山口県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

山口県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

第5回右田女子チャレンジカップ2020

2020/11/16 17:28
  

おはようございます、管理人です。

日曜日はうちのチームが主催で、第5回右田女子チャレンジカップ2020を開催いたしました。

コロナ禍での大会開催についてさすがにかなり悩みましたが、ただでさえ大会が減ってしまっている中で、子供達にとって思い出に残る大会をひとつでも増やせたらということで開催することになりました。

ただし、さすがに例年通りとはいきませんので、参加チーム数を例年の8チームから半分の4チームに減らし、例年はかなりの密状態で実施していた恒例のシューティング大会も蜜を回避するようコロナバージョンにして実施するなど、コロナ対策も考えながら開催いたしました。

4チームということで、多くの市内チームを始め、日頃からお世話になっているチームでもお誘いができなかったのは大変残念で申し訳ないところですが、コロナ禍における苦渋の判断ということでお許しいただけたらと思います。

さて、試合の方ですが、1試合目は柳井市からご参加いただいたチームとの対戦でした。

このチーム、毎年、あまりサイズには恵まれないイメージですが、指導者さんの熱い指導と子供達の熱量がすごいチームです。

これまでもお誘いはしていたのですが、なかなかタイミングが合わず今回が初参戦でした。

そして今年のチームも、残念ながら県決勝大会の出場こそ逃されたようですが、鍛えあげられたディフェンスに、鋭いドライブと高確率のミドルシュートなどが武器の強烈なオフェンス、どこを取ってもうちに勝てるところはなく、最初から最後までなす術なく敗れました。

ルーズボールやリバウンドへの反応、一瞬の隙も見逃さない集中力、体格差をものともしない体を張ったディフェンスは、この日3試合通じて衰えることなく見事に3戦全勝で優勝されました。

強烈なディフェンスを目の当たりにし、ほとんどの子供達が早々に戦意を喪失してしまいましたが、自分よりも小さな子達がこれだけできるということを見て、うちの子供達も何かを感じてくれれば良いのですが。

続く2試合目は、先日のスポ少大会でも対戦し大敗した市内チームとの再戦です。

相手は負傷中のキャプテンが出場していない状況ではありましたが、うちの選手達も前回の対戦時とはまったく違う戦いを披露してくれました。

第1Qからオフェンス・ディフェンスともに集中して臨んでくれリードを保ち優位に進めます。

終盤でミスをキッカケに一時逆転を許してしまいましたが、終了間際のミドルシュートが決まり再逆転に成功しました。

そして問題の2Q、能力はあるものの日頃の練習から明らかに手を抜くのでこれまでも試合の後半にはあまり出していない6年生2人と、試合前には復活したものの、前の試合後に体調不良を訴えていたため急遽1Qから2Qに回した6年生に、5年生2人が加わるQです。

この試合前にもこの6年生2人には、「君達がなんで試合に出られないか分かってるよね?君達が他の子よりできない訳じゃないのは分かってる。できるのにやろうとしないから試合に出られないんだよ。試合に出たい気持ちがあるなら頑張りなさい。」と伝えました。

そして試合では、まだまだ他の子ほどではありませんが、これまでに比べると見違えるほど頑張ってくれて、逆転を覚悟していたこのQで逆にリードを少し広げることができました。

ほら、やればできるじゃん!

リードして迎えた後半戦、この試合をキッカケに生まれ変わってくれることも期待して前述の2人のうちの1人をメンバーに加えて戦うことにしました。

そこでもみんなは頑張ってくれ、日頃の練習の成果も出たり、日頃は見られないプレーまで飛び出し、リードを広げて3Qを終えました。

既に限界を迎えているようにも思い、選手交代も考えましたが、ここまで来たら気持ちで乗り切れと、同じメンバーで4Qに挑みました。

序盤のミスで一気に差を詰められるも、そこからは一進一退の攻防でわずかなリードを守って終盤を迎えましたが、ここで致命的なミスを連発し残りわずかのところで逆転を許すと一度は追いついたものの結局ワンゴール差で敗れてしまいました。

選手交代、タイムアウトの要求など、考えられる手もあり、敗因は私の力不足であったことは間違いありませんが、最後まで子供達を信じ、最後まで子供達も全力で戦い抜いてくれた上での結果なので仕方ありません。

負けはしましたが、確実に成長を続ける子供達に確かな手応えも感じることができた価値ある一戦だったと思います。

そしてこの日最後の試合は、萩市からご参加いただいたお馴染みのチーム、毎年必ず萩市で開催される大会に声をかけていただくなどずっと気にかけていただいているチームとの対戦です。

今年は強力なビッグマンを中心に県決勝出場も確実視されていましたが、地区大会ではそのエースセンターがドクターストップとなり残念ながら敗退してしまわれたそうです。

この日も前の試合でエースセンターが腰を痛めてしまい途中交代してしまうなど力を出しきれずに終わってしまったようですが、攻守共にバランスの取れた素晴らしいチームで、この日も2勝され準優勝されました。

元々の力の差に加え、直前の試合ですべてを出し切ったうちの選手達に余力はなく、見せ場もないまま大敗してしまいました。

結果は全敗ですが、前回同様、少なくとも子供達の成長、チームの成長を感じることができた貴重な大会になったと思います。

そして最後に、コロナバージョンで開催したシューティング大会についてもご報告を。

例年は10人以内のグループ対抗で実施しているところを30人以内のチーム対抗に変更し、少なくとも他チームとの濃厚接触を少しでも回避するため、各対戦の終了後、それぞれのベンチ側のゴールを使用して実施しました。

例年は学年やシューティング位置によって得点も異なるなど、駆け引き要素のある方式でしたが、今年はシンプルに各チーム30投での合計ゴール数で勝敗を決する方式に変更しました。

ただし、シューティングの位置は、56年生と大人男性はフリースローラインから、34年生と大人女性はフリースローラインより1.2m前から、12年生はどこからでも良いというハンデをつけました。

結果は、市内の別チームが見事に3戦全勝で優勝、準優勝争いは大激戦で、うちを含む3チームが12引分で対戦成績が並び総ゴール数勝負となりました。

さらにうちと萩市のチームは総ゴール数も同じでしたが、最後は最終戦でゴール数を伸ばした柳井市のチームが準優勝となりました。

指導者の皆さんも参加され、子供達に格好良いところを見せたり、逆に格好悪いところを見せてしまったりしつつも、あちらこちらで笑顔も見られ、主催者として安心しました。

昼休み時間に熱心にシュート練習をされている指導者さんもいましたし()

何はともあれ無事に大会を終えることができ、まずはご参加いただいたチーム関係者の皆様、右田の保護者の皆様にも、改めて感謝申し上げます。

そして各チームにおかれましては、今後とも引き続き変わらぬお付き合いをいただきますようよろしくお願いいたします。

最後になりますが、いまだにコロナの終息が見通せず、バスケを取り巻く環境も、すぐにこれまで通りにとはいきそうにありませんが、一刻も早く子供達がコロナのような余計なことを気にせずに、バスケに限らず自分達のやりたいことを思いっきり楽しめる日が来ることを願わずにはいられません。

そしてこのような状況下でも、コロナに負けずにこれからも子供達と全力でバスケを楽しんでいきたいと思う今日この頃です。

(2020.11.17)

続きを見る

<< 前のページに戻る