東京都のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

東京都のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

「支えることで勝利へ」

2025/05/26 16:54
  

私は中学までプレーヤーをしていました。しかし、高校ではマネージャーとしてチームを支える立場を選びました。
初めは、ボールに触れられない寂しさや、周りを見ることができずうまくチームを支えることの出来ないもどかしさがありました。
しかし、毎日汗をかき必死に練習に取り組むみんなを見て、「マネージャーとしてできる限りのことをしたい」と強く思うようになりました。
1年生の頃は、何もできない自分が本当に不甲斐なくて、周りについていくだけで精一杯でした。しかし、櫻子先輩と多くの時間を過ごす上で少しずつマネージャー業務に慣れることができ、前を向くことができました。
その先輩たちが引退したあと、初めて自分がどれだけ甘えていたのか、支えられていたのかに気づきました。こんなにも良くしてもらっていたのにその時に気づけなかった自分のことがとても情けなかったです。そして、先輩がしてくれていたことを私が次の子達に対して思いを紡がなければならないと考えました。
だからこそ、自分達の代になった時「この代で目標を達成したい」「マネージャーとしてチームを支えたい」「1秒でも長くこのチームにいたい」と心から思いました。

しかし、マネージャーの仕事は見えづらく感謝されることも少なく、逃げ出したくなることが多々ありました。
その度に、「逃げて本当に後悔しないのか?」と自分に問いかけました。
その結果、最後には「勝つ可能性が高くなるなら、少しでも希望が広がるなら、チームのために最後まで自分のできることをやり切ろう」「やらないで後悔するよりもやって後悔しよう」と決意をし、立ち直ることができました。
その気持ちを最も支えてくれたのは、プレイヤーとして頑張り続ける仲間たちの姿でした。毎日毎日弱音を吐くこともなく、バスケにまっすぐ向き合っているみんなの姿が、私にとって大きな励みとなり、何度も乗り越える力を与えてくれました。

そして一つ一つの試合に対して一切手を抜かず、勝つために本気で導いてくださり、人として当たり前のことを徹底する大切さを教えてくださった新井先生には、本当に感謝しています。
また、たくさんの相談に乗ってくれて、問題を一緒に解決しようと親身になってくれただけではなく、マネージャーとしての在り方を教えてくれたちよさんには本当に頭が上がらないです。
そして春田さん。どんなときも選手たちを第一に考え、誰よりも細かいことに気づき、マネージャーとしてどのように行動すべきかを一つひとつ丁寧に教えてくださったこと、本当に感謝しています。
その言葉や姿勢が、私をここまで育ててくれました。
最後に一緒に頑張ってきた三年生のみんなへ。
苦しいとき、悔しいとき、そばにいてくれて、笑ってくれて本当にありがとう。たくさん迷惑かけてごめんね。ちゃんとみんなを支えることができていたかはわからないけど、こんな私をチームの一員としてここまで一緒に居させてくれてありがとう。
「ありがとう」って言ってくれたその一言に何度も救われました。私がここまで頑張れたのは、みんなのおかげです。
この二年間で私は、マネージャーとしてだけでなく、人としても大きく成長することができました。
このチームで過ごした日々は、私の誇りです。
ついに私たちにとっての最後の挑戦となる大会が始まります。
ここまで支えてきてくれた人たちに恩返しをするためにも、これまで積み重ねてきた全てをこの大会に懸けます。
ここまで支えてきてくれた家族、このチームのために動いてくれたすべての方々に、深く感謝申し上げます。皆様のおかげで私たちはここまで強くなることができました。
必ず目標を達成してみせるのでどうか皆様のご声援を宜しくお願いします。

 

里中

続きを見る

<< 前のページに戻る