『歳寒松柏』 平尾
『歳寒松柏』
私がこの国士舘高校男子バスケットボール部に
入部し早2年が経ち、
高校最後の大会が始まろうとしています。
私は入部当初3番ポジションを
おこなっていましたが1年生の12月に
同期の勧めもあり5番ポジションに
移行しました。
私の身長的に一番無理なポジションであり、
試合でき活躍するためには
とても大きな試練でした。
そんな時に題名にある「歳寒松柏」という
四字熟語を知りました。
この四字熟語の意味は、
「逆境や苦難にあっても志を失わないこと」
です。この四字熟語を胸に今まで頑張ってきました。
そして、私は1年の頃から2年にかけて
チームのことを何も考えていなく
先生や先輩達、同期にたくさんの迷惑を
かけたくさん怒られてきた人でした。
それから先生から心の根本から
変わらなければいけないと教わり、
その時から今まで実行してきました。
一個上の先輩方が目標であるベスト32がけで
格上相手に惜しくも負けてしまい、
改めてベスト32へ行く難しさや
先輩方の凄さを肌で感じることができました。
それから、チーム矢竹がスタートし、
目標は先輩方がいけなかったベスト32と
定めこの代で絶対目標を達成しようと思いました。
そして、チーム矢竹の最初の試合の
2週間前の7月7日に怪我をしてしまい
それから2週間近く練習ができずに
最初の試合には出場できなく、
悔しい思いをしたのをよく覚えています。
そこから長い夏が始まりました。
1番の失敗は8支部大会後の練習試合で
1年生に試合を任せ
自分たちはサポートに回るという
選択をとってしまい、
チームメイトやスタッフに
迷惑をかけてしまいました。
それにより「前代未聞の代」と言われてしまい、
それが悔しく、改めて絶対ベスト32へ
行こうと強く思うことができました。
そして、先輩方の成績を超えることを
目指した世田谷大会では、
決勝で負けたものの目標である
2位以上を達成することができました。
それから、新人戦が始まり、
結果は目標の1個手前である
ベスト64で終わってしまいました。
それで、ベスト32を目指せる大会の
一つが終わってしまいました。
それから長い長い冬が始まり、
この冬を通して絶対に
Aチームに這いあがってやろうと思いました。
しかし、何もできずに冬が終わり
Aチームに上がることができずに
関東大会予選が始まりました。
2回戦での相手校の棄権、3回戦での会場変更
と良くも悪くも様々なことがおき、
ついにむかえた4回戦で見事勝利を
収めることができ5年ぶりに
東京都ベスト32を達成することが出来ました。
この時の達成感や喜びは一生忘れません。
毎日、朝練がある中で自分より早く起きて
お弁当などを作ってくれたり部活で
必要なものなど全面的にサポートしてくれた両親。
自分よりを私達のことを優先し、
間違った方へ行かないよう
日々向き合ってくださった阪川先生。
仕事が忙しい中、練習にきてくれて
様々なアドバイスをくださった中田さん。
怪我をしたときに早く練習へ
復帰できるように復帰前の
トレーニングなどを教えてくださった中塚さん。
忙しい中練習に来てくださり
常に応援をしてくださったOBの方々。
毎試合欠かさず試合の応援や
差し入れをしていただいた保護者の方々。
今の自分になれたのは
この方たちの支えであってこそだと思っています。
本当にありがとうございました!
最後に、これまでのたくさんのやらかしや
辛く苦しかったランニングロードでの練習や
タフネス、試合で何もできなかった時の
悔しさやベンチに入れなかった時の悔しさ
それらの経験を含めて、
自分たちはもう一度ベスト32へ行き、
それを超えベスト16を達成します!
応援よろしくお願いします!
平尾