【男子】バスケへの決意《榊原》
バスケへの決意
僕は中学の頃、バスケットボール部の強豪校に通っていました。
自分ではこれ以上の指導者には出会わないんじゃないかなと思って
高校ではバスケを本気でするつもりがなかったのでバスケが強くなく、
家から近い場所だからと高校を選んでいました。
でもいざ入部すると先輩達はベスト16に向けて本気で練習をしていました。
自分は楽しく楽なバスケをしていると思っていたので期待外れで少し残念だと思っていました。
しかも入ったばかりの時はコートもボールも使えずバスケ部と呼べるのか怪しいほど走ってばっかりで
ずっと退部したいと思っていました。
でも、部活を退部したら後悔すると教えてくれた兄や
理不尽を超えたらこの先楽になると背中を押してくれた母がいたおかげで今まで続けることができました。
続けていくとともに伝わってくる阪川先生の熱い思いや
強いマインドを作るためにたくさんの資料をくださった中田さん。
怪我の時ケアをしてくださった中塚さんや春田さんのお陰で
ただ楽しいだけのバスケをしようとしていた最初の気持ちを切り替え、
本気でバスケと向き合おうと思えました。ありがとうございます。
2年生になって代が変わり僕は副キャプテンに就任しました。
初めてのみんなを引っ張る役で、今まで先輩達に引っ張って貰っていたので自分にできるのか、不安でした。
それでも自分にできることを探し、自分たちがキャプテンや副キャプテンにして貰ってきたことを思い出して
副キャプテンとして振る舞ってきました。
しかしそれでも一人ではどうにもできない問題がありました。
それは自分たちの人数の2倍以上の後輩を指導することでした。
一つ下の代は人数が多い上にコロナで中学の部活もまともにできていなかったため、
しっかりとした組織で部活をするのは初めてでした。
なのできちんと指導しないと組織が崩れてしまうのではないかと不安でした。
案の定、最初の頃は一人一人の危機感も薄く伝えても人任せで、2年生である僕たちが率先して行動することもありました。
そんな時、自分たちの代のみんなで協力して指導していました。
その時僕はこの代はキャプテン副キャプテン関係なく
みんなに責任感があって頼り甲斐があるなと感じることができました。
最初の頃は言っても分からない人達に腹を立てていました。
今でも言ってもやらなかったり、話聞かない者もいます。
でも今となっては一緒にバスケするのがもうそろそろ終わってしまうのが寂しいくらい可愛い後輩たちです。
そんな後輩と共に自分たちの代は東京都best32を目指して今日まで頑張ってきました。
この目標は去年、先輩達が掲げた目標でもあり、達成しきれなかった悔しさと代わりに
自分たちは絶対に32に行ってやるという決心の元、建てた目標です。
その目標に向かって汗水流したり吐いたり倒れるほど走ったり心ズタボロになるまで追い込んだりしてきました。
そして僕たちはその辛い1日1日を超えていくごとに体が強くなり、持久力が付き、
そして心が強くなり、32への希望と願望が大きくなっていきました。
この努力が無駄にならないよう今目指している32を達成して
今まで自分たちのために尽くしてくれた人や死ぬほど努力した自分自身に感謝し、
恩返しができるようにbest32を達成します。応援よろしくお願いします。
榊原
