているということです。

 

二極化で結論立てる内容ではないので、「褒めて育てる」といっても、褒めることで得るものがより効果的に働く為の「叱り方」が大切です…ちょっと難しい表現で申し訳ない。

 

優しさのある叱り方。

 

そこには、叱られる理由が明確であり一貫していること、叱られる際の受け入れやすい前準備が整っていること、何より、叱られることは、よりよくなってほしいとの思いが相手に伝わっていること。

 

言葉にすると簡単ですが…こと「人間」ですから、感情的になれば、そんなことお構いなしに怒鳴り散らすってこともあります…。

 

人を「ダメだ」ということは言葉では簡単ですが…今はダメでも「どうなってほしいのか」。

 

地に落とすための「ダメ」では…誰も救われません。

 

次につながる「ダメ」を言えるかどうか…そこに極意のようなものがあるように思うのです。

 

最近、YouTubeをよくみるようになった話はしていますが、不特定多数の方に配信している動画ですから、場合によって叩かれます。

 

だからこそ、指導方法やポイントなどを、よりわかり易く伝えるような話し方をされている動画が結構あります。

 

私は、いい歳になって、頭が凝り固まっている自分を認識しつつ、それでも「すっと」受け入れられる動画に出てくる指導者の話術は、実に素晴らしく、学ぶべきことが沢山あります。

 

同じように、子ども達に指導するときでも、話し方や説明の例えなど…伝える側が「工夫」することで、より効果を発揮することがあるので…人生、まだまだ勉強ですね。

 

いきなり叱る前に、一度、認めてあげ、できれば「褒めて」あげる…そして、すこしの修正、アドバイスを一つ。

 

強制するともなれば、大変な労力が伴います…私にはもうその元気は無さそうです…(笑)

 

人生、やりたいことはまだまだあります!

 

今、チームに関わって約1年が経とうとしてしています。

 

この1年が「あっという間」であったことは、自分自身が一生懸命に走ることができた結果かと思い、またこの先1年後に、どのような心境で子ども達と向き合っているか…自分に対しての楽しみとしています。

 

出会いがあって、別れがある…だからこそ、一緒に歩んだ時間を、思い返せる「楽しさ」にして、より濃く、より深く築き上げていていくための知恵と工夫を、私はつき詰めていきたい。

 

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