一生心に残る試合でした
令和2年10月25日
凄い試合でした。
最初に言います。凄い試合でした。
中部大会 決勝トーナメント1日目。
中部8強が出揃い、順位決めトーナメントとなる。
1敗でもしたら、5位以下となる。
今日は1試合のみ。VS有度一。
コロナの影響で、一度も対戦がなく、試合観戦もしたことがなく、どんなチームなのかも情報が入ってこない。未知のチームとの対戦でした。
気持ちをひとつに 「絶対勝つ!」
1クオーター 立ち上がりは悪くなかったけれども、12-12で終えます。
2クオーター 26-28。2点ビハインドで前半折り返し。
有度一さん、とにかく得点力があり、シュートをしたら外さない
「ボールを持たせるな!!」とコーチからのゲキが飛びます。
後半。後半はすぐに取り返すと信じて疑わなかった。
横内には頼りになるメンバーがいる。
しかし3クオーターで、さらに2点、差が開く。35-39。
取り返しても取り返しても、あっという間に得点力の高い有度一さんがまた入れてくる。
4クオーター。一度は12点差がつく場面も。
「もしかしたら負けてしまうかも」と頭をよぎる。
「我慢だぞ!!今だぞ!!」 今、がんばるんだ!!
ラスト1分。45-48の3点ビハインド。
横内ファールで、有度一のフリースローから始まる。
フリースローきっちり2点入れられて5点差。
横内ボールになり、2点返す。残り40秒。依然3点ビハインド。
有度一ボールから始まり、ボールキープ体制になる。横内はボール奪取に必死。
有度一、シュート。外す。ボールアウトして有度一ボール、エンドラインから。
有度一、再びボールキープ体制。横内ボール奪取に再び挑戦、有度一ファールにて横内ボールに。おそらくのこり20秒。
横内のシュート!決める。ディフェンスファール!
バスケットカウント、ワンスロー。
1点負けているという状況、残り少ない試合時間、というプレッシャーの中。
フリースロー、決める。50-50 同点!!
しかし有度一ボールスタートだ。
これを即座にスティール。横内シュート!決める!!2点リード。
再度、有度一ボールスタート。
これを即座にスティール。横内シュート!決める!しかもディフェンスファール。
バスケットカウントをもらう。
きっちり決める。3点プレイ。5点リード。55-50。私の悲鳴が止まらない。
有度一ボールスタート。残りおそらく7~8秒。
「ノーファール!!」という声が響く。横内5ファールでファールは命取りになる。
ノーファールできっちり守れば勝利確定。
しかしここでも果敢にスティール。横内シュート。決める!
57-50。7点差になる。
(このへんから私の悲鳴もおさまる)
有度一ボール。
のこり2秒でロングシュートを放つも入らず。ホイッスル。試合終了。
何が起こったのか、頭がついていかないほどの展開で、あっという間の勝利。
横内父兄、狂喜して2階からスマホ落とす(無事でした)
ラスト1分の時点で、ラスト20秒の時点で、だれが勝利を信じていただろう。
わからない。
正直「負けるかもしれない」と誰もが思ったと思う。
「いけるよー!流れ来てるよ!!」という私の声がビデオに残っているが、あれは正直本音ではなかった。
でも選手たちは諦めていなかったし、自分たちを信じていた。
バスケットの神様が、見ていてくれたね。
今日の勝利。おめでとう。
追記
今日の試合前。
父兄が作ってくれた「俺たち強いぜ動画」(成功シーンばかり集めた動画)と、
「俺たち頑張ってきたぜ動画」(コロナ禍でも自主練をがんばってきた動画)を見る。
士気を上げるためだぜ!!
今日の試合後。
気持ちの高ぶりが収まらないような、ほっとしたような、
なんともいえない横内BOYSたち。
試合後、監督のお話を聞く横内BOYS
今日の経験は、県大会への自信につながる経験。
君たちの、将来壁にぶつかったとき(バスケに限らず)、力をくれる経験だと思う。
そして、感動をありがとう。
君たちのお父さん、お母さんでよかった。
まだ早いか!!県大会に向けて頑張ろう!!