山口県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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佐波杯2020

2020/11/26 03:40
  

こんにちは、管理人です。

月曜日は市内の佐波ミニバスさん主催の佐波杯2020にご招待いただきました。

コロナ禍で明らかに大会数が減っている中でこのようにご招待いただけることは本当にありがたいです。

さて、前回ブログで書いたとおり、この前々日の土曜日のリーグ戦、2試合目には子供達の一生懸命な姿が見られ、久しぶりの勝利を掴むことができました。

今回は残念ながらキャプテンが家庭の都合で参加できませんでしたが、普段あまり試合に出ていない今年入団の5年生を入れれば5・6年生で10人揃っています。

たった2日しか経っていませんし、その勢いをこの日も継続してきっと良い結果が得られるだろうと期待して臨みました。

そして1試合目は、リーグ戦では当たらない周南市のチームとの対戦を組んでいただきました。

さっそく1Q、5年生3人が入り先日のような元気の良さに期待しましたが、まったく元気なし、いつもは良いディフェンスをしてくれる6年生2人の動きも精彩を欠いています。

結局良いところがないまま18対0というまさかの大量リードを奪われる最悪のスタートになりました。

ですが、続く2Qは6年生5人で臨むので、点差を一気に詰めてくれると信じて送り出しましたが、こちらのメンバーも精彩欠きまくりで、走らない、声出さない。

一昨日の子供達はどこにいったんでしょう?

結局2Qも1点リードしただけで、トータルはまだ17点ビハインドの絶体絶命状態です。

ハーフタイムで子供達を鼓舞しますが、暗い表情でヤル気がまったく感じられません。

3Qも相変わらずダラダラと進み、さらにリードを広げられ、ついに20点以上の差をつけられてしまいました。

こんな状態の子供達ではこれ以上普通に試合をしても仕方ないので、4Qは5年生と3年生の5人でスタートし、6年生には、「まずはベンチでしっかり応援しなさい。そして、その間にここまでの自分達の不甲斐ないプレーを反省し、試合に出たい人、コート上で全力のプレーができる準備ができた人は言ってきなさい。そしてそれをコートで見せてほしい。」と伝えました。

ですが、途中アクシデントで5年生が負傷した際にも、誰も自ら試合に出たいとアピールしてくる子はいません。

仕方なく「試合に出たい人?」と聞いても声も出さずに自信なさそうに手を挙げるだけ、とりあえずこっちを向いて一番まっすぐ手を挙げた子を出しました。

その後も6年生からのアピールはありませんでしたが、ようやく1人が「試合に出たいです」と言ってきて、そこからもなんのタイミングを探っているのか、時間差で2人ずつくらいが「試合に出たい」と言いにきました。

どれだけコート上でのプレーが変わるかを見るために言ってきた子から順番に全員を交代で出しましたが、正直なところ目に見えて変わった子はいませんでした。

相手チームは低学年の子も出ていたので、最終的には点差こそ縮まりましたがまったく見せ場がないままの惨敗でした。

そして今回もコーチと緊急ミーティング、一昨日に絶大な効果を発揮した神アップをもう一度期待して、モチベーションアップに特化したウォーミングアップをコーチに託しました。

遊び感覚のメニューから、声出し練習、最後は鬼ごっこ、子供達の表情はみるみる明るくなり、自然と大きな声も出るようになり、全員が次の試合では声を出して頑張ると誓ってくれました。

そして迎えた2試合目、主催の佐波さんとの対戦です。

夏にあった練習試合ではまったく相手にされないほどに惨敗していました。

ですがこの試合では、神アップで覚醒した子供達が躍動します。

1Qは、1試合目と同じく5年生3人を含むメンバーですが、全員が集中して一生懸命にディフェンス、そして6年生も積極的にゴールを狙うなど、見違える動きを見せてくれ、一進一退の攻防が続き、3点ビハインドで2Qにつないでくれました。

そして1Qの頑張りを2Qメンバーもしっかり受け継ぎ、これまでにない頑張りを見せてくれます。

1Qメンバーはベンチに戻っても大声でコート上の選手達に声援を送り盛り上げます。

ここでも一瞬たりとも気が抜けない一進一退の攻防が続き、このQは2点リード、トータルは1点ビハインドで前半を終えました。

後半に入っても子供達は集中して試合に臨んでいますが、疲れからか少しずつ雑なプレー、強引なプレーが見え始め、徐々に差が開きます。

ですが、気持ちでは負けず、3Q終了時点で5点ビハインドでなんとか食らいつき、4Qでの逆転に望みをつなぎました。

しかし、残念ながらこれまで日頃の練習で繰り返してきた雑なプレーはこの試合の中で修正できるものではありません。

結局、強引な攻めや雑なシュートを続けた4Qのフィールドゴールは0点、フリースローで2点を取るのが精一杯、最終的には12点差で敗れてしまいました。

とはいえ、結果はともかく、子供達は最後まで勝利に向かって全力で戦いましたのでそこはしっかり褒めてあげたいと思います。

ただ、それと同時に、日頃の練習への取組姿勢がこういう形で試合の結果につながるということを子供達にも理解してもらわないといけません。

そして、試合だけ頑張る、では通用しないということを子供達自身が感じ、これから先の日頃の練習への取組姿勢を自ら改善していってくれることに期待しています。

さて、前回ブログで「乞うご期待!」と期待を持たせつつ、このような残念な結果しかご報告できず、一部読者様の期待を裏切ってしまい申し訳ございませんが、今回の敗北は、子供達にとって勝利よりも得られるものがあった敗北だったと信じています。

それと、やはり1試合目の入り方でしょう。

このところいつも2試合目になってようやくエンジンがかかりますが、それでは大会で良い結果は得られません。

いかに一試合目から全集中できるか、大事なところに自分達のピークを持って来られるかがこれから先のこのチームの大きな課題にもなってくるでしょう。

これからも子供達とともに目の前の課題を乗り越えながら頑張りたいと思います!

それと最後にオマケです。

1試合目のあと、4年以下の部、5年の部、6年の部に別れて上位5位までが豪華賞品ゲットという大盤振る舞いのフリースロー大会がありました。

4年以下の部、うちの3年生の1人がまず決勝進出者5名を決める予選会を通過、その時点で残り2名だったので「2位以上確定!」と喜んでいると、「5人が決定したのでこれから順位決定戦を行います!」

「・・・?」

なるほど、このフリースロー大会はたまにある忘年会のビンゴのような方式で、最初にビンゴになったから1番良い賞品がもらえる訳ではなく、ビンゴになった人からクジを引くとか、とりあえず予選で5人に入っておけばまだ1位になる権利を得られるという最後までドキドキできる方式だったんですね()

結果、予選で2位以上確定とぬか喜びしたうちの3年生は5位に終わってしまい、同じく5年の部では新キャプテンが予選3位以上確定から4位に終わり、世の中そんなに甘くないことも勉強しました()

というのは冗談で、4位も5位も豪華賞品で、2人とも賞品ゲットにご満悦でした!

終わりに、コロナ禍の大変な状況で、このようなありがたい機会、楽しい時間をいただきました佐波ミニバス関係者の皆様に心から感謝いたします。

大変お世話になりました、本当にありがとうございました。

(2020.11.26)

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