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下松市民大会2018

2018/08/28 15:00
  

こんばんは、管理人です。
日曜日は下松市民大会にご招待いただき、参加してきました。
その前日は朝から第4回目のDCに、午後は市内チームとの4年生以下の練習試合と、一日中、声を張り上げていたのもあってか、喉が痛くて声を出すのも実は少し辛かったのですが、試合が始まったら毎度のことながら力が入り声を出しっ放しだったので、現在、喉の痛みとの延長戦を激闘中です(笑)
と言いつつ、このブログを書き始めたのはその日の夜からで、なかなかはかどらずにすでに4日目なので、さすがに喉の痛みはだいぶ落ち着いてきていますが・・・。
さて、初戦の相手は、春の中部地区大会で勝ち上がり、県決勝大会(豪雨で中止にはなりましたが)に進出するほどの強豪、完全な格上チームとの対戦です。
先週の初優勝を始め、このところの結果だけをみれば、着実に成長してきた我らが右田女子ミニバスですが、さすがに相手が相手なので、今の自分達の力がどこまで通用するか、胸を借りるつもりで挑みました!
日頃対戦することがほとんどないチームなので、情報をまったく持っていなかったのですが、前日に日頃からお世話になっている市内チームの保護者さんからアドバイスをいただくとともに、対戦相手との最近の試合のDVDをお借りすることができました。
この場をお借りしまして、本当にありがとうございました。
少しでも子供達の力を発揮して今後につながる良いゲームができればと、さっそく寝る前にDVDで研究していたのですが、繰り返し見ている内に気がついたらそのままテレビの前で寝てしまっていました(涙)
でも朝も少し早く目が覚めたので、そこから再びDVDを見ながら、いただいたアドバイスも踏まえて対策を練ることができました。
ですが、各Qで特徴的な攻撃パターンはあるものの、全体的にはとても多彩で、どんな形からでも得点できる破壊力抜群のオフェンスを見せつけられて意気消沈、最悪の場合はこれまでにも何度も経験してきた100点ゲームに迫るほどの大敗さえも覚悟しました。
ですが試合前には、格上チームを相手にした挑戦であることを子供達に伝えた上で、相手チームの攻撃の特徴も踏まえて、いつもと1・2Qの子供達の組み合わせも少し変えて、順番も入れ替え、各Qで子供達それぞれに注意すべきポイント、やってほしいことなども伝え、勝利を目指して試合に臨みました。
ですが、試合前の練習中に相手を見た子供達が思わず「でかっ!」と言ってしまうほど、相手チームは長身選手が揃ったビッグチームで、始まる前から子供達のひきつった顔に不安を覚えながらの試合開始となりました。
1Qは、相手のエースガードと相手の最長身(160オーバー?)のフォワード系プレイヤーの合わせをどう攻略するかをテーマにディフェンスをしました。
相手のエースガードには5年生に厳しくプレッシャーをかけさせて、長身プレイヤーに出されるパスのカット狙いを徹底するようにうちのエースに指示、残りの3人にはエースガードの鋭いドライブと、パスカットを失敗した時のヘルプを意識させながら、まずはディフェンスをしっかりして、オフェンスは時間をかけて一本ずつ確実に行こうと伝えました。
結果、序盤こそ長身プレイヤーへのパスがうまくカットできませんでしたが、徐々にパスカットが決まり始め、決して相手の思うようにはさせていなかったと思います。
ただし、こちらのオフェンスも練習したことができず、あまり機能しなかったため、相手の堅いディフェンスを崩せず、シュートまでは行くもののなかなか決まらず、序盤の失点と終盤のミスによる失点も響き、10点のリードを許してしまいました。
続く2Qは、相手ガード陣3人のパス回しからのカットインに警戒して、うちのチームの中ではディナイを頑張ってくれる方の6年生3人を揃えて、まずはボディチェックとディナイでパス回しを封じ、残り2人の5年生にはドライブへのヘルプ対応を徹底するように指示しました。
お借りしたDVDでは、手渡しでのパスを繰り返し、タイミングを見て空いたスペースへのドライブ、といった攻撃パターンが多く見られましたが、この試合では、6年生3人が指示通りに相手のパス回しをよく封じてくれたので手渡しパスはあまり見られませんでしたが、ドライブへのヘルプが遅れたり、長身選手を相手にボックスアウトができなかったので、当然のように得点を重ねられ、オフェンスに関してはこのQも、前回大会の成果を活かせずに好き勝手に攻めたり、イージーシュートも外しまくりの目も当てられない状態に逆戻り、そこから徐々にリズムを失い、お互いに早い展開の試合になると、相手に速攻を決められたかと思えばその子が真っ先に戻ってうちの速攻を止めるという驚きのスピードを持つ相手のスピードスターに翻弄されるなど、相手には確実に決められる、こっちは外す、の繰り返しで、終わってみればこのQは0点で、あっという間に差が開いていきました。
ですが、実は私はここまでの内容にはある程度満足していました。
もちろんオフェンスはもう少し余裕を持って練習したことをしてもらわないといけませんが、個人的にこの試合のテーマはディフェンスだったので、単純なミスでの失点は無くさないといけませんし、ボックスアウトをサボるのは許容できませんが、その他のディフェンス自体は決して悪くなく、みんなそれぞれに与えられた役割を必死に頑張ってくれていましたので。
そして、お互いのベストがぶつかり合う重要な3Qですが、お借りしたDVDで見た限りは、この3Qは手渡しパスではなく自分達のコート全体を広く使った速くて長いパスをサイドに展開し、タイミングが合えば長身プレイヤーに合わせたり、ガード陣が鋭いドライブをしかけたり、そのままミドルシュートを放ったりと、まさに多彩な攻撃を繰り出されていました。
いずれにしても結局は2番のディナイと長身プレイヤーへのパスを入れさせないこと、ボックスアウトを徹底することができれば必ずうちにも流れが来ると信じて、子供達を送り出しました。
子供達が、点差も開いたこの状況で、相手のベストメンバーを相手にどういうプレイを見せてくれるかを楽しみに見ていましたが、やはり高さも速さもある相手のディフェンスに苦戦し、オフェンスはなかなか良い形が作れませんでしたが、ディフェンスに関してはここでも最後まで指示したことを徹底して頑張ってくれ、できてはいないまでも、少なくとも頑張ろうとしてくれたことが十分に伝わってくる内容だったと思います。
この時点ですでに30点以上の差をつけられていましたが、こちらの得点が6点ということを考えれば、攻められ続けた中ではよく守れていたのではないかと思います。
ディフェンスに関して言えば、もちろん意識も技術も個人差があり、チームとしても他のチームに比べるとまだまだですが、以前と比べても、チームとしての対応力という面では格段に上がってきたと思います!
4Qは、相手が少しメンバーを落として来られたので、ディフェンスは続けて集中しながら、オフェンスの方も少しだけこちらのリズムで攻めることもできました。
最後の1分くらいは、お互いに試合に出ていない子を出してやらせてもらったので参考にはなりませんが、このQは1点ビハインドで耐えて、最終的には52対16の36点差で敗れました。
2試合目は負け同士の試合でかなり時間もあったので、2試合目のアップの際に、子供達に1試合目の自分達の中での評価を聞いてみたのですが、大差で負けた結果からか、6年生達は結局最後まで誰も答えてくれませんでした。
そこで私から、「現状の相手と自分達の力関係で言えば負けるのは仕方がないかもしれないけど、結果的に差はついたものの、特にディフェンスに関しては指示したことを一生懸命よく頑張っていたし、オフェンスにしても落ち着いて練習してきたことがしっかり出せるようになればもう少し点が取れて、もっと良い試合ができたはずなので、大差で負けたからと気落ちせずに自信を持って次の試合を戦ってほしい。この大会で終わりじゃないんだから、これからチームとしてもっと上を目指すなら、ただ試合に勝った負けた、何点差だったとかを気にしすぎるのではなく、すべての試合を次につながる試合にしてほしい。練習するのは試合のためなので、試合で練習したことをしないなら練習してきた意味がない。失敗しても良い、間違っても良いからまずはやろうとしてみよう!そして一試合一試合を無駄にせず、試合後には自分のプレイを振り返って、次につなげてもらいたい。」と伝えて、次の試合に臨みました。
2試合目の相手は、今回この大会に声をかけていただいた地元下松のチームとの対戦です。
5月の中部地区大会でも対戦しましたが、背も高いスーパー5年生エースが引っ張るチームで、その時はなんとか勝つことができましたが、そのエースも含めチームとしての成長も著しく、気の抜けない戦いになることは必至でした。
前回の対戦ではそのエース1人を徹底的にマークするように特にディフェンスを意識して戦いましたが、今回は、もちろんエースを警戒しつつも、ディフェンスは1試合目と同様にいつも通りのディナイとヘルプ、そしてボックスアウトの徹底を伝えたくらいで、どちらかと言えばこの試合のテーマはオフェンスでした。
自分達のオフェンスの形をしっかり練習し、なんとかこれから先の大会につなげて行けるように自信をつけさせたかったのです。
ですが、いつものメンバーに戻した1Qは、大量リードこそ奪いましたが、相変わらずまったくオフェンスの形は作れず(作らず?)焦って好き勝手なプレイを繰り返しました。
うーん・・・。
2Qは、うまく機能するまでには至りませんでしたが、なんとか形を作ろうという姿勢は感じることができました。
3Qは6年生の5人ですが、ここでもまたまた相手のペースに合わせて焦ってバタバタしまくりで、なかなか良い形ができません。
それでも粘り強く練習してきた形にこだわってオフェンスをするよう言い続けたところ、ようやく終盤からチラホラと良い形が決まり始めました。
そして4Qは、最後まで徹底的に形にこだわったオフェンスをして、少しずつですがうまく機能し始めてきました。
スコアだけを見ると、好き勝手なプレイをした1Qと3Qで大量リード、形にこだわった2Qと4Qはほぼ同点くらいになりました。
なんでこんなことしない方が点が取れるのにわざわざ形にこだわるのかと子供達は思うかもしれませんが、こんなことをしなくても点が取れるチームに勝つだけで満足ならそれで良いのですが、私達は、今まで勝てなかった相手にも勝てるように、少しでも差を詰められるように頑張って練習しているのです。
好き勝手なオフェンスでは、ディフェンスが強いチームからは簡単に得点はできません。
うちにはここぞという場面で1人でガンガンやれるスター選手はいませんが、チームとしてはしっかり自分の役割を果たせる10人が揃っています。
個人的なチャレンジも推奨しつつ、個人プレイの簡単な仕掛けで難しいシュートを打つだけではなく、しっかりとチームで相手のディフェンスを崩してからどこからでも簡単なシュートで得点ができ、全員が輝けるようにしていきたいと思っています!
まだまだ課題は山積ですが、これからも一歩ずつ着実に前に進んでいきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
(2018.8.29)

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