山口県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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防府メモリアルカップ2020

2021/01/05 10:36
  

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

気付いたら年が明けてしまいましたが、昨年末に開催された防府メモリアルカップ2020について、年末休み中にブログ更新しようと思いつつダラダラしていたらあっという間に年が明け、正月休みまで終わってしまいました(-_-)zzz

さて、このメモリアルカップですが、例年であれば市外チームも招待して防府市近郊大会という大会を盛大に開催するところ、やはりこのコロナ禍で市外から複数のチームを招待しての大会開催は難しいとの判断から中止となってしまいました。

そこで、コロナ対策に留意しつつ確保していた会場(ソルトアリーナ)を使用し、なんとか子供達の思い出に残る大会を開催しようとのことで、市内チームのみ参加での同大会を開催することになりました。

6年生にとっては残り少ない大会なので、全国的にはコロナの感染が拡大し、山口県内でも連日複数の感染者が発表される中、防府市での感染はまだそれほど出ておらず、まずは大会が無事に開催されたことが何よりも良かったと思います。

ただ、残念なことに最近意識が変わりつつあった6年生の1人が持病の手術・入院のため年末は活動休止、前回の右チャレに続きこの大会も欠席となりました。

初戦は11月の右チャレで対戦し、接戦の末に敗れたチームとのリベンジマッチとなり、気合十分なはずの6年生5人を1Qに送り出しましたが、相手チームと比べても、残り少ない大会にかける子供達の意気込みや積極性の差は明らかで、消極的なプレイを連発し序盤から差を付けられます。

さらに1人が負傷し12月に新入団したばかりの5年生が交代出場することとなり、結局最後まで見せ場なく22517点差で1Qを終えました。

2Qは5年生3人を含むフレッシュなメンバーですが、こちらは1Qメンバーに比べると積極性が見られ、一進一退の攻防となるも、差を詰めるまでには至らずこのQは1010、トータルも17点差のまま前半終了です。

後半に入っても消極的なプレイが続き、なかなか調子は上がらず、3Qも1811と、さらに点差を広げられ24点差となり勝負は完全に決まりました。

4Qに入り、相手が5年生も含む控えメンバーに変わったところでなんとか意地を見せました。

ガード陣のフロントコートからのプレッシャーディフェンスで相手がミスを連発、スティールからのカウンターで大量得点につなげ、あっという間に点差を一桁まで縮め相手のベストメンバーを引っ張り出すことができました。

こちらも完全に勢いに乗り、相手はチームファウルも積み上がった状態で、ここから一気に逆転したいところではありましたが、ベストメンバーに変わった瞬間に急に大人しくなってしまい、終わってみれば19点差の惨敗でした。

改めて子供達のメンタルコントロールの難しさを感じた試合となりました。

続く2試合目は、11月にカップ戦にご招待いただきこれまた接戦の末に敗れたチームとのリベンジマッチです。

しかし、1試合目で負傷した6年生が出場不可、さらに、1試合目の後に6年生の1人が頭痛を訴えたため大事を取ってこの試合は休ませることになり、3年生を出場させないといけない緊急事態となりました。

そこで相手チームのヘッドコーチに1Qは6年生、2Qは5年生以下で出すことを伝えたところ、相手チームも同様にしてくださいました。

しかしというか、やはりというか、ここでも6年生の積極性は見られず、1Qで12点ビハインドの苦しい展開となりました。

2Qの5年生達は、今年は大会も少ない上に6年生も多く、試合の経験が足りていないのも明らかですが、来年に向けた良い経験の機会を得られ、同じ5年生以下の相手との力の差も感じることができたので、それぞれに何かを感じてもらえたかなと思います。

結局2Qも18点ビハインド、トータルは既に30点差まで開きました。

ハーフタイム中に、「このまま消極的でなんのチャレンジもしないまま終わるくらいなら5年生以下に経験を積ませる方がよっぽど良い。いきなり上手にプレイしろなんて言わない。最後まで試合に出たいならまずは失敗を恐れずにチャレンジする姿を見せてほしい。」と、この試合では6年生が5人となったので、その5人の奮起に期待して送り出しましたが、多少変わった子もいましたが、相変わらず消極的なプレイしかしない子も。

結局4Qは消極的な2人を5年生に交代させましたが、こういうときに子供達はどういう気持ちになるんでしょう?

悔しい、次こそは、もっと出たい、勝ちたい、という気持ちを持ち、それを次につなげるモチベーションにしていけないのでしょうか?

試合の方は、50点近い差をつけられ大敗し、やはり子供達のメンタルコントロールの難しさを痛感させられる結果となりました。

そして、この日3試合目は、お互いに既に2敗しており負けた方が市内最下位決定というある意味緊張感のある対戦です。

相手チームとは、公式戦での対戦はありませんが、夏にした練習試合では負けと引分という結果だっただけに厳しい戦いを覚悟して臨みました。

頭痛の6年生が復活できたので、メンバーは1試合目の負傷交代後の形に戻しました。

しかし1Qは相変わらず消極的なプレイを連発、お互いに決定力を欠きなんとか食らいつきますが、結局14131点ビハインドで終えました。

続く2Qは、6年生の2人が気合全開で臨んでくれました。

1人が前からの厳しいディフェンスでスティールや相手のミスを誘いボールを奪うと、もう1人もことごとくリバウンドを取りシュートをねじ込んでいき、あっさり逆転し、トータルで6点のリードを奪うことにも成功しました。

そして後半に入っても、その2人を中心に厳しいディフェンス、ルーズボール、リバウンドを制し、相手に流れを渡しません。

さらにこの日頑張った6年生がもう1人、ドリブルやハンドリングなどのファンダメンタル技術の不足に加え、足元の意識が低くトラヴェリング癖が克服できず、最近は少し出番が減っていた子ですが、この日は持ち前の積極性と相手をうまく交わす技術を武器に得点を量産、恐らくこの日のトータルではチーム内の得点王ではなかったでしょうか?

もちろん向上させなければいけない技術や、改善すべきところはまだまだありますが、この日の頑張りと結果を見れば、次の大会でも出場機会が多く得られるでしょうし、この日の経験も活かしてきっと益々活躍してくれることに期待しています。

この3人の活躍もあって、3Q終了時点で16点のリードを奪うことができました。

しかし3Q終盤で、この試合でもリバウンドをことごとく取ってはシュートもねじ込み得点源にもなっていた攻守の要とも言える6年生が5ファウルで退場になってしまいました。

そのため4Qは再び前の試合と同じ6年生5人での戦いとなり不安がよぎりますが、既に心が折れている相手チームに対し、ディフェンス・オフェンスともに最後まで積極的に仕掛け、気付けば30点以上のリードを奪うことに成功、年内最後の試合をなんとか勝利で終えることができました。

このチームでは市内初勝利、通算3勝目の貴重な勝利を飾ることができましたので、今度こそこの勝利を今後につなげてくれれば良いなと思います。

そしてこの翌日には、1年生から6年生までをランダムに分けての5対5ゲームを中心にした年内最後のチーム練習をみんな笑顔で終えました。

さらに年明け一発目の練習では、6年生8人も勢揃い、こちらが言わなくても意識的に声を出したり、積極的なプレイも見えました。

これまでにも何度も見てきた光景なので、期待と疑念が交錯しまくりながらも()、やはり子供達が一生懸命に頑張る姿は見ていて気持ちが良いものです。

コロナの全国的な感染拡大はまだまだ止まりそうにありませんが、そんな中でも今年こそは子供達にとって良い年になりますように、早くコロナが過去の話になりますように、そう祈らずにはいられません。

(2021.1.5)

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