東京都のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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先輩がウインターカップ決勝に!

2022/01/05 00:57
  

中学3年生のキャプテンだった教え子から年賀状が届きました。

「ウインターカップの決勝で帝京長岡ベンチに先輩がいました!何だか見ててうれしかったです!」

 

高校バスケットの全国大会であるウインターカップが12月末に行われました。男子決勝は福岡大学附属大濠高等学校vs帝京長岡高等学校の対戦で、59対56の僅差で大濠高等学校が全国の頂点に立ちました。
惜しくも敗れた帝京長岡高等学校の16番を付けていた選手は、間違いなく桜町Wings の卒業生です。まだ2年生ですので試合には出場しませんでしたが、準優勝のメダルを首にかけ悔し涙を流していました。

私も恥ずかしながら教え子からもらった年賀状で初めて知った次第です。新潟県の高校に進んだことは知っていましたが、まさかウインターカップの決勝戦のベンチに座っているとは、驚きと共にうれしさが込み上げてきます。

 

彼とは懐かしい思い出がたくさんあります。2016年のブログに「秘密のサイン」というのがあります。試合中に思うようなプレーができないとつい感情的になってしまうことがあります。そこで、「平常心」という秘密のサインを作り、試合中にお互い目を合わせて秘密のサインを送っていました。どんなサインかって?それは秘密です。

また、彼はすぐ相手チームの選手と仲良くなるという特技を持っています。マンツーマンで相手チームのセンターをマークするのですが、すぐ友達になってしまうのです。それがバスケットとしていいかどうかは別にして、「友情・ほほえみ・フェアープレー」というミニバスケットの精神そのものの心を持っていました。

 

ミニバスケットチームを卒業してから強豪チームに進むまで、彼なりに様々な壁を乗り越えて、想像を超えた努力をしたに違いありません。私はそのことに感動します。私はバスケットボールとしては大したことは教えられなかったと思いますが、バスケットが大好きだった彼が、全国大会で悔し涙を流すまでに成長してくれました。

ミニバスケットを指導する時、ミニバスケットを全ての目標にする人もいるかもしれませんが、やはり、将来の子どもたちの成長を願い指導することの大切さを思い知らされました。

その成長はもちろんバスケットボールに限ったことではありません。

(子どもたちからいつも励まされている小島)

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