東京都のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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きつい練習にビビる!!は間違いではない

2019/11/13 10:42
  

おはようございます。

ブログ記事にあげる題材について考えてみましたが、やっぱり大人も子どもも楽しめる内容にしたいと思うし、この記事を見て、悩みを抱えている選手が「あっ、指導者ってこんなこと考えているんだ。」と思ってくれるのが一番有益なんだと思います。

なるべく毎朝1時間くらいで1つ記事を書ければいいなぁって思います。

だから選手の皆さんは記事をチームでシェアしてview数あげて下さいね。モチベーションになります。

 

 

さて、
きつい練習にビビる!!
なんてことよくあると思います。

明日もきつい練習、明後日も、明々後日も・・・
ランメニューやりたくないなぁ・・・

先生・・・怖いなぁ・・・

 

そんな選手もいるかと思います。

 

そんな選手たちにアドバイスができればいいですね!

以前別の角度からきつい練習の捉え方を書いていますので、そちらもご覧ください!

note.mu


https://note.mu/basketball_kids/n/n388b3e8cbc92

 

 

 

1流とそれ以外で何が違う?「練習の捉え方」

あまり好きな表現ではないのですが、1流と言われるアスリートは当然ですが練習が大好きだと思います。

ただし、きつい練習にビビらないかと言えば必ずしもそうではないのです。

どの競技のトップアスリートだって、1度は逃げ出した経験があると思います。
逃げ出していなくても心の中で逃げ出したいと思うことは当然のことです。
ここに対して「心が弱い」で片付けてしまうのはただの精神論で、昭和から何も進歩していません。

そんな指導であるならば、きっと戦争に行って強くなって帰ってこいとでも言われるでしょう。(笑)

 

1流とそうでないアスリートの違いとして「練習の捉え方」には大きな差があります。

自らを追い込んで成長するために必要な材料として、その「機会」「環境」「準備」を大切にしています。

 

努力の才能に長けているとか、勤勉性がある(真面目)とか、そういうように見えるかもしれないですが、トップアスリートだってビビっているんです。
何にビビっているかというと、練習から逃げた先の自分の姿にビビっているんです。

 

だからこそ、先ほどの3点である「機会」「環境」「準備」を誰よりも大切にするんですよね。

 

アスリートにとって練習はhave toではありますが、それをwant toに変えることがメンタル面で大切なことなのです。

 

want toつまり義務から欲求に変えることで、きつくて逃げたい練習も捉え方が変わってきます。
やらされる練習の効率はとても低いので、なるべく自分の中に落とし込んで取り組んでいきたいですね。

 

心理学者のウィリアム・ジェームズがこう言います。

苦しいから逃げるのではい。逃げるから苦しいのだ。 

 

 

 

1流とそれ以外で何が違う?「しんどい時に決まる自力」

次はビビった先になる考え方について少し書きます。

実際の経験談で書いてみると、

とてもきつい時期のハードなトレーニング。連日で行う強化メニューの日々。
その日の練習を終えるともう次の日の練習のことで頭がいっぱい。
食欲も落ちてきてなかなか気が乗らないし、授業にも勉強にも精がでない。

 

人によってはそんな経験をしたことがあると思います。
やはり、これは1流とは言えないですよね。

 

 私はこの状態「負け練習」と思います。
練習に負けているし、自分に負けているし、この積み重ねでは試合にも負けます。

 

バスケットボールは特に瞬間の勝負の連続ですよね。日常から勝ち続ける経験を積み上げなさいと私は言っています。

 

野球の大谷翔平も言っていました。

「辛い時に逃げださず、踏ん張れるのが1流なんだ。」

 

逃げるのは一瞬、戦わないのも一瞬。
でも、その負けは一生ついて回る『逃げ癖』となってしまうのだ。

 

 

とてもきついことを書きましたが、
だからって・・・と思うそこのあなた。

 

 

大丈夫です。あなただけではないのです。
最初にも書きましたが、トップ選手だって逃げ出したいと思うことは当然です。

 

だから、『準備』をするのです。

 

 

 

1流とそれ以外で何が違う?「準備の話」

 

やはり1流選手とそうでない選手はその練習までのプロセスが違いますね。

身体面と精神面のケアについてそれぞれ書いてみます。

 

身体面

・痛いところを無くす工夫
・いいパフォーマンスを保つ食事
・集中力やメンタルの健康にも質の良い睡眠

まずは体の不安要素を取り除く工夫をしていくわけです。
逃げたいと思う時に逃げる口実を無くしていくための工夫ともいえるでしょう。

 

 

確かに、怪我をしていると逃げる口実ができてしまいますよね。
「痛いのだから〜」誰もが納得の理由です。

でも1流を目指すのであれば、その先に自分が不安になっていくのが分かります。
そこで戦える体づくりが必要です。

 

 

精神面

精神面が一番大切だと思います。
きつい練習をポジティブに捉えていくことはもちろんですが、
なんだって良いんです。前向きに、「負け練習」でなければ。

私の高校時代の同期のスーパーピュアシューターのT君の話をします。
毎試合の3p成功率はものすごく高い(4/5、5/6など)ピュアシューターの彼は、プレータイムこそ試合の半分くらいで、身体能力も高くなく、本当にシュートだけの男でした。

彼はスターターでしたが、誰よりもメンタルが弱かったです。
自信もなかった。

バケモノみたいな確率でシュートを決める彼は私の中でもライバルでした。(当時、シュートが苦手だったので)
試合で見せるドヤ顔(シュート決めた後の顔)は、対戦相手は嫌だっただろう・・・。

でも、チームメイトは誰よりも知ってました。
「シュートが入らなければ使ってもらえない。」
彼はそんなプレッシャーと戦っていました。

 

私は毎試合25〜35点はとる選手でした。
3pの数も彼と同じくらいかそれ以上。でも、分母が違いました。

精度だけは負けない。

 

彼のアイデンティティーでした。
プライドです。

 

彼が彼をチームの中で1流で居させたのは、
彼自身がもつ心の弱さだったんだなと側にいていつも感じていました。

 

彼がよく言っていたのは、

 

どんなにきついランメニューも、練習も、トレーニングも、シュート確率が落ちること(試合に出れないこと)と比べたら怖くない。

 

「そう言えるくらい練習しろ」とBチームの選手によく言っていました。

 

きつい練習に臨む上で作る気持ちの部分は人それぞれでいいと思います。
私はそもそもあまり逃げたいと思ったことはないのですが、
きついのは早く終わらせちゃおうと思うタイプでした。

どうせ明日も同じことやるんだからギャーギャー言わず黙々と・・・
というタイプでしたね。

 

でも、根本には強くなるために組んでくれているメニューなんだから、
うだうだ言わないで指導者を信じてやれよ!
ってチームメイトには言ってました。(笑)

 

気持ちの準備・・・
色々なアスリートを参考にしていいと思うんです。


結局は「好き」に勝るものはないと思います。

 

 

 

まとめ

さて、ここまで読んでみていかがでしょうか?
しんどい時、練習に向き合えない時、あなただったらどうしますか?

 

あなたがとる行動は周囲に影響をもたらします。
チーム競技であるバスケットボール選手であるならば、どんな行動をとるべきでしょうか?

 

その背中はみんなが見ていますよ!

 

 

最後に、
きつい練習にビビることは悪いことではないこととその練習への向き合い方で体の準備と心の準備が必要だよということを忘れないでください。

 

「勝つ意欲は」は大して重要ではない。

そんなものは誰もが持ち合わせている。

重要なのは、勝つために準備する意欲である。

ボビー・ナイト(バスケットボールコーチ)

 

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