単なる悔し涙ではない
2019/12/16 13:38
公式戦の第2戦、男子チームは1点差に泣き敗退となりました。いくつかの波が来る中で、乗り切れなかったというのが現実です。子どもたちはそれぞれに悔し涙を流しました。
1点差で負けると、あの時のシュートが、あの時の1プレーがと思いがちですが、バスケットボールはある意味でミスの連続です。
そのミスには練習不足もあるでしょうし、メンタル的な原因もあるでしょう。コーチの立場としては、負けたからこそ、反省することばかりが次々と浮かんできます。
その中での唯一の救いは、試合後のミーティングの中で、子どもたちの中から
「声を出し合ってチームの心を一つにすることができた。」
と言ってくれたことです。もし1点差で勝っていたらこのような声が出なかったかもしれません。
実は試合の前日に、チームメイト同志の問題で悩むことがあったのです。そのようなこともあり、試合前には「チームの心が一つになる」ことを目標にしたのです。
試合で流した悔し涙は、単なる悔し涙ではありませんでした。チームの心を一つにするという目標を達成することができたのです。
そして、そのことを忘れずに努力をするエネルギーを与えてくれた敗戦となりました。
(試合中足で床を踏み鳴らし、審判から注意を受けて猛省をした小島)