滋賀県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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みんなの喜び

2020/02/12 06:00
  

先週末にお世話になっているチームのご招待で、招待カップに出場させて頂きました。

 

この時期、6年生達は、驚くほどの成長をみせてくれます♪

 

嬉しさ半分、悲しさ半分…実は寂しいんです。

 

この子達とあとどれくらい一緒にバスケで遊べるかを考えると…切なくなる。

 

これまで多くの卒団生を送り出してきてのですが、この寂しさだけはどうも慣れません。

 

「もっとこうしてあげられた…」とか「まだこれができる…」とか、反省と期待に心は入り乱れます。

 

試合や練習でみせてくれる「成長していく姿」は、どれだけあっても満足できない幸せです。

 

決勝戦の前に、ベンチから「緊張する」と…これまで指導してきた根性論バスケは封印していますので、今、彼らは素直な言葉を私に送ってくれます。

 

表情を見れば、概ね、心中を察することができるくらい、喜怒哀楽を表現してくれます。

 

不安と緊張の関係はわかっているので、案の定、試合開始から全く動きが良くなく、彼らのゲームは「不安との闘い」から始まりました。

 

そして…私にできることは、背中を押すだけ…。

 

開始早々、点差を広げられ、最大14点差のビハインド。

 

昔の私なら…怒りに任せて、子ども達を「叱咤激励」っぽい指導をしていたことでしょう。

 

ただ、昔の私はもういません。

 

バスケは最後のブザーが鳴るまで、試合は終わりません。

 

例え、14点差であっても、ワンプレー、ワンプレーを大切に、階段を登り積めれば、必ずゲームの流れは自分たちに来ることを、彼らに伝えることが私の使命。

 

少しずつではありますが、彼らのギアが上がり始め、4Qの残り僅かで見事、逆転!

 

シュートを決めた選手、そしてコート上の他の子達が、飛び跳ねてガッツポーズをしている姿は「いいチームになった」と感じる瞬間でした。

 

一人の喜びが、みんなの喜びになった瞬間です♪

 

喜びも、悲しみも、素直に表現することで、スポーツをエンジョイする…。

 

単純なようで奥が深い…このことを実践するために、私の第二の指導者人生が始まりました。

 

今、ようやく形になり始め、これを「伝統」になるまで…私のレールはまだ先に伸びています。

 

「大宝」というチームは、選手ひとり一人の努力が礎となって、「みんなでチームを作る」…そんなコンセプト。

 

みんなが主役であれと、照明係の私は、スポットライトを当てることに精一杯、汗をかいて(笑)

 

私のフィロソフィーが、徐々に子ども達に浸透し始めている実感。

 

私もこの「実感」を感じながら、さらに、さらに…彼らへ「バスケの楽しさ」を伝えていきたい。

 

「競ったゲームほど楽しい試合はないぜ!」…私が一番楽しんでいるのかもしれませんね(笑)

 

 

さあ、先輩方の勇姿を、後輩たちは目に焼き付け、胸に刻むのだ!!!

 

 

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