『走り切る覚悟』 矢竹
『走りきる覚悟』
国士舘高校バスケットボール部に
入部してから約2年が経ち、
最後の大会がもう迫ってきています。
私にとってこの2年間は人生の中で
1番長い2年間でした。
この高校に入る前からバスケ部に
入ることは決めていました。
そしていざ部活に入ってみると、
ランニングロードや
階段メニューなどが多くあり、
ボールを触れる時間が
あまりありませんでした。
私はランが嫌いではなかったので、
早くボールを触るために
ランメニューも一生懸命取り組みました。
3年生の引退試合を観客席から応援していた時、
先輩たちの負けたくないという気持ちや
プレーを見て、自分も3年生になったら、
チーム一丸となってプレーする
チームでやっていきたいと思いました。
一つ上の代であるチーム白水になり、
私はほとんどBで、公式戦に出ている同級生や
先輩の応援や模写などをしていて、
応援の大切さや模写をしっかりするために
相手の映像をよく見て実践する難しさなどに
気づく事ができました。
そして先輩たちが引退し、
あっという間に自分たちの代になりました。
私はキャプテンに任命され、
チームをまとめる立場になりました。
キャプテンになって最初の数ヶ月は、
チームがうまくまとまらなかったり、
2年生のやらかしのせいで先生や
1年生に迷惑をかけてしまったり、
自分が思っていたような
チームのスタートを切れず、
苦しい時期が続きました。
その時、私は周りを頼らず1人で考えてしまい、
チームを止めてしまう判断を
することもありました。
しかし、前キャプテンからのアドバイスや、
チームメイトの支えもあり、
周りを頼ることを教えてもらい、
私をキャプテンとして成長させてくれました。
最初は「キャプテン」と呼ばれることに
何も意味を感じなかったけど、
今は少しだけ特別感があって
嬉しいと感じます。
私一人の力じゃここまで成長できていません。
プレーのアドバイスや
熱い言葉をかけてくれる中田さん。
疲労を溜めたり怪我をしないために
私たちにケアをしてくれた中塚さん。
常にチームのことを考え、
私たちを成長させてくれた阪川先生。
そして、毎日ご飯を作ってくれたり、
洗濯、送迎など、
私のために尽くしてくれた両親。
本当にに色々な人達の支えがあって
今の自分がいると実感します。
次の大会がチーム矢竹にとって
最後の大会です。
今まで色んなことがあったけど、
今となっては60人以上の大所帯になりました。
そんなチームのキャプテンとして
最後まで走り切りますので、
応援宜しくお願いします。
俺らならやれる。更なる高みへ。
矢竹