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【女子】「最後の大会に向けた想い」 ≪虫賀≫

2020/09/18 21:36
  

『最後の大会に向けた想い』

 

高校でのバスケ生活が始まって、2年以上が経ちました。

そしてついに私たちの引退のかかった試合が始まりました。

 

私は1年生から試合に出て、先輩たちの戦っている姿を目の前で見てきました。

たくさんの先輩たちと様々な経験をさせてもらってきました。

そして先輩たちは目標にしていた「東京都ベスト32」を達成して引退していきました。

 

私たちの代になり、私は新チームのキャプテンを務めることになりました。

目標は先輩たちと同じ「東京都ベスト32」にしました。先輩たちが目標を達成し、

次は私たちも目標達成できるように頑張ろうと少し焦りがある中、新チームが始まりました。

 

私はキャプテンとしてなかなかリーダーシップを発揮してチームをまとめることができず、

毎日のように怒られ、チームにたくさん迷惑をかけ、後輩と私たちに亀裂が入るところまでいってしまった時もありました。

そして個人でも怪我で何度も苦しめられ、何度も「やめたい」「なんで私が、、」と思うことがありました。

しかし同学年や周りの人の支えや後輩と本音でぶつかりあえたことなどがあり、今までやってくることができました。

 

新人戦の前には「今のままでは絶対に勝てない」と言われ続けました。

本番ではチームが一つになり、必死にボールを追いかけゴールに向かい勝つことができました。

しかし、ベスト32がけの試合で負けてしまいました。

 

この悔しさを糧に関東予選では絶対にベスト32に入ろうと練習をやってきました。

そんな時に新型コロナが流行し始め、部活ができず練習のできない日々が続きました。

その中でも大会があることを信じて個人個人でトレーニングを続けました。しかしその願いは叶いませんでした。

関東予選だけでなくインハイ予選までなくなり、不完全燃焼で引退を突き付けられました。

どん底に突き落とされ「これで終わりか」と諦めかけていた時に3年生のための大会の開催が決まりました。

半年というブランクを抱え不安に感じながらも大会1か月前から練習を再開しました。

筋力に体力などが落ちていて、なかなか思うようなプレーはできませんでした。

 

しかし、後輩やスタッフの方々の支えのおかげで練習を頑張ってこれました。

この1か月だけでも多くの問題とぶつかり、時には後輩たちに本音でぶつかったときもありましたが

勝つためにチームみんな必死に頑張ってくれました。そして最後の大会が始まりました。

 

高校生活のすべてをこのバスケットボールに捧げてきました。

これだけ1つのことに必死に悩み、考えることはこれからの人生でなかなかないと思います。

バスケの戦術技術はもちろんのこと、ひとりの人間としても成長させてくださった新井先生、

どんな怪我をしても私たちと向き合ってくれたトレーナーの上松さん、

常に私たちのそばで優しく時には厳しく指導してくださったコーチのちよさん、

忙しい中でも私たちのことを気にかけ練習に来てくださったり相談にのってくださった阪川先生、

そしてたくさんの先輩方、後輩たち、バスケ部関係者、保護者の方々、

そしてどんな時も私の1番近くで支えてくれた両親。たくさんの人に感謝の気持ちを伝えたいと思います。

最後の最後まで諦めず、国士舘らしく力強いプレーをして最後には全員が笑顔で終われるようにし、

無観客試合の分、結果でたくさんの人に恩返しをしたいと思います。

 

最後まで全力で戦います。応援のほどよろしくお願いします。

 

3年 虫賀

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