山口県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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防府市近郊大会2018

2018/12/04 03:48
  

こんにちは、管理人です。
この日曜日は、会場引受で防府市近郊大会に参加しました。
初戦の相手は、私の同業者(笑)お2人が中心になって率いられている山口市のチームとの対戦で、これまでも合同練習や練習試合など、お世話になっているチームです。
この日はメイン指導者のお一人が仕事で来られず、来られたもう一方も、このところ仕事が忙しくてあまり練習に行けていないとのことでした。
2月の中部地区新人大会で対戦して敗れて以来の対戦でしたが、このところの勢いはうちの方が上回っており、最終4Qには新チームの5年生のみで臨み、良い経験を積ませていただくこともでき、今回は危なげなく勝利することができました。
続く2戦目は、下関のチームとの対戦でした。
小さい子も多く、序盤から有利に試合を進めることはできましたが、全体的にしっかり鍛えられたチームで、3Qからはやや押されつつも、序盤のリードを活かして逃げ切ることができました。
さて、無事に決勝戦進出を決め、対戦相手のスカウティングのため反対ブロックの準決勝戦を注視していました。
岩国市から参加で、今度の下関大会にも出場するチームで、2部所属とはいえこの日の初戦でも山口市から参加の1部のチームを撃破するほどの強豪チームと、日頃から大変お世話になっていて、このブログでもお馴染みのコーチJ様の塾生がうちに次いで多数所属する市内チームの対戦でした。
岩国市のチームは、指導者のお一人がこれまた私の同業者で、これまで接点は無かったのですが、夏頃にひょんなことからメールでご連絡をいただき、いろいろなお話も伺って交流を模索しておりましたが、なかなかタイミングが合わず、この日ようやくお会いすることができました。
初戦の練習風景から見させてもらっていましたが、その指導者の方が自ら率先して声を出して子ども達を引っ張っておられ、とても良い雰囲気のチームでした。
試合に関しては、6年生もたくさんおられるようで、突出した子がいるようには感じませんでしたが、とにかく全員がしっかり鍛えられており、どこにも穴がないという印象でした。
指導者の方に聞いた話では、今年は6年生がたくさんいるので、誰が欠けても大丈夫なようなチームづくりをしてきたと。
この日も4番の子が骨折の手術で不在とのことでしたが、だからといってやることは変わらないという余裕さえも感じられました。
対する市内チームは、6年生のWエースの個人技や、長身の5年生センターのインサイドも駆使しながら、相手の組織力に徹底抗戦されていました。
そんな2者の対戦は、最後まで一進一退の攻防で大激戦となり、最後はラスト20秒で岩国市のチームが逆転し、市内チームも残された時間で相手ゴールに果敢に攻め込み、入れば逆転のブザービートのジャンプショットを放つところまで粘りましたが、そのシュートは惜しくも外れてしまい1点差で涙を飲まれました。
さて、そんなハイレベルな試合を目の当たりにし、正直、かなり厳しい戦いになることを覚悟して、決勝戦に臨みました。
岩国市のチームは、全体的な長身を活かし、誰もがインサイドを狙ってきていたので、試合前に子ども達に、身長差をカバーするため、インサイドに立たれる前のボディチェック、シュート後のボックスアウトの徹底、あとは自信を持って思い切って戦うことを指示しました。
試合が始まると、6年生を中心に、指示したボディチェックやボックスアウトに加え、ボールを持たれる前のディナイと、予想以上に頑張ってくれました。
前回も書きましたが、このところの練習の雰囲気は明らかに変わり、一人一人の意識もかなり高まり集中しているように感じています。
まさにそれがこの試合でも形になって表れたようで、戦前の予想に反し、序盤からリードを奪い有利に試合を展開することができました。
後半に入っても、8点くらいのリードを保ったまま集中して戦っていましたが、3Qの終盤でひとつのミスをきっかけに一瞬崩れかけて焦る場面も見られましたが、うまく立て直してくれました。
少し前であればそこで一気にやられて勝ち試合を落とす展開も多かっただけに、子ども達の成長を感じることができました。
4Qもリードを保って中盤を折り返し、優勝を意識し始める時間帯となりましたが、そこでひとつの不安要素が・・・。
チーム随一のオールラウンダーで、ボール運びからドライブ、ディフェンスでも1番から3番まですべてを安心して任せられ、ボックスアウトにボディチェックと、指導者の指示にも忠実に応えようとし、常にチームを目立たないところで支えてくれている副キャプテンが4つ目のファウルを取られてしまいました。
そこから少しずつ歯車が狂い始め、ジワジワと点差が縮み始め、徐々にコート内の子ども達にも焦りが見られ始めました。
それでも最後まで集中しながら勝利のために逃げることなく自信を持って必死にギリギリのプレイを続けた副キャプテンでしたが、ここでまさかの5つ目のファウルを取られてしまいました。
ベンチから見る限りは粘り強く守った良いディフェンスで、本当に紙一重だったと思います。
悔しさで泣きながらベンチに戻る副キャプテンでしたが、泣く必要はまったくない、とても良いプレイでした。
残り時間と得点差を考えれば焦る必要はなく、本来ならここで子ども達を落ち着かせるためにタイムアウトを取って指示すべきでしたが、このあとの山場を恐れた私の判断ミスでタイムアウトを取らず、選手交代のみとしてしまいました。
その結果、大事な場面で重要なプレイヤーを失ったことは、やはりコート上の残されたプレイヤーの焦りとなり、そこからのボール出しでまさかのミスを連発してしまい、あっという間にリードがなくなりました。
ここで慌ててタイムアウトを取り、子ども達を落ち着かせます。
特にプレイに対する新しい指示はありません。
落ち着いていつも通りに自信を持ってプレイすれば大丈夫、とだけ伝えて子ども達を信じてコートに送り出しました。
落ち着きを取り戻した子ども達は、そこからも集中して最後まで懸命に戦いました。
途中、同点に追いつかれてしまいましたが、そこでも集中を切らすことなく最後まで戦い抜いてくれました。
その時はもちろん必死に声をかけていますが、あとからそのときのことを冷静に振り返ってみると、子ども達が自信を持ってプレイしている姿を見ていて、不思議なことに、同点に追いつかれたあとも、なぜか負ける気はしていませんでした。
誰よりも近くでこの子達の成長を見続けてきて、この子達の持っている力は知っています。
試合中の表情ひとつで集中できているかどうかも分かります。
この表情で戦っているこの子達が負けるはずがないと自分に言い聞かせていたのかもしれません。
結果、最後はなんとかワンゴールを勝ち越し、見事に優勝することができました。
前回のブログの終わりに、これからも最後まで粘り強く戦う姿を見せ続けてほしいと書きましたが、この日もまさにその通りの姿を見させてもらいました。
私のミスも帳消しにしてくれる、本当に素晴らしい戦いぶりでした。
これからもますますの成長を期待しています。
(2018.12.4)

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