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亀山杯2019

2019/05/17 05:09
  

こんばんは、管理人です。

といってももう朝なので、改め、おはようございますです(笑)
前回、J様にマメな更新を誓ったので頑張って更新しています(笑)
週末の土日は、下関市にて亀山杯に参加してきました。
県内外からたくさんのチームが参加され、日頃お付き合いのない県外チームとの対戦や交流ができるありがたい機会です。

しかしながら今年も初日が土曜授業と重なったため、希望者のみの参加とした結果、6年生6人全員参加、5年生9人中1人が参加、4年生は2人とも参加、2年生は2人とも不参加ということで、精鋭9人での参加予定となりました。
大会要項上は7人以上で試合成立だったので、余裕をかましていたのですが、GW休み明けに事件発生。
うちの子2人(6年・4年)がまさかのインフルエンザを発症して不参加となり、7人ギリギリになってしまいました。
大会を楽しみにしていたうちの子供たちは、参加できない悔しさで2日間枕を濡らし続けたようですが、チームの皆様にも大変ご迷惑をおかけしました。
私も保菌者だったのでいつ発症してもおかしくなかったのですが、J様から、「いざとなったら審判くらいしに行くからいつでも言って」と心強いお言葉もいただきながら、なんとか残りのメンバーとともに無事に大会に参加してくることができました。
※ ちなみにJ様のことをご存じない方は、過去のブログを適当に読んでもらったらすぐわかります(笑)

それにしてもこの時期にインフルエンザだなんてと思っていたらGW前から少し流行しているようですね。
うちの子がブームの火付け役になったのか、5年生も先週のうちに1人、そして現在は、右田小全体でも流行しつつあるようで、中部地区春季交歓会・運動会なども控え、戦々恐々の日々が続いています。
実は今週すでに6年生1人が発症し、中部地区もアウトのようでショックは大きいのですが、なってしまったものを嘆いていても仕方ありません。
もちろんこれ以上の離脱者は避けたいところですが、うちのチームが目指しているのは全員バスケです。
特定の誰かに頼ることなく、誰が出ても誰が欠けてもやることは変わらず、全員がゴールを狙い、全員でゴールを守る、逆に誰かが欠ければ他の誰かにチャンスが回る、ピンチをチャンスに変え、チーム一丸でこの逆境を跳ね返したいと思います。

さて、話が脱線しましたが、亀山杯に戻ります。
7人ということで、5・6年生の6人は全試合3Q、4年生1人も全試合2Qに出場することができました。
日頃あまり試合に出られない4・5年生には貴重な経験になったことでしょう。

初日初戦は地元・下関市のチームとの対戦です。
序盤から一進一退の攻防で接戦を繰り広げますが、ずっと課題にしてきたところの改善がまったく見られません。
フリーのシュートを適当に打って外しまくり、身長で勝っているから気づいていないかもしれませんが、ボックスアウトをサボって取れるリバウンドを相手に取られ、ルーズボールを追いかけずに簡単に相手にチャンスを与え、せっかく良いスペースに走ったのに声を出さずにパスが入らないなど、散々な内容で最後は3点差で敗れてしまいました。
一番気になったのは、接戦だったことで試合後に本人たちがそれなりに満足していたように見えたところです。
試合後は写真撮影に着替えにTOにとバタバタしてしまったので、子供たちに修正指示ができませんでしたが、次の試合前のアップでも、相変わらず力のないドリブルや適当なシュートを繰り返す子供たちに、そんな練習をしているから試合であんなプレイしかできない、本当に勝ちたい気持ちがあるならアップで手を抜いてはいけない、と気合を入れ直しました。

2試合目は福岡のチームで、6年生も少なく全体的に背はそれほど大きくありませんが、小さい子も含めて全員が気合の入ったプレイを見せていました。
これまたうちのチームの課題ですが、厳しいプレッシャーをかけてくるチームを相手にするとまず精神的にやられ、戦意を喪失してそのまま何もできずに終わる。
この試合もまさにその通りで、後半はベストメンバーでもなく最後は4年生中心メンバーの相手に、点差が開いていくのをただ見ているだけの状況で進んでいきます。
何度言っても6年生がボールから離れたり、相手の後ろに隠れて声も出さない。。。
4Q残り2分でタイムアウト。
「こんなプレイを見るためにわざわざ下関まで来たんじゃない。」
「勝ち負けなんてどうでも良いし、点差は気にしないで最後まで全力で戦おう。」
「この一試合一試合を無駄にしなければ、必ず次につながる。」
「せめてこの残りわずかな時間、最後まで声を出して練習してきたことを全力でやろう。」
子供たちにどこまで響いたかは分かりませんが、そこから試合終了までは、集中して頑張ってくれたと思います。
子供たちは意識の違いがプレイの違いにつながっていることに気づいていないようで、相変わらずシュートも入りませんが、内容としては互角の戦いができていたのではないかと思います。
試合後には、この意識の違いがプレイの違いにつながることを子供たちに伝え、明日こそは最後まで全力を出し切ることを約束しました。

ということで、2試合あっさり終わり、この日は終了。
とりあえずお昼ご飯を食べましたが、まだ昼過ぎ。
宿のチェックインは16時、開会式は18時、さて何をしましょう(笑)
受付時にもらった絵馬を亀山八幡宮に奉納しに行くことにしました
子供たちは亀山八幡宮の亀や鳩とも戯れ、カモンワーフを散策し、思い出づくりもできたことでしょう。

さて、その日の夕方には今年も中川直之さんによる指導者クリニック。
行った人だけの特権なので内容はマル秘ですが、しっかり勉強させていただきました。

夜は懇親会。
この日対戦した下関や福岡のチームの指導者さんと話したり、他チームとの交流を深めつつ、同じ防府のチームで結果を報告しあったりと、有意義な時間を過ごしました。
特に、防府の強豪チームの監督さんから、今の右田と自チームや他の強豪チームとの違いについて熱く語っていただき、日頃から私も感じている右田の子供たちが試合の中で全力を出し切る、気持ちをぶつけるといったことができていないことについて、大変ためになる指導者としての心構えなどを説いていただきました。
練習メニューを考えることも大事ですが、やはり子供たちの持っている力を試合でどれだけ引き出してあげられるか、それが我々指導者の役割であり、力量に差が出るところであることは疑う余地もなく、自分自身を見つめ直す上でも、改めて聞く他チームの指導者さんの心構えなどは本当に参考になりました。
皆様、ありがとうございました。

続いて2日目ですが、初日の結果により彦島体育館にて交流戦に参加です。
初戦は北九州のチームで、小さい子も含めた少ない人数で参加されていましたが、やはり小さい子も含めて気持ちのこもったプレイをするチームです。
昨日言ったことを改めて子供たちに伝え、こちらも気合を入れます
相変わらずシュートは入りませんが(笑)、ディフェンスの粘り、ボックスアウトの意識、ルーズボールへの反応、声の出し方など、どれをとっても子供たちの集中力は明らかに前日とは違いました。
そうなると試合の方は面白くなります。
序盤からお互いに譲らず接戦のまま終盤へ。
残り48秒で5点リードの状況でタイムアウト。
子供たちにやってほしいこと、やってはいけないことを確認し、送り出しました。
いきなりやってはいけないと言ったことを連発します(笑)
その後もお互いに焦りながらドタバタの展開でしたがなんとか5点差で勝利。

この日も試合合間で着替え・TOとドタバタ続きですが、次の試合前に1試合目の反省を。
「試合全体としては昨日よりも明らかに良かった。」
「が、残り48秒でやってはいけないことをどれだけやってしまったか。」
「結果的に勝つことはできたが、あれで勝ったのは奇跡。」
「厳しい戦いになればあのひとつひとつがすべて命取りになる。」
「この試合は、全員が勝利のために最後まで集中して戦おう。」

2試合目も接戦です。
こちらも最後まで集中してジワジワとリードを広げていきました。
ところが、4Q序盤で6年生の1人にアクシデント発生。
相手のヒザが太ももあたりに入ったようで、苦痛の表情を浮かべます。
すかさずタイムアウトで様子を見ましたが、痛みはありそうですがとりあえず大丈夫そうで一安心。
粘る相手に、そこから一気に差を詰められ一時危うくなりましたが、痛みが引いてから?は再び一進一退の攻防でなんとかこちらも5点差で逃げ切ることができました。

2勝することができたので、最後は反対ブロックの1位との交流戦です。
相手は同じ防府市の強豪チーム、今年は今のところちょっと苦しんでおられますが、毎年、結果を残しておられるチームで、私がミニバスに携わって一度として勝ったことも接戦をしたこともありません(涙)

今回もまったく相手にはなりません。
試合前に、子供たちを集めて気合を入れます。
「やる前から負ける気でやるんなら試合なんてしなくて良い。」
「たとえ点差が開いても、最後まで勝利を目指して戦う気があるんなら最後まで全力で戦おう。」
試合開始直後から、消極的なプレイをする子もいましたが、全体的にはまずまず集中していたと思います。
1Qで一気に差をつけられ、相手のエースが登場する2Qではそれなりに粘りましたが、前半で大量リードを許す苦しい展開になりました。
点差が開き消極的になり、他の人に任せてボールから離れてプレイする悪いところが出ています。
その時、ボールを任されるのは唯一参加の5年生、一昨年のエース・Aちゃんの妹です。
お姉ちゃんと違って(笑)やや大人しく、アピール力にやや難がありますが、能力はお姉ちゃんにも負けません。
逃げ始めた6年生たちからボールを任された結果、何度もボールを奪われたところでちょっと相手に押されたあたりで精神的にやられたのか、悔しさで涙が止まらなくなってしまいました。
すかさずタイムアウト。
タイムアウトが各Q取れるっていうのは良いですね。
まずは逃げ始めた6年生を叱責し、再び戦う気持ちを取り戻させます。
そして、この5年生には気持ちを落ち着けてもらいます。
何度ボールを奪われようとも、逃げずに戦い続ける子には何の文句もありません。
どんどん良くなってるし今のままで良いから一度気持ちを落ち着かせてもう一度トライしに行こうと言って送り出しました。
タイムアウトが終わるまで泣いていたので聞いてはいなかったでしょうが、それでも試合が再開するとしっかり気持ちを切り替えて再びトライしてくれます。
こういう子は本当に応援のしがいがありますね。
今まで試合では見せなかったドリブルテクニックなどにも積極的に挑戦していましたし、おそらくこの子が今回の亀山杯で一番覚醒した子だと思います。

そして、点差が開いて終了した2Qでしたが、ここで4年生が泣いています。
この子はまだまだ技術的にも精神的にも未熟ですが、ボールに対する執着心と大きい相手にも向かっていける勇気はチームでもピカイチです。
日頃は5年生が多いのでまだ試合にはあまり出ていませんが、今回のチャンスをしっかり活かして良い経験をしたと思います。
前半だけの出場ですが、自分自身のプレイにも納得いかず、点差が開いたのが悔しかったのか、最後の出番が終わって涙があふれてしまったようです。

さて、3Qは、点差が開いたため相手は日頃のベストではないメンバーを出されました。
こちらは6年生中心の5人ですが、子供たちには「このQで絶対に逆転するぞ。」と鼓舞します。
子供たちも必死で頑張ってはいましたが、ここでも相変わらずシュートは入らず、消極的なプレイも見え隠れしながらなかなか差を詰めるにはいたりませんでした。
最終4Qも、相手は日頃とは違うメンバーでしたがそれでも思うような流れにはなりません。
ですが、なんとしてもこのままでは終われない、逆転したいという子供たちの気持ちが徐々に見え始めました。
そして終盤で流れをつかみ始め、一気に点差を詰めて、ついに相手エースを引っ張り出すことに成功しました。
「そんなんで満足してどうすんの?」って声が聞こえそうですが、これまでの右田ではこのチームに対してはどんなメンバーであろうともそこまでいけないことさえ多かったので、ある種ひとつの壁を打ち破った瞬間だったのではないかと思います。
そして、そこからは相手エースらにやられながらも、必死に戦う子供たちに、こちらも必死で声をかけ続けました。
そして最後の最後に、それまでやられ続けた相手エースから練習してきたディフェンスでボールを奪うことにも成功しました。
もちろん試合は敗れましたが、次につながる価値ある敗戦になったと思います。

これからも子供たちとともに一試合一試合を大切に、全力で戦っていきたいと思います。
(2019.5.17)

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