滋賀県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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結果を糧に

2020/02/04 06:00
  

昨年の夏からチームをメインで指導させて頂いて、やはり「見る」のと「やる」のでは違いがあり、実際に感じたことが沢山あります。

 

今年初めにおこなわれた6年生の大舞台「全国・近畿大会予選」で、我が大宝は見事に散ってしまいましたが、その舞台に上がるところまで進んだことは評価できるにしても、指導者の立場としては、決して満足してよいものではなく、なぜ「夢の向こう」へ連れていってやれなかったのかを冷静に分析する仕事が残っています。

 

簡単なところから反省点を申しますと…

 

・1対1のオフェンス重視の練習メニューを多く取り入れたことで、ディフェンス側のスキルがアップしておらず「守る姿勢」を身に着けるのに遅れをとった。

 

・個人技を主体に技術向上に努めた結果、パスの技術が上達しておらず、パスミス、キャッチミスが多く発生した。

 

・ドリブルからのショットは身に付き始めたが、パスキャッチまたはランニングからのショットの精度が上がらなかった。

 

・アウトサイドのプレイヤーが主体のチームとなってしまい、インサイドプレーが上達しなかった。

 

・「走る」または「体力の向上」に重きをおかなかったことで、ゲームの流れがスローになり、且つ、ゲーム後半での勝負所で体力が損なわれ、本来の力が発揮できなかった。

 

…主に気になるマイナスの反省点ね。

 

では、プラスの反省点は…

 

・個人に頼る戦略を組まなかったことで、コート上の全ての選手がリングに向いてプレーしてくれた。

 

・最後まで「ベストメンバー」を固定しなかったことで、チーム内で「チャンスを掴む意欲」が生まれ、チーム内での競争が生まれた。

 

・チャレンジした結果起こるミスについては、失敗を恐れず新たなトライをしてくれるプレーが増え始め、選手自らが「何が足りないのか」を考えてくれるようになった。

 

・何より笑顔でプレーしてくれた。

 

以上のような反省点を踏まえて…次のチャレンジを目指します!

 

どんな結果も無駄にはせずに「糧」として…「次」に繋げることが大切。

 

糧とは「精神・生活の活力の源泉。豊かにし、また力づけるもの」とあります。

 

彼らのバスケット人生を豊かにできるか…私にはその責任がありますので。

 

3月末までは、招待大会や練習試合が続きますが、より楽しんでゲームをする姿勢に磨きをかけて、且つ、練習では「基礎」を中心に、これから積み上げていく技術のための「土台づくり」に取り組んでいます。

 

最近の練習では、低学年のジュニアの子ども達がAチームとの境界線が無くなったことで、よりアグレッシブにプレーしている姿が何より頼もしい…。

 

6年生達は、中学に向けて、7号球を購入し、一般の高さのリングを使ってシューティングなどを始め、ひと回り、身も心も大きくなったように見えます。

 

コートに立つのは、勝負の世界、自らの努力で掴んでほしい…与えられたチャンスではなく、自ら掴んだチャンスだからこそ、価値があると考えています!

 

試合に出れて「当たり前」…これではいつか、人生で大きな挫折を味わうと思うので、今のうちに意識を変えてあげられたらと…私なりの指導感で彼らと向き合います!

 

さあ、ここから面白い領域に入っていきます♪ 楽しんで参りましょう!!!

 

 

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