『第19回COUGARSカップ』初日
本日は中部大第一高等学校主催の大会
「第19回COUGARSカップ」に参加させて頂きました。
言わずと知れた愛知県の高校バスケの雄。
昨年のIHでは全国優勝、本年度、惜しくも連覇こそ
出来なかったがベスト4の結果を残し、今では全国
上位の位置する常連になっている強豪高校。
その高校が主催する大会、これまで毎年行われて
いましたが、コロナでここ3年回は中止、今年は久し
ぶりの再開となり、ユースチームを含む県内外の
強豪チームが多く集結しました。
本大会は2日通しのカップ戦、初日は3チームでの
ブロック戦となっているが、ここで1位に上がらない
と翌日の上位トーナメントには入れません。
初日の2試合は勝ちに拘って戦っていきたいところだ。
さて、1試合目は三重県のクラブチームとの対戦。
以前、うちの下級生達が対戦した事があるが、アグ
レッシブルなオフェンスチームでバランスも良く非常
に走るチーム。
その1Qの入り、リバウンドからのセカンドショットを
決められてしまう課題の箇所からの失点で始まると、
相も変わらずイージーなミスショットと無駄なパスミス
が続きそこから得点を奪われていき、一気にランされ
早々に2桁の差を広げられてしまう。しかし要所でゴー
ルアタックからのタフショット、ゴール下で応戦し離さ
れないよう食らいついていき何とか1桁差まで追い
つくが、それでもこのクォーター気持ちよく相手に走ら
れてしまい、大量得点を与えてしまう。
2Qに入る前、相手の攻め処を消していくようディフェ
ンスポジションと役割を伝えて送り出すと、それが
機能し出しタイトなディフェンスからの速攻で点差を
縮め2Q中盤で捕らえ逆転に成功。
このクォーターはそのまま流れを渡さないまま2桁差
まで得点を広げ前半を折り返す。
3Qの後半に入り、要所でオールコートを仕掛けて
くる相手にしり込みする場面もあってボール運びから
の失点を許すが、少しずつ修正しながら得点を取り
返し、このクォーターも勝ち越しで最終クォーターへ。
4Q、緩急をつけながら焦らず攻守を繰り返していき、
相手に流れを奪われないよう戦っていくと点差も縮ま
る事もなくこの試合を勝利で終える。
やはり、攻守共に試合の入り方は非常に大事で、
そこが大きな課題の1つなっている今のBEAT。
相手の攻め方を察知し、逆に相手の攻め処を落ち
着いて探っていく洞察力が足らない。ミスだってほと
んどが個のイージーミスばかり。もう少し自信を持って
プレイしていってほしいところだ。
2試合目、岐阜県のチームとの対戦。
本年度既に数回対戦した相手で昔からの知った仲。
ただ今回は190弱の大型メンバーが新たに入ってきて
おり、これまでと違う戦いにはなる。
先の試合同様しっかり見極めて落ち着いて戦ってきて
ほしい。
この試合は先のメンバーとは全く違うメンバーを投入し
1日の試合はシェアする形をとったBEATだが、やる事
は面子が変わろうと同じ、ハードなディフェンスから
攻撃に繋げるバスケを望んでいます。
その序盤、簡単に得点を決められると、予測した通りに
大型センターからの得点でかつブロックに合い、攻め
あぐむ状態が続く。
そこに加えパスミス等が重なり得点が伸びずビハインド
を追うこのクォーター。
2Qに入りディフェンスが機能し出し、そこから連続得点
が生まれて得点を重ねていくと逆転し、徐々に点差を
つける事に成功。
後半に入りそのまま突き放したていきたいところだが、
要所でミスが出てかつディフェンスも機能しなくなり
ほぼイーブンで終えるこの3Q。
リードは僅か8点で迎えた最終クォーターは早々に連続
得点されあっという間に3点差まで詰め寄られてしまう。
申し訳ないが、ここでメンバーを総入れ替えし挑むと
4分で一気に2桁までの差をつけセーフティリードを
保ち、再度メンバー交代し結果、全員で勝利を納め
何とかブロック1位で次を迎える事になった。
チーム内で大きな力の差が生まれている。
これまで同じ時間を練習して同じ経験もさせている。
残念ながらこの差は、個の意識だけに過ぎない。
今年は考えてバスケをするという言葉をよく使って
いるが、同じミスを繰り返し、修正しようとしない、
駆け引きも出来ないオフェンス等を見てると何も
考えていないのだろうって思えてしまう。
それが今の結果(差)なのではないだろうか。
明日は決勝トーナメント。さらなる強豪との対戦が
待ってるが、下を向かず全力でBEATらしく戦って
きてほしいな。