十二期生 卒団式典 思い入れ
十二期生達のスタート時、メンバーの数も充実しており、
Pガード、インサイドのメンバーも存在していて各ポジシ
ョンで競争し合えるバランスの良い先行き明るいスタート
を切った。
しかし、主力となるPGが年の序盤で大病を患い半ば
途中でリタイヤ、期待していたBIG MANも途中で離脱し
夏前にはまさかの再スタートを余儀なくされた。
蓋を開けてみると皆ドングリの背比べ状態の上背で
過去一番最低身長。
それでも気持ちを切り替え、いるメンバーでここから
奮起しようというさながら、部活、テスト、模試などで
メンバーも揃わずなかなか前に進まずもがいている
ばかりだった。
それでも中体連が終わり、BEATの活動1本になって
から怒涛の活動が始まった。
ちょうど一昨年はコロナウイルスでやりたくても出来
ない活動がこの年はほぼ通常に戻り週末の休みを
全て返上して追い込んでいく。
結果、1年間で行った試合数はざっと150試合。
その中でメンバーの役割やポジションもコンバート
しながら調整していくと終盤になってようやくチーム
がまとまり出し、ギリギリ選手権に間に合った。
そして迎えた愛知県選手権、目標をしっかり設定しな
がら1つ1つ勝ちを全員で掴みながら、何とかベスト
8までこぎ着け、山場となる4掛けの試合で序盤の
入りを失敗し、結果8位入賞で最後を終えた。
正直、目標としていたところまでは到達出来なかった
が決して悔いはありません。
それは選手権途中では強豪と言われるチームと
最後の最後までヒリヒリした試合を行い、接戦をもの
にして全員で勝利を手繰り寄せた試合も出来たいた。
負けはしたものの、上位の試合でも格上相手に善戦
し泣く事なく終える事が出来ていた。
自分達の最大限の力を発揮して出た結果だからこそ
最後は気持ち良く終えたよな。
この十二期生、見た目もそうだが皆優しい者ばかり。
残念だけど、バスケットボールプレイヤーには向いて
ないのではというくらいにね。
でも、そんな奴らが汗と涙を流しながら必死になって
格上と戦う姿は格好よかったな。
そんな奴らの顔を見るのも今夜で見納めです。