鈴木正三杯(都大会)3回戦_vs_桜_戦
上には上がいる🏀
15日に行われた、中丸ダンクスVS桜の試合を分析してみた。
結果は22-60で3回戦敗退。
桜はスペースに顔を出し、パスを繋ぎ崩してくる。特にミドルパス、ロングパスの精度が高い。球速、角度、味方同士のコンタクトがしっかりと取れている。さらに空中の使い方(パスのタイミング)がうまい。高さのある選手が自分の役目を理解し、判断してボールをまわす。肩も相当いい。そこに対応が出来なかったことが負けた理由のひとつに上がるが、チームとしての差も明確に出た。
では、この差を埋めるにはどうするべきか?
ダンクスの良さは個人の運動能力の高さと、センス(感覚)、自由さがある、自分で考えられる環境であるところ。
ダンクスというチーム(U12)を俯瞰して見た時に、このチームはどの方向に向かうのか!?向かいたいのか!?を考える時がきたように感じる。2022年度を振り返ると、チームとしてのレベルアップ、練習試合の数。合宿、遠征などのスキルアップを見ても、強くなりたい、上手くなりたい、勝てるチームになりたいと、選手、コーチ、親もそしてOBも、感じた1年だったのではないかと。
まずは世田谷区で1番強くなるという目標がある🏀
※勝利至上主義の考え方をしっかりと理解し、コントロールして進まなければならない。
選手の前にそれぞれの性質の違った人間なので、メンタル面、身体へのリスク、将来のことを考えなければならない(ケースバイケース)。判断は選手だが、その導きは親であり、コーチなのかもしれない。
前段が長くなってしまいましたが、桜との差についてというよりは、桜戦で改めて気付けた、ダンクスのこれから「やるべきこと」「身につけること」をいくつか上げたい。
まず、試合を見て感じたこと。
自分達で難しい状況(苦しい状況)を作っている。選択肢がない状況に陥る。
ドリブルもパスも、スペースのないエリア(相手が近距離でいる場所、追い込まれた状態)で、無理な体勢で一人二人だけで、打破しようとしている。なので、相手に読まれてパスカット、ドリブルカットをされて、失点に繋がってしまう。今回の失点の多くはそこにある。
コートにはスペースがあるので、その場所に3人目4人目が顔を出して入ってこれれば、パスを回し、状況判断(プレイの選択)が出来、自分達の時間が作れる。コーナーのスペースに走って張ることは必要だが、相手がその動きに付いてきたのなら、次は、間に出来たスペースに動いて(顔を出して)チームとしてのヘルプを繰り返す。動けばスペースがあく。その空いたスペースにまた入る。その繰り返し。空いているスペースを使われることの方が相手からしたら嫌なことだ。ただバスケットボールには24秒のタイム内でシュートを打たなければならない。動きも判断にもタイムリミットがつきまとう。
プレスの強い相手の時に、スペースをうまく使えないことがダンクスの課題だ。
どの球技も、コート(ライン内、空中、空間のエリア)のスペースをどう使うか。スペースをどう攻めるか。スペースをどう守るか。スペースをどう作るか、、、の駆け引きの連続。当然、シュート、パス、ドリブル、スッテプワークなどは練習あるのみ。チームとしてどうスペースを使うのか。
ではではそういう、動き方ができるためには、何をどうすべきか!?簡単に答えが見つからないから、スポーツは面白い。でも、やるべきことはあるはずだ!
<中丸ダンクスの課題>
①身体の使い方(身体能力)
走り方、ステップワーク。
※身体の使い方を身につけ、動作の幅、身体能力の向上が必要。身体の可動域や柔軟性。反射神経。
②視野の広さ(空間認知力)。
120度の視野をどう活かすか!?
※正常値では人間の視野の広さは両目を合わせた時に120度を感知できる。気配を感じることができる。バスケは一つのボールによる団体競技(5対5の計10人)なので、バスケットコート全体を掴む。ボールと選手の位置関係(仲間もマークも)を感じることが必要。つまり、顔と身体の向きが状況に応じてどうあるべきか、どう見えているか(感じているか)で予測、対応ができる。
③切り替えるスピード。
オフェンスからディフェンス、ディフェンスからオフェンス。失敗からの切替。気持。意識。集中力。次!という切り替えるスピードは練習で意識する。
日頃からの習慣(意識)。
④ドリブルとパスの精度。
チームとして、個人としても精度を上げることが必須。ダンクスはパスの精度が課題。
※ドリブルを仕掛けるところ、勝負するところ。パスを出すタイミング。パスのスピード、角度。
練習あるのみだが、ドリブル時の身体の高さ、向きとボールの位置、スピード、パワーポジション、ハンドリング(コントロール)。緩急。利き手では無い手でのドリブルコントロール向上。
パスをしっかり投げることができるか(投げるフォーム、スピード、タイミング、強さ、角度、相手に取られない、味方が取りやすいパス。スペースに出す)
しっかりキャッチすることができるか(ボールを怖がらない。ボールを失わない手のひらの向き。ボールの吸収の仕方。落下地点の予測)
⑤シュートの精度。
練習あるのみ。身体の強さ。勝負する勇気(自分で行く!)左右のレイアップ(右手、左手どちらでも決める)
※基本を大切に。その先に、カッコイイシュートがある!
⑥DFの意識。
リングを守ることが最優先。
※ボールがある位置とリングのライン上に入れば、シュートを遅らせるこができる。しっかりとしたスッテップワークを身につけ、最後の一歩まで諦めない気持ち。しつこく。コースに入って防ぐ。ファールを恐れない。
⑦リバウンドの意識とポジショニング。
リバウンドを制するものはバスケを制する!リバウンドの重要性を理解しなければならない。ボールへの予測と高い位置でボールに触る身体の使い方。空間認知力と身体の動きの(空中にあるボールをどう捉えるか!?ポジショニング、ジャンプ、動作)
※手を伸ばした最高置でボールに触ることが理想だが、手が伸びずに、胸や顔の位置でボールをキャッチしがちなので、ハイボールの処理の仕方、キャッチの仕方を練習する必要がある。
⑧声を出すこと。
声がチームの武器になる。
※相手へのプレッシャーにもなるが、味方への気付きになる!ベンチからの声も重要(状況が把握できる)プラスの声の大切さ。
ざっと、思いつくことを書いてみましたが、いくらでもやるべきことはありますね💦
私も、文章を書きながら、、、頭で描いたこと(イメージ)を書いたり、口にすることは簡単でも、これを明確に、どう選手に伝え、理解してもらうかはコーチも親も課題だなと思いながら、感じながら書いてます笑。
小学生(それぞれ)にどう伝えるか?インプットさせる方法も考える必要がありますね。今できなくとも、将来的にプレイとして、アウトプットできればいいなと思います。
ダンクスは、話し合える環境にあるので、それぞれが意見や考え方を交えながら、課題を乗り越えていける気がします。
桜も4回戦は敗退したようです。上には上がいる。これが目標にもなるので、その目標に向かってチーム一丸となって突っ走りましょう⛹️♂️⛹️♀️⛹️
それではまた、アデュ〜👋