滋賀県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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この指とまれ

2020/02/07 06:00
  

ありがたいことに、この1年の間に、団員が増え、現在、20名を超える体制にまで至っております。

 

体験に来てくれる子もいて、3月末に6年生6名が卒団した後、「チームの存続」というテーマで悩むことは無さそうです…感謝。

 

先日、ある大会の懇親会の席で、他チームの指導者らとざっくばらんに話をする機会があり、各チームの状況を聞かせて頂きました。

 

中に、現6年生が退団すれば、チームのメンバーが10名を割ってしまうというチームもあり、来年度、チームがどうなるのか、非常に不安がっておられる状況をお話を聞き、他人事ではない危機感を憶えました。

 

子ども達が好き、バスケットを教えたいと思っていても、子ども達が集まらない理由は色々とあるでしょう。

 

指導者本人に問題があるケースはなきにしもあらずで…ここは同じ指導者として、一緒に考え、学んでいくことで、より良くする方法を模索していきます。

 

地域的な問題…他スポーツが盛んにおこなわれている為、「バスケットボール」の人気がない…なんて理由もあったりします。

 

そして、何より、ここ近年の一番の問題は…保護者への負担。

 

子どもの送迎、当番や周りの保護者との関係など…親が子どもにスポーツをやらせるには「負担」が大きいと考え、「やりたい」と願う子どもにとっての最大の障壁になっているように思います。

 

現に、ここ最近、爆発的に団員が増えたチームがあり、その理由は「保護者の負担は一切いらない」との、何とも時代の的を得た勧誘策が当たったようです…。

 

…でも、それってどうなんでしょうか?

 

「負担」と言葉で言えば簡単ですが…「負」を「担う」んでしょうか?

 

子ども達の成長を一緒に味わえることは「負」ではなく「勝」に値すると考えます。

 

楽しむのは「子ども達」だけじゃなく…大人も一緒に楽しむことにテーマを置けば…決して負担にはならないと考えます。

 

確かに、経済的なご事情のあるご家庭もあろうかと思いますから、ナーバスな問題もありますが、スポーツを習わせると「手がかかる」というイメージは、とても残念で仕方ありません。

 

日本のスポーツを変えるには、そう簡単なことではないことはわかってはいますが、世界の貧しい国々で、子ども達に教育すらさせられない実状。日本は世界から見れば「豊かな国」のように見えますが、スポーツの世界においては、実は「貧しい国」の一つであるように思います。

 

金と時間をどう活かすか…親になり、自分の子どもに「我慢」をさせるだけではなく、「可能性」の芽を摘んでしまうこの危機的状況は、早く改善していく必要がありそうです。

 

…これ以上は政治的な話になりそうなので…ここまでで。

 

子どもの頃によくやった「この指とまれ!」の一本の指になるには、その指を差し出した本人が、どれだけ楽しいかを表現しないといけません。

 

鬼の形相で指を出しても…怖くてとまりにはいかないですもんね!(笑)

 

まずは、私が楽しむ…そして、周りの大人たちも楽しむ…そして、子ども達が楽しむ。

 

よくはない方向ではありますが、今の時代、そうなのかもしれません。

 

目指す方角は同じなので、その為に何をするか…私の中では「一緒にあそぼ~♪この指と~まれ!」に子どもも、親も、そして周りの大人たちもみ~んな、とまりたくなるような、満面の笑みでひとさし指を突き上げていきます♪

 

だって…ひとりで遊んでいるの、好きじゃ~ないから…(笑)

 

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