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勝間杯2020(その2)

2020/02/28 06:29
  

こんにちは、管理人です。

前回の続きですが、6年生にとっては右田女子ミニバスでの最後の大会となる勝間杯、なんとか2部の決勝に進むことができました。

そして迎えた決勝戦。

年明けの冬季市内大会で接戦の末に逆転勝利を収めた市内のライバルチームとの最後の戦いとなりました。

決勝戦は勝間杯恒例のスターティング5の紹介があるため、相手は1Qに6年生4人+4年生とのことで、こちらは6年2人とディフェンスを頑張る5年生2人+4年生で挑みました。

長身の6年生を揃える相手チームに対し、こちらは必死のディフェンスで食い下がりますが、ほぼすべてのマッチアップがミスマッチとなるなど、終始苦しい展開となりました。

最後はミスもあってこのQは7点ビハインドで終える厳しい状況になりました。

2Qは、お互いに6年生不在の新チームメンバーだけでの対戦となりましたが、1Qで5年生の主力を出しているだけにこちらも厳しい展開が予想されましたが、ここで普段はなかなか見られない5年生達の頑張りが見えました。

6年生にとって最後の試合、なんとか勝利で締めくくりたいというのは相手チームも含めて全員が同じ気持ちです。

お互いに一歩も譲らない必死のプレイで、このQはなんとかうちが1点リードし、トータルの点差を6点差に縮めて前半を折り返すことができました。

5年生のみんな、よく頑張った!

そして迎えた後半戦、1Qのメンバーの4年生のところをこの日これまでで一番の頑張りを見せてくれていた5年生に変えたメンバーで挑みます。

相変わらず高さのミスマッチに苦しみながらも、集中してプレイするコート上の5人に、ベンチからも必死の声援が飛びます。

3Qもうちが1点リードし、点差はなんとか5点差でくらいつき最後の4Qを迎えます。

ここまで必死に頑張ってきた入れ替えて投入した5年生でしたが、3Qの後半は完全に足が動かなくなってきていたので、「頼むよ、もう少し頑張れないか?」と言うも、やはりこれ以上は足が動かないと判断しここでメンバー変更を決断。

代わりにこのところ成長著しいチーム1の俊足の子を投入しました。

そして本当はもう一人、「頭が痛くてもう無理です」と言っていた5年生がいたのですが、そこは無理を言って頑張ってもらいました(笑)

その子は、今のメンバーでは一番最後に入団した5年生で、技術や戦術の理解度はまだまだですが、人一倍マジメでまったく手を抜かない子なので、ゲーム展開や対戦相手によってはベストメンバーを任せられる存在に急成長してくれた子です。

ただ、体力面にもまだ不安があり、たしかこれまでに1試合で3Qフル出場をしたこともなく、この大切な試合でフル出場してもらうことになるとは思いませんでしたが、ここまでの頑張りを見てこの試合では欠かせない存在と判断し最後まで頑張ってもらうことにしました。

そして最後の4Qは、お互いの6年生の意地のぶつかりあいとなり、一進一退の攻防が続きましたが、相手の高さに必死のディフェンスで対抗するうちに、少しずつこちらに流れが来始めました。

6年生2人の集中力は一層高まり、これまでに見せたことのないプレイを連発し、徐々に差を詰めていきます。

コート上の選手もベンチも応援席も全員が勝利を目指して必死に戦います。

まさにこれこそ私がずっと目指してきた最後まで諦めずに勝利のためにチーム全員が一つになって戦うチームです。

4Q終了間際にはいよいよ1点差まで迫り、残り10 秒を切ったところで、キャプテンがファウルを受けてツースローを獲得しました。

会場は最高潮の盛り上がりを見せ、全員がそのフリースローの行方に注目します。

1本目成功でついに同点に追いつきました!

2本目は残念ながら外れてしまい、そのまま延長戦に突入することになりました。

続きはまた次回・・・とか言うとさすがに怒られそうなのでもう少し頑張ります(笑)

4Q終了時点で、相手はチームファウルもたまり4ファウルの選手も3人と、延長戦はこちらがかなり有利に戦えると思っていたのですが、ファウルを狙いすぎた無理なオフェンスでターンオーバーを繰り返してしまうなど最後は力及ばずに5点差で敗れてしまいました。

ですが、最後のブザーがなる瞬間まで、子供達は諦めずに必死に戦ってくれました。

試合後、号泣する子供達とともに応援席へ挨拶を済ませ、6年生は最後の試合を終えました。

その後、いつも通り子供達に最後の挨拶をしたのですが、さすがにこの日ばかりは私も涙がこぼれてしまい、最初にかけようと思った「本当に勝たせてあげたかった。」という言葉をなかなか出すことができませんでした。

少し落ち着いて、「みんなはよく頑張ってくれた。勝てなかったのはすべてコーチの責任。でも、最後に本当に良い試合を見せてくれてうれしかった。」ということを必死に伝え、保護者に促されて6年生と写真は撮りましたが、これ以上涙は見せられないのでその場を足早に立ち去りました(笑)

この日は結局1勝しかできませんでしたが、前回書いたように勝間さんが2部制を採用していただいたおかげで、形だけは準優勝という形で終えることができました。

このブログを書いている時点では、コロナウィルスの影響で、6年生2人が市の代表として参加予定だった3月の選抜大会の中止が決定してしまい、この勝間杯が本当にミニバス最後の大会となってしまいました。

最後の大会で、悔いが無いと言えば嘘にはなりますが、全力を出し切り、思い出に残る貴重な大会になりましたことを、主催の勝間ミニバス関係者の皆様、参加された各チーム関係者の皆様など、すべての方に感謝いたします。

これからもこの日のような子供達の姿が見られることを期待し、私自身ももっと頑張っていけたらと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

(2020.2.28)

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