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秋季中部地区大会2018

2018/10/29 05:34
  

おはようございます、管理人です。

遅くなりましたが、土曜日は秋季中部地区大会に参加してきました。

6年生にとっては、最後の地区大会で、この大会を最後に5年生以下の新チーム中心の新体制に切り替わる予定です。

もちろん、優勝すれば下関大会への切符を手にし、もうしばらく6年生中心のチームでいられるのでなんとしても結果がほしいところでした。

ところが、大会を前に5年生が左手の指を骨折、大会日程が27日(土)となったことで、5年生の1人が結婚式のため参加できず、1週間前には6年生の副キャプテンが左手の指を骨折、さらに大会直前には6年生のエースが左手の指を負傷し、なんとも厳しい状況に陥りました。

とはいえ、やれることをやるしかないので、残された6年生を中心に、最後まで諦めずに優勝を目指して全力で戦い抜くことを誓って大会に臨みました。

初戦の相手は、練習試合などでも交流のある周南市のチームでした。

前半は、日頃は試合に出ない4年生も加えながら、5・6年生の踏ん張りでなんとかリードをしていましたが、後半は、副キャプテンと負傷のエースに代えて5年生2人を入れて逃げ切りたかったのですが、3Qであっという間にリードを失い窮地に立たされ、やむを得ず4Qは負傷のエースを投入することになってしまいました。

4Qは一進一退の攻防で、手に汗握る大接戦となりました。

最後は劇的で、ラスト5秒で同点の場面。

ボールを持っていたのは負傷のエース、果敢なドライブでレイアップまで行くかと思いきや、ドライブ中に寄ってきたディフェンスの動きを見てパスに切り替え、ゴール下に詰めていた今年度他チームから移籍してきた6年生がパスを受けて必死のシュート。

ラスト2秒で放たれた運命のボールはリングにあたりリング上を跳ねながらも、みんなの執念が乗り移りなんとかゴールに吸い込まれてくれました。

相手がボールをコートに入れたところで試合終了、なんとかワンゴール差で勝利し、ベンチも応援席もまるで優勝したかのように盛り上がり、最後のシュートを決めた子は安堵感からか大号泣。

よほどのプレッシャーだったのでしょう。

内容はともかく(笑)、最後は気持ちの入った良いゲームでした。

さて第2試合は、少し前にも他の大会で対戦し勝つことができた相手で、負傷のエースも第1試合後に痛みを訴えていたので温存し、前半はまだ試合に出ていなかった5年生と6年生を出しつつリードを奪うことに成功しました。

エースはずっと出たがっていたので、ピンチになったら出すかもしれないけどこの試合は基本的に出番はないと伝えていたのですが、試合途中でも「ピンチだ、ピンチだ」と自分の出番をアピールしてきましたので、「いや、まだ全然余裕、出番はない」と一蹴(笑)

ということで、後半も負傷のエースは最後まで温存することにして、できれば他の6年生も決勝に向けて休ませたかったのですが、これまた3Qがボロボロで3Q終了時には2点差(だったかな?)の大接戦に突入。

そのため他の6年生を休ませることはできませんでしたが、エースは引き続き温存し、同じメンバーを4Qに送り出しました。

4Qは、6年生を中心に、開始直後に突き放すと、あとはそのリードを保ってなんとか逃げ切ることができました。

これまた内容は今一つでしたが、日頃試合に出ているメンバー4人を欠いた状況でも勝利することができ、少しずつチーム力が上がってきたことは感じることができました。

さて、こうしてなんとか決勝に進みましたが、相手は同じ防府市の強豪チーム。

夏の市内大会で惨敗し、リベンジを誓って、子供達にも意識させて練習させてきましたので、全員揃っての対戦とならなかったのは残念でしたが、最初に書いたとおり、最後まで勝利を信じて戦いました。

メンバーが揃わない前半は、できるだけロースコアに抑えるため、攻め急がずに30秒を使いつつ、攻め気は崩さずに相手のファウルを誘うこと、前半をできるだけ少ない点差でしのげば後半に必ずチャンスが来ると子供達に伝えましたが、経験の少ない5年生は攻め急いでボールを持ったら狭いところに突っ込んで、激しいディフェンスには焦って不用意なパスをしてしまうなど、なかなか狙い通りにはいきません。

理想は前半で10点差以内、最低でも15点差以内で留めたかったのですが、結果は20点開いてしまいました。

後半も、前の2試合で6年生らを休ませられず、思いのほか消耗してしまっていたこともあって思うように動けません。

前半で狙い通りにファウルを誘い、後半の割と早い時間に相手のキープレイヤーの1人が退場し、他にも4ファウルまでいって思うようにディフェンスができない子を抱えさせる状況までは作れたのですが、そこからも思うように点差を縮めることはできませんでした。

結局、最後は30点差をつけられての完敗です。

ですが、誓いどおりに子供達は最後まで諦めずに全力で戦い抜いてくれました。

できることが限られた状況の中で、みんなで力を合わせてやれることはやりました。

もちろん悔しさもありますが、胸を張って準優勝のトロフィーをもらって帰りました。

最後の地区大会を終えたとはいえ、6年生も卒業までにはまだまだ大会もあります。

これからもどんどん成長してもらえたらと思います。

(2018.10.29)

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